35…約 殺人 束
佐藤の家を出てルカとルナがいる落合家に行く
ちょうど学校帰りの片方がいた
「ルナちゃん!」よくミナトはどっちがどっちか分かるな
「ミナトさん、植野さん…」暗い顔をしている
「少し話せるか?」
「家はちょっと無理なので近くの公園でいいですか」了承し公園に行く
「ルカさんは一緒じゃないの?」
「…ルカは今怖がって家に引きこもっているんです。」
「そう、まぁあんなことがあったらね。あなたは平気なの」
「平気ではありませんが、双子とは言えお姉ちゃんです。妹の不安を減らすためにも私はいつも通り生活します」
「立派ね。あなた達に話したいことがあるのルカちゃん連れてこなくてもいいからあなたには来て欲しい。明日、七竹公園に来て欲しい」
「はい、私は大丈夫です。それと…」
「分かってるわ。私が殺っとくから安心して帰ってね」
このあと少し話してから別れ帰路に着く
「途中からオレ空気で言うタイミングなかったんだけど公園てオレも行くの?」
「当たり前じゃない。頭悪いの?」
一言もそんなこと聞いてねぇーぞ。ホウレンソウできないのかよこいつは
「佐藤とルカルナ以外誰か誘ったんか?」
「普通に考えたらわかるでしょ。あと佐々木さんとゼンよ」佐々木はともかくニコも来るのかよ。ということはあの件だろうな。
「そんなことより気づいてる?」
「何に?」髪でも切ったんか?それとも身長伸びたとか?
「はぁ、つけられてるのよ。だけどかなりの雑魚ね。ルナちゃんについてってたみたいだけどあなたの方がレベル的においしいのね。」
「昨日の件があるからな…またデスゲームなんかに巻き込まれたらごめんだぜ。」走って逃げだそうとするがミナトに首根っこを掴まれた。
「今回の相手はあなた一人でやって見なさい。」
「でも、相手が出てきた訳でもないのにさ」
「なにか相手に気づいてるアピールしてみなさい。たぶん出てくるわよ」
ゴホン
「出てきなさいそこにいるんでしょ。」よし!これでむっしっしって言いながらでてくるはずだ。
しーん
「早くしろよ、こっちはいつでもいいんだよ」相手が何もアクションを立てないことに苛立ち声を上げると物陰から1人でてきた。
「よく気づいたな。」坊主でさっきまで刑務所いたやろと言いたくなるようなボーダーの服を着ている
「なんか強そうじゃね?ミナト先輩頼みます。」
ん?
ミナトいないじゃん。まずいアイツどこ行きやがった。とりあえず鑑定
名前⋯藤本 仁 (フジモト ジン) Lv3
通称⋯307
身長⋯178cm
体重⋯80kg
性格⋯短期、非道
性癖⋯陵辱
趣味⋯筋トレ
悩み⋯刑期が終わったのにパシられてる
ギフト⋯「小刀使い」Lv2 「鑑定」「隠蔽」「水」「火」(解析、付与可能)
通称307って確定やん。
小刀使いを解析、刃渡り15cm以下のナイフなら体の一部のように使えると
自分にギフト付与
能力up。全能力がレベルプラス1。かなりの当たりだな。
色々考えていると相手がドスのようなものを持って襲ってくる。
「やばいやばい『硬化』」
硬化を使うと相手のドスがオレに触れた瞬間折れた。
折れた刃先を拾うが本物だ。
「まじ?」
「てめぇ、よくもオレの相棒を」そう叫びながら刃先が折れたナイフで襲いかかってくる。
しかしオレにはダメージが入らない。
「これでも喰らえ『炎』」そう叫ぶとかなりの威力の炎がでて杉本に当たり体が燃えている。オレの今のレベルだと即死させられず苦しめてしまうらしい
しばらくしてから杉本は倒れた、
「お疲れ様」ミナトがでてくる。
「お前どこ行ってたねん、今死んでたらシャレにならなかったからな」
「生きてるじゃない?私はあいつのもう1人の仲間を倒してきてたのよ」
「そうか」
「随分とあっさりしてるのね。初めて人を殺したのに」
「今まで間接的にたくさんの人を殺したんだ。それで直接殺せないなんてことはないだろ」
「そう、そんなことよりあなたさっきの戦いは何?」
「なんかダメなとこあったのかよ?」
「鏡に向かって鑑定とか言ってる時点で薄々察してたけど能力名を口に出さなくても使えるわよ。ただMAX時よりかは少し効果が弱くなるけど」
「!?…どうやって」
「使いたい人物や使い方を考えればいいだけよ」
「ほえー」




