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乙女ゲームの異世界どんっっ!!  作者: 新人ガ-ルリア
9/14

千夜

私は、好きなのか?マサルのことが…


私は、あの後マサルと別れて今、ボロアパ-トの洗面台で自分の顔を見つめながらそんなことを思っていた。


バンバンバン!


ドアを激しく叩く音が聞こえる。


あ-大家さんかな-また、家賃払ってないのかな…


そんなことを思いながら息を殺した。


「ったくそろそろ家賃払えよ!ったく…家には、誰一人いないし…これじゃあマリンちゃんと千夜君が可哀想だよ…」


ボソボソ大家さんが言った。


…すみません…すみません…家賃を払えなくてすみません…


私は、心の中で何度も謝った。


スタスタスタ…


大家さんは、立ち去った。


それと、同時に私は家を飛び出した。


…良かった!大家さん気付いてない!


私は、裸足のまま2Km離れているマサルの家に行った。


はぁはぁはぁ…


私は、先が見えない草むらを走っている。


今にも、心臓が口から飛び出そうだ。


けど、そんなことどうでもいい!伝えなきゃ!私の気持ち!


聞かなきゃ!マサルの気持ち!


すると、いきなりトラックがこちらに向かってきた!


私は、逃げようとしたが挫いた足が言うことを聞かない。


…もうダメ-…


と思ったとき。


ドンッ!


と鼓膜が破れそうな位の生々しい音が聞こえた。


当たった…


と思いゆっくり目を開けると前には、血まみれのマサルが倒れていた。


「…マ、マサル…?」


私は、おどおどしながら言ったけど、返事は無い。


それどころか、どんどんマサルの顔が青白くなる。


どうしよう…


混乱していると


「あれっ?助けないんだ~」


倒れたトラックから、陽気な少年の声が聞こえた。


その声は…!


「千夜…!」


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