41…青 過去 木
冷静に整理しよう。
オレの能力で今使えるのは炎と硬化のみ
相手の4m以内に入ったらほぼ即死…
うーんクソゲー
とりあえず相手をなだめるか
「ま、まぁ怒るなって、その件はオレたちが全面的に悪かったから」
「せめてお前は死ね」
相手はこちらに向かって走ってくる。
相手のスキルが発動した。機械音のような音が聞こえてくる
「『½』発動、速度2倍になります」
「追いつかれる…『硬化』」腕に刀が当たる。硬化しているとはいえ相手のレベルが高すぎて普通に斬れる、骨が少し見えてる…
「痛てぇ…」今2分ぐらいか…あと8分無理だ…
どうするどうやって時間を稼ぐ?漫画とかで敵と戦う時のことを考えろ。閃いた!過去編だ
「青木!お前の過去を教えてくれ!」
「?え、やだ?」再び斬りかかってくるが紙一重で避けた
「そこをなんとか、クランを結成した理由とかでもいいしさ」
「だまれぇー」斬りかかってくる。過去編て無理?逃げるか、いや逃げれない
「お前の目的はなんなんだ」
青木の過去
小学生ぐらいの時はクラスでそれなり仲がいいやつがいた。
毎日一緒に遊んだり、歩道橋の上から石を落とすとかいう犯罪スレスレの遊びもしてたな…
そんな関係が終わったのは中学に入ってからだ。
小学生の時に馬鹿やってたやつも中学に入ると全員が勉強勉強、今じゃなくて未来を見すえて行動し始める。
俺が遊びに誘っても前のように乗り気ではなかった。次第に俺も誘うことをやめ会話をすることはほぼなくなった。
ただ最下層にいるのは俺だけではない、夜にふらついてれば俺と同じようなやつは何人もいる。
そいつらとつるむようになった、楽しかった無免許で盗んだバイクで爆走し笑いあった。
その後少年院にも入った。犯罪しすぎて何でパクられたか覚えてはいない。
少年院は今まで以上に面白い奴がいた。どんなことでもできる連中、つまり人を殺した奴らだ。
そいつらは口を揃えて言った「後悔はないと」人を殺して後悔がない?そんなわけないだろ。でもそいつらは迷いのない面をしていた。
俺がつるむべき人間はこいつらだと確信した。しかしそいつらに受け入れては貰えなかった。なぜだ?
出所してから俺と一緒に捕まったやつらにあった。
そしたら口を揃えて「もう悪いことはしない」だそうだ。親を悲しませたくない?将来が心配?結局こいつらも最初に離れていったやつと同じなんだ。みんな最後にはリアリストぶる、絶対にこいつらみたいにはなりたくないと思った。
どうすればそんな風にならなくてすむかどうすればあの殺人者たちのようになれるか考えていると超能力が使えるようになっていた、
俺が最初に貰った超能力者は『ギフト付与』『刀使い』確信したよ、神が俺に何を求めているのか。
俺を受け入れなかったアイツらが俺に何を求めていたのか。
そして超能力を貰ったその日確か2月の下旬ぐらいかな、中学生にもかかわらず高校からでてきた小学生の時の友達を刀できった。
生暖かい液体が全身にかかった時に勃起し周りの悲鳴で射精したっけ?
すぐに捕まると思った。その前にここにいるやつを斬ろうかとも思ったが中学の時のお友達にも会いに行こうと考えた。幸い家を知っていたので一軒一軒周り全員殺した。家に帰って寝た、起きた時には捕まるし最後のベットだななんて考えてたな。だが俺は捕まらなかったしニュースにもならなかった。気になって中学校に行ってみると俺が殺したやつの変わりみたいなのが存在していた。
気味が悪かった。
だがおかげでひとつの仮説にたどり着けた。何人殺しても平気なんじゃねって仮説だ。
とりあえずクラスメイト全員殺した。
途中乱入してきた教師も殺したっけ?しばらくして疲れたから帰って寝た。
ただまだ警察に捕まらないもう一度学校に行くとまた全員の代わりのような人間がいた。気色悪いからそいつらを毎日皆殺しにすることを日課にしてたな。
ただ人を殺してても飽きはくるもっと面白いことをしたいと考えた。そんな中、少年院であった人を殺したことがあるやつに再開した。
そいつに俺が毎日何をしているか説明すると興味を持った。そして初めてギフト付与を使った。楽しかった自分は孤独だと思っていたが、世界は広い!同じ感性の人間はごまんといる。こんなヤツらを集めようと思った。人を殺しまくれる人間を。
そいつのツテで何人かにギフトを付与した。しかし何人かは人格が疲弊していっていた。そいつらを見て俺は可哀想だと思った。だから殺した。
この時確か最初にギフトをあげたやつも殺したっけ?この時には何人も超能力者を殺していたので俺自身はそれなりのレベルだった。
ただ周りがついて来れない、だから周りにはある程度のノルマをだすようにした。それを達成できなかったやつは仲の良さ関係なく全員殺した。
ただ愛着がない訳では無い、お前らだってお気に入りの道具を壊されたらムカつくだろ?それと同じでミナトってやつに俺の道具を殺されたのは許せない。
だからあいつの周りからゆっくりと皆殺しにしていく。俺にも優しい部分がひとつ合ったな。それはあの世でちゃんと合わせてやるところだな。生まれ変わっても定期的に殺しに行ってやるからな




