表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
乙女ゲームの異世界どんっっ!!  作者: 新人ガ-ルリア
8/14

残酷な初恋

私は、ポケットから刃物を取り、カインに思いっきり降った。


…グサ…


生々しい音が聞こえた。


目の前には血まみれのカインが倒れていた。


「フフフッ…ごめんなさい!殺っちゃった…私ね…貴方の事が憎かったの…何でか分かる?カイン…」


私は、血まみれのカインに聞いた。


けど、返事は無い。


「キャハハハハ!私ったら何で死人に聞いてるんだろう?」


「…昔話しよっか…私達の出会いから!」


狂ったように笑う私。


青白い顔をするカイン。

 

それは、ある雪の積もった真冬の日。


「あ-っ!ダメだよぉ!マサル!そんな所に投げたらぁ!」


「良いじゃん!マリンだってボ-ル変な所に投げてたじゃん!」


私と、マサルは幼馴染みで小さい頃よく遊んでいた。


マサルは、貧乏な私をいじめなかったし、バカにもしなかった良き親友だ。


「これぇ!また、お前達ワシの家の窓にボ-ル投げただろぅ!窓が割れたわい!どうしてくれるんじゃ!」


「そんなの知らない!」


「嘘つけ小娘!」


ドンッ!


私は、おじいさんに突き飛ばされた。


その拍子で私は、足を挫いた。


「おいっ!俺のマリンに手ぇ出すな!」


凄い形相をして、おじいさんを睨み付ける。 


「ちょ!誰があんたの物なのよ!」


私は、否定すると、マサルにお嬢様抱っこされた。


そして、そのまま走った。


「いやぁぁ!や、止めて!」


「そんなこと言って~照れてる癖に~」


ニヤニヤしながら言うマサル。


「…ってか照れてないし!」


「本当にか~」


また、ニヤニヤするマサル。


すると、マサルは私のおでこにを手を当てた。

 

「マリンのおでこあったけ-な!」


「……………」


「よし!降ろすぞ!」


「…うん…」


そして、私は下ろしてもらった。


私は、マサルの事が好きなのか-…?


でも、5才の初恋は残酷です。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ