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34…勝 再会 者


レベルが上がっている?


自分を鑑定してみるとレベルが5になっていた。


「矢吹が先輩を殺した時にオレらにも経験値が入ったのか」


「そうよ、あなた絶対分からないと思ってたわ」

舐めんな、ゲームラノベは履修済みじゃ


ん?「鑑定」Lv2、「隠蔽」Lv2、「火」


「ミナト、3個でてきたんだけどこれなに」


「その中から欲しい能力をひとつ選ぶの、4回それが表示されるわ」


なるほど1レベ上がるごとに3択から選ぶと

うーん、火ってニコが使ってたやつかな。かっこいいしこれにするか。


「うわ、火を選ぶの初心者あるあるね。使ってみなさい」


火を使ってみるとライターぐらいの火がでた。


「…」

「福澤やゼンが使ってるのは火じゃなくて炎よ。まぁ火を10レベまで上げたら炎に進化するから長い目で見なさい」


「鑑定」Lv2 、「解析」、「水」

水はハズレ確定だな

「解析ってなんだ?」


「鑑定で見た能力の詳細がわかるわ。」

なるほど、2つ目は解析を選んだ


「隠蔽」Lv2、「硬化」、「電」

硬化だな、そこそこ当たりな気がする


「鑑定」Lv10、「隠蔽」Lv10、「炎」

なんか今回だけえぐくね、


「ミナトー、今から言う3つの中でどれがおすすめ?」オレが3つを言うと少し悩んでから答える


「炎はどうかしら、さっき硬化を取ったから守りと攻撃が少しはマシになるわ」



「ギフト付与」 「硬化」「炎」「鑑定」「解析」「隠蔽」

少しはマシになったな。

「炎になるとどれくらいの威力がでるんだ?」


「普通の人間を殺せるぐらいかしら」

使い所は気をつけよう…


「そういえば佐々木が転校してきたのはお前の仕業か?」


「そうよ、彼女が来ていた制服から学校を割り出して昨日のうちに家にお邪魔したのよ」

怖いし仕事早いな。


「佐藤とか清水さんは?」


「佐藤は多分もう少しで会えるわ、ルカちゃん達は多分南中だと思うから今日会いに行くわ。清水は死んでるし、矢吹はジャグラーに戻った、残りの風神(カサカミ)はどこで何してるか不明だし先生と同じで忘れてるんじゃない」


「清水さん死んでるの!?」


「佐々木さんがネクロマンサーって言ってたでしょ」


「ネクロマンサーって回復能力じゃないのかよ」


「死体を操る能力よ」

じゃあ佐藤に使おうとしてた時ニコニコしてたのエグイな


「そういえば佐藤は元気なのか?」


「えぇ、多分あのゲームが終わった時点で生きてた人は全員傷が完治してるわ。矢吹を見ればわかるでしょ」

たしかに…ということは


「福澤って死んだよな…」


「……佐藤は部屋にひきこもってるらしいから今日会いに行きましょ」

あからさまに話をそらされたな。もしかしたら生きてるってことか


まぁもう授業も始まるし教室に戻るか


一通り授業が終わり放課後が来た。

「佐々木、この学校はどうだ?」ビクッとしてから答える

「い、いじめとかなさそうだしいい学校だと思います」


「それは良かった。今から佐藤とかルカルナに会いに行くけどお前は来るか?」


「い、いえ、今日は引越しの作業があるので」


「そうか、じゃあまた明日」


「ツバサ、いつから佐々木と知り合いなんだ?」

リュウが話しかけてくる。


「昨日、少しね」


「最近のツバサはミナトとか佐々木とか女子と喋ってばっかで俺とかユウタと遊ばなくなったよな。」


ユウタだっけ?ユウキだった気もするがもうあいつはどうでもいい


「悪ぃって今度カラオケ行こうぜ」


「おう、約束だぞ」

約束はしたがしばらくは命を狙われそうだから遊べないな…


「もういいかしら、時間ないから行くわよ」


へいへいと答えついて行く

「なぁ、佐藤をどうやって見つけたんだ」


「ネットの掲示板に昨日のことがまるまる書かれていたの。そこでミナトよ分かる?って書いたら食いついてきたって訳。」


「なるほど佐藤クオリティだな」


家に着くと佐藤のお母さんらしい人がでてきてユウヤさんに会いたいと伝えたら驚きながらも家に入れてくれた。


「佐藤の部屋に入ると横になりながらゲームをしていた。」


「2人とも無事で何よりンゴ、ワイにあの後のことを教えてクレメンス」

佐藤が倒れてからのことを話す


「なるほど、矢吹殿が死にかけたら中断するようになっていたンゴかねぇー」


「先輩なりの矢吹への懺悔だろうな…」


少し沈黙が起こる

「これからルカルナの所行く予定なんだが佐藤も来るか?」


「今日はいいンゴ、また明日ンゴー」

また明日?まぁとりあえずルカルナのところに行くか

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