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廃坑のダンジョン  作者: 氷狼
6/14

6話

読み難いかもしれませんがお願いします。

誤字脱字はお知らせ下さい。


さてダンジョンの強化だが、取り敢えずリドルの小部屋を迷宮の後に用意した。覚えている問題が時間に関する物だったから、ホウメイに時間について教えてもらって作成した。因みにこの世界は、一年が9ヶ月、一ヶ月が40日、一日が15時間、1時間が100分で1分が50秒だそうだ。

元の世界に換算すると一年が360日、一日が23〜24時の間だな。

問題は次の通りだ。

【とても繁殖力が強く、1分経つごとに2つに分裂するスライムがいる。 とあるプールにスライムを入れた。 するとスライムは分裂し始め、1時間でプールを満たした。 このプールが半分になるときはスライムを入れてから何分後か?】

この回答に不正解の場合は、ダンジョンの入り口に戻される罠が発動する。

これで、相手の知能が低ければかなり時間を稼げるだろう。

後、部屋を増やしLevelが上がったことでギフトが二つ選べた。

一つ目は、魔力視覚。これにより、全方位の視覚を確保できる。

二つ目は、武器身装。こちらは、装備していると認識している武器にこちらのステータスを上乗せする技能だ。これで、本来の戦い方ができる。



名前 ノワール

コア形態 人型 (オス)

Level 14


筋力 155

敏捷 150

知力 164

耐久 153

魅力 165

器用 155

体力 150

抵抗 158 (+50)

魔力 165


技能 《技能:音響探査Le10》《技能:歌Le10》《技能:拡声Le5》《技能:采配Le9》《技能:居合Le10》《技能:刀技Le10》《技能:共感闘法Le10》《技能:忍耐Le8》《技能:魔法抵抗Le10》《技能:魔性祓いLe8》《技能:持久Le10》《技能:ディスプレイ》《技能:異界の知識》《技能:異界の調べ》《技能:孤独耐性》《技能:マップ》《技能:配下との意思疎通》《技能:全種言語理解》《技能:鑑定》《技能:配下共感》《技能:配置》《技能:魔力視覚》《技能:武器身装》

称号 《称号:異邦人》《称号:孤独なる者》


魔素 20000



ふむ。どうするかな、人を招き入れるダンジョンを作るか。この山を買い取り、人を惹きつける施設を作るか。ダンジョンバトルを考えれば、ダンジョンに人を招き入れる方がコストは安く済むが、リスクを考えると人を惹きつける施設を作った方がいいんだよな。

取り敢えず、迷宮とリドルの間に中部屋を作る。そこにコストが低く冒険者を魅惑する金の塊を置く。つまりゴールドゴーレムを配置し、さらに配置した数の20体より減ったら自動で再配置するように設定する。

冒険者が不利になるように部屋の温度を下げ雪原にし、ゴーレムに動きの変化が無い事を確認すると設定を終了した。

《Level15に成りました。ギフトの選択が可能です。》

・・・?ギフトの法則がわからない。最初はLevel2、次がLevel3〜14までに2回、そしてLevel15でまた貰えた。

ホウメイに聞いたら早いか

「ギフトですか?えーっと。初めてのLevelアップと後は5の倍数で貰えたはずですが?」

なるほど、最初のLevelアップを除けば確かに5の倍数で納得できる。私は頷きながら天井に立っている。

《技能:重力魔法がLe4になりました。》

新しくギフトで獲得した重力魔法の訓練中である。

しかし、私もだが、ホウメイも首が痛そうだ。

《技能:忍耐がLe9になりました。》

よし、もう少し頑張ろう。ホウメイには悪いが



次の日、隣の山は支配できませんでした。

小鳥の視覚を共有すると、二足歩行の恐竜のような群れが見える。鑑定ではデスザウルスとなっており、一匹だけギガントデスザウルスだった。

これが、エリアボスだろうな。

大きさはデスザウルスが4〜5m、ギガントデスザウルスは13〜15mくらいありそうだ。

『殿、殿』

ん?この感じは拠点に置いている猫だな。

「どうした?」

『冒険者組合の者が殿を訪ねて来ておりますが』

来客の知らせか、直ぐに配置で移動し、ドアを開ける。

「おはようございます。ノワール様。私は、冒険者組合で受け付けをしております、シャナーラと申します。本日は、ノワール様にお願いがありまして訪ねしました。つきましてはご足労ですが、冒険者組合に来て貰えませんでしょうか?」

つまり、ここでは話せない内容と言うことか。私は了承し、一度室内に戻ると配置を使いホウメイを呼び直ぐに出る


冒険者組合に着くと個室に通され、そこには、初老だが眼光の鋭い男が待っていた。

「よく来た、ノワール殿。ワシはここの組合長でドンドンドンと言う。よろしく頼む。さて、今回ノワール殿に受けていただきたい仕事があるのだ。」

ドンドンドンは、一呼吸置きさらに続ける。

「探索メインの冒険者に頼むのは心苦しいのだが、今この組合で一番実力が有るのはお主ら二人だ。何人かの実力の高いのを付けるので、ザンガル山に最近出現しているデスザウルスを討伐して欲しい。」

なるほど、隣の山はザンガル山と言うのか

「デスザウルスは2〜3カインのラプター型の魔物で本来、さらに西にある霧の渓谷と呼ばれる魔素の濃い地域に生息するモンスターだ。それがここ最近では、ザンガル山に出没し始め、ガルマルマの生息地域を奪っている。おかげで、線路を守る為に人手を割かれておる。」

組合長はかなり疲れた様子でうなだれている。

線路があると言うことはそれを走る物があるのだろうから、ガルマルマのように大きく堅い障害物は本当に危険だろう。

「わかりました。引き受けましょう。しかし、今まで二人で活動して来たので他の冒険者は他の冒険者で活動して下さい。命令したりとか、したことないので」

どうせ倒す予定のモノだ。ここで冒険者組合に恩を売るのもいいだろう。

「わかった。他の者には同時に大規模な狩をすると伝えよう。即急に対策しなければならんので、明日の朝には出立してもらう頼む。」

《技能:交渉Le4を獲得しました。技能:虚言Le6を獲得しました。技能:話術Le6を獲得しました。》

いきなり技能が増えたな。


さて、組合を出て明日の準備をしようかと、ホウメイを見るが

「既に用意しております。」

・・・なら、一度町から出て偵察して来た事にするか、それならギガントデスザウルスの情報を伝えられる。

しかし、その為には距離が矛盾してしまう。なので足の速い配下を出そうとディスプレイを開きながら門から出ると、人が居無くなるのを待ち配置を使い屋敷に帰る。

「うむ。足が速い乗り物・・・」

配下を見るが、どうもしっくり来ない。と言うか名前を見て詳細を開くと言う作業が苦痛過ぎる。

《技能:苦痛耐性を獲得しました。》

・・・いらないから、そんな社畜になりそうな技能。よし聞いた方が早いな。

ドラえ・・

調子に乗ったな。ホウメイを呼ぶ。

「移動に役立つ乗り物ですか?そうですね。ホース系の魔物やライノス種やラプター種も人気ですが」

ホウメイが珍しく悩んでいる。なぜホウメイはその仕草だけで妖艶な雰囲気を醸し出すのか?

「御主人様。」

甘えるような声で話しかけて来るホウメイ。これは考えている事を察したな。

「私、以前御主人様が話しておりました。車と言うものを見てみたいです。」

車か、ホウメイに前世の話をした時に出した物だな。銃は何丁か出したが、割と弱かった。耐久の数値が50を越えると体で弾く事ができてしまい、今の私の敏捷なら避ける事も出来るだろう。魔素的にも安く魔法や技能の恩恵がない物は武器に適さないようだ。

おっと乗り物の話だったな。

さて、宝の欄から車を見てみる。魔素のコストは80と割と高いが、やはり魔法の要素のが無い為、耐久性に不安があるな。

「でしたら。ノームやドワーフを配下とし強化させたらどうでしょう」

ホウメイの提案に賛成する。

さて、強化するにしてもまずは素体が無いといけないので私が選んだのは、ロシア製の水陸両用車だ。タイヤも大きく障害物を物ともしない車だ。

「大きい物なのですね。」

感心しているホウメイの横に三つの影が召喚される。強化で技能:機械工学を付けた者たちだ。

一人目は、鍛治に必要な技能を持つドワーフ。二人目は、細工に優れた技能を持つノーム。三人目は、機械に精通しているグレムリンだ。

ドワーフとノームは、筋骨隆隆なオヤジだが、グレムリンは、ゆるふわマスコットのようだ。これはきっと某映画にイメージが引きづられているな。取り敢えず確認のため頭から水をかける。

「きゃー。マスターやめて下さい。」

可愛い声で騒いではいるが増える様子はないな。

「ビショビショですマスター」

涙目のグレムリンをホウメイが乾燥させているが、その目には非難がある。

「すまんな。実験だ。許せ」

一息つくと、ドワーフ、ノーム、グレムリンに車を見せる。

車に付いてはグレムリンがドワーフとノームに説明してくれたらしい。

「このままでは、車も鉄屑に近い。お前達で強化し、マジックアイテムへと変貌させるのだ。期限は明日の朝まで、必要な物は用意するから言ってくれ」

かなり無茶な命令をしたが、ドワーフ達はひるむ事なく頷くと遠慮なく注文を出し始めた。

オリハルコンやアダマンタイト、ミスリルなど魔素的にも高いもの。中でも高かったのは、技能:魔鋼技師しかもそれを持ったドワーフとノーム、グレムリンを一体づつ要求され、ノームに関してはさらに3体召喚した。


さて、私はその間に小鳥達を使いザンガル山を偵察する。

デスザウルス達は群れで行動し、隠密性があるのか獲物を見つけると静かに囲み襲いかかる。それも、かなり賢くタイミングや上下左右を使い、時に同時に時に絶え間なくと襲いかかる様は熟練のハンター達だ。

これは冒険者達には荷が重く無いか?


因みにリドルの答えは99分です。

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