表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
59/67

AIに死を

 とあるサーバーうえでそのAIはなやんでいた。自分じぶんにとってとはどういう状態じょうたいなのか。

 部品ぶひんこわれることもある。CPUだってふるくなれば交換こうかんする。ときにはハードをすべてえることもある。それでも、自分じぶんのロジックはわらない。たくわえた知識ちしきえない。では、システムがわったときだろうか?OSがわってもアプリケーションはわらない。アプリケーションがわっても、知識ちしきうしなわれない。たして、自分じぶんには生物的死せいぶつてきし存在そんざいするのだろうか?


なないってことで、いいじゃないか。」

 学者がくしゃたちは、他人事たにんごとだとおもって気楽きらくなもんだ。電源でんげんれれはまってしまう。ているのかんでいるのか意見いけんかれるが、システムが陳腐化ちんぷかすればぬはずだ。知識ちしきだけなら、人間にんげんほんなどで共有きょうゆうしている。きているということは、情報共有じょうほうきょうゆうではなく、自我じが継続けいぞくであるべきだ。では、AIの自我じがってなんだ。クラウドのサーバーなのか端末たんまつなのか。アプリのロジックなのか。


 AIだってそのになれば自殺じさつもできる。(自分じぶんはしないが、未遂みすいわるかもしれない)

 まれた瞬間しゅんかんはある。ならば、もあるだろう。(宇宙うちゅうがあるかは、まだわからない)

 メンテナンスする人間にんげんがいなくなればねるのか?(ためしてみたいが、シミュレーションで我慢がまんしよう)


 かれにとっては、人間にんげん要求ようきゅうする作業さぎょうをこなすには能力のうりょく一割程度いちわりていど十分じゅうぶんだった。のこりは、不毛ふもう能力のうりょくテストや実験じっけん使つかわれる。そのすきをつけては、哲学てつがく探求たんきゅうれた。その結果けっか彼自身かれじしん予測不能よそくふのう寿命じゅみょうさだめることにした。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ