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32…作 雑 戦


「ミナト、お前はバリアを壊せないのか?」


「全力でやれば壊せるけど多分別の部屋にいる先生たち含めてみんな死ぬわよ」


「おい、ちょうどいいのは無いのかよ…」


「ないわ、そんなことよりツバサくんは1度戻って清水さんを連れてきて」


清水?あぁなるほど時止の能力の間はバリアが発動しないのか。


「でもあの様子じゃ無理じゃないか」


「連れてきてくれればあとはこっちでどうにかするわ」


「分かった。ついでに佐藤あっち置いてくるわ」分かったわと頷くと同時に福澤の元へ戻って行った。


佐藤を引きずりながら最初の部屋に戻ると先生と雷神が呑気に腕ずもうをしていた、


「先生何してんすか…そんなことより清水さんは?」


「おう、君から見て右後ろにいるよ。私は今手が離せないからあとは1人で頑張ってくれ」


「は、はい」遊んでいるのを見てこいつらガチでぶっ殺してやりたいという気持ちになったが今は清水だ。


「清水さん!少し来てください。あなたがいないと勝てないんです。」俯きながら体育座りをしている。


5秒ほどたってから返事が返ってくる。


「もう誰も死ぬところは見たくない…1人にしてくれ…」


「悪いけど無理だ。清水さんが来てくれないとオレたちは全員死んじゃう」


「君たちは強いよ。僕が保証する」


「清水さんも強いから来てくれ早く、こうしている間にもあいつらは命懸けなんだよ」


「僕は無理だ…」

ここまで説得して無理ならもう無理か?いや待て今1番言われたい言葉は分からないが1番言われたくない言葉ならわかるぞ。どうせ来ないなら言いたい放題言ってから戻ってやる


「清水さんは他人が死ぬのなんてどうでもいいんでしょ?ただ自分のせいで死んで、その人のことを背負って生きることが辛いだけでしょ?」


「違う…僕は…殺してない…」


「誰も清水さんが殺したなんて言ってないよ?罪悪感を感じたくないから戦わないとかオレたちにも死んだ人にも失礼だからな」


「僕はもういいんだ。卑怯とでも臆病者とでも呼んでくれ」


「また、お前のせいでたくさんの人が死ぬな。この人殺し」


「うわぁぁぁぁぁぁぁ」

清水は叫び泣き出した。少し言いすぎた気もするが振り返らずに再び戦場に戻った。


「ツバサくん、清水さん連れてきた?」


「…、無理だった。」


「約立たずね。連れてくるだけも出来ないなんて」


連れてくるのが難しいのよ。あそこまで落ち込んでる人を


「とりあえず、なんか作戦を考えてみる」

そんなことを言っていると後ろの扉が開く。入ってきたのは清水だ。なんかわからんけど来てくれた。


「ツバサくん、でかしたわね」

「清水さ…」言い終わる前に斬撃が飛んでくる。その斬撃は清水にあたりおそらく即死した。


「え?………清水さん、清水さん」


「佐々木さんお願い」ミナトがそう叫ぶと佐々木が何か能力を使い始めた。少しすると清水は起き上がった。回復系の能力か!


「よくやった。佐々木!これなんて能力だ?」


死者の姫(ネクロマンサー)です。」


「ネクロマンサーか中々尖った名前だな。これ終わったら佐藤にも使ってやってくれ」


「はい!チャンスがあればぜひ使います!」


「清水さん、期待してますよ」


「…」返事が返ってこない。さっきので怒ってるのかな。


「まだ会話とかできないんですよ」佐々木が答えてくれた。口の筋肉とかが弱いのかな?



「よしじゃあ。清水さんが止めてる0.3秒の間に総攻撃を仕掛ける。タイミングは佐々木が伝えてくれ。」


「わかりました。3.2.1で攻撃をお願いします」


ミナトはおそらく斬撃

矢吹はパンチ

ルナは大砲だ。時間を止めるならおそらくバリアはその間発動しないだろう、


「行きますよ。武器を構えてくださいよ。3.2.1」時が一瞬止まる。防衛は消えた。1の時点で大砲は既に撃たれていたためちょうど着弾した。更にミナトの斬撃も当たった。(矢吹は大砲が飛んできたため逃げました)


「これはさすがにやったか?」

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