11/14
ブラックキャッスル前編
ブラックキャッスルは、全体が黒色で長さは、とてつもなく長く、とても広く、洋風な城の形をしていた。
中に入ると、色々な高級品や宝石が複数のガラスケ-スに入っていた。
そこに一筋の線…と言うかレッドカーペット敷いてあった。
壁も暗く、床も黒い。
まだ、昼間なのにマッチ数十本あってやっと自分の足が見えるくらいだ。
その先に何があるのかわからない恐怖が私を襲う。
「スミマセンね暗くって」
落ち込んで言うレイ。
すると、コツコツ前を歩いていたレイがいきなりピタッと止まった。
「そう言えば、ここの世界も貴方がすることも何も言って無かったですね」
無表情に言うレイ。
「此処は、異世界…異世界マルジャル州エデン街…つまり、乙女ゲーム「ラブ×エデン」の世界だ」
何!カッコつけてんじゃ無いんだよ!
「知ってるよ!それぐらい!」
「…はぁ!?どういう意味だよ!…まさか…お前…!」
…あ、思い出した…