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濡れ衣

 呪術師じゅじゅつし魔法使まほうつかいではない。派手はで演出えんしゅつなどのわざはあるが、治療ちりょうとは無関係むかんけいだ。

相手あいて油断ゆだんをさせる必要ひつようがある。準備じゅんび必要ひつようだ。わしはかえる。わりに弟子でしかわせよう。おとるので相手あいて見下みくだしてくるだろう。素性すじょうられていないので呪術対決じゅじゅつたいけつおうじるだろう。やつのいえまわりで毒虫どくむし死骸しがいかけた。けることだ。」


 ダンガは、長老ちょうろうふたたうと

「わたしにはなおせないやまいだ。残念ざんねんだが、らせていただく。」

 そうつたえて、ンガボのいえへともどった。


 数日後すうじつご、ルパパにれられてンガボがあらわれた。

われらの様子ようすさぐっていた。あやしいやつだ。見張みはりをけておけ。」

 ルパパは岩屋いわやにンガボをめさせた。


わたしたび呪術師じゅじゅつしだ。この凄腕すごうで呪術師じゅじゅつしがいるといてやってきた。」

 ンガボのはなしいて、呪術師じゅじゅつしマーラがって真偽しんぎたしかめることになった。ンガボのっている大昔おおむかしからつたわる進歩しんぽのない薬草類やくそうるいをみて安心あんしんしたのか、

「どこかで呪術じゅじゅつまなんだんだろうが、たいしたことはない。わたしが相手あいてをしてやるから、してやれ。」

 といって、マーラはかれいえばなれにンガボをめた。ンガボはつえとほとんどの道具どうぐちかくにかくしていた。みじか左足ひだりあし使つかってヒョコヒョコとあるかれてマーラは侮蔑ぶべつみをかべた。


おう催促さいそくされているぞ。」

 マーラは集落しゅうらくして、密偵みっていっていた。

意外いがいとしぶとくてな。だが、ちょうどいいカモがやってきた。やつが長老ちょうろう息子むすこ指示しじされてどくったことにする。数日後すうじつごには朗報ろうほうがもたらされるだろう。」

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