第四話 いつもとは少し違う日(4)
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「......わかった」
「....ありがとうございます...では、サッサッと行きましょう!」
「ああ」
「じゃ、よくついて来てくださいよ!」
そう言って地面を蹴って行く男。
「は、はやっ!」
でも...
「おお!私の速度についておくだなんてさすがは魔王(真央)様!」
「何で『様』付けかは知んないけど宅配のバイトで鍛えられた僕をなめるなよっ!」
その時、
「ああっ!探した!こっちだぞ!」
鎧で武装した兵士と出会った。
兵士の姿は漫画やゲームでよく見る中世時大版のあれだ。
その兵士は僕らを見て叫ぶ。
「ちっ、こっちです!」
「逃がすか!」
兵士は剣、中世のロングソードを持ってついておく。
「一体何なんだよ!?あれって本物の剣だよね!?」
「説明は後ですよ!今は全力で走ってくださいよ!!」
「あぁもー!一体何なんだよ!?」
◇◇◇
「ちっ、逃したか」
「俺たちはこっちに行く、お前らはそっちに行け!」
「おう!」
いつの間にか大勢に増えた兵士たちが僕らを探す。
「はぁはぁ、行ったのか?」
「ふぅ....そうみたいですね」
「随分来たけど、まだなのよ?」
「いえ、到着しました。そこです」
そう言って男は少し離れている扉を指す。
「さあ、行きましょう」
「ああ」
男が先に動いて僕は後を続く。
「大きい扉だな.....」
「魔王(真央)様の場所に、これぼとの大きさは普通ですよ?」
そう言って男は扉を開けた。
ギギギギギギギギ......ドン!
扉の中には......