第十話 いつもとは少し違う日(10)
久しぶりの投稿です。
よろしくお願いします!
「うおおぉぉぉぉぉぉ!!」
「お、おい、ちょ、ちょっと!!!」
「さあ、魔王様の力を見せてください!」
「どうやってよー!!」
「うおおぉぉぉ!喰らえぇぇぇぇぇ!」
その大きいな拳を持ち上げるラク。
「うぉぉぉっ!ま、『待って』!!」
「う、うおぉぉっ!!」
キーッと音を出してラクの拳は僕の目の前で止まった。
「な、何だ?体がっ.....動けん.....」
「ハハハ!見たか!これが真なる、魔王様の覇気だっ!さぁ!魔王様!魔王の力でとどめを!」
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「......何が何だか、さっぱり分かんね.....あ、もダメだ。戻りたい.....」
「ま、魔王様?」
「よーし!『戻ろ』。」
俺がそう簡単に言うと.....
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「........え?夢?」
コンビニのカウンターに戻っていた。
◆◆◆
「え?何何?本当、戻って来たの?」
頭がごちゃごちゃだ。
「いやいやいや、そもそも夢だったのか?」
まだまだ、ごちゃごちゃ。
「そ、そうだよね?夢だよね?最近、バイトばっかしてるから疲れたのかなー....はははは」
そうだ、夢だ、と僕の中で、終わらせようとした時.....
「ああ、真央くん、そのにいたの?」
「あ、店長。すみません、眠ってしまいました...」
「うん?珍しいね、疲れてるの?」
「ええ、そうみたいです」
「おいおい、気をつけろよ?まぁ今はお客さんがないから大丈夫けど...」
「はい、すみません、気をつけます」
ああ、店長.....いい人だ.....
「おお、あ、それと....頭の『あれ』、趣味なの?まぁ、いいけど」
と言って、戻る店長。
「うん?頭?」
僕は頭に手を伸ばし、店長が言った『あれ』、を触る。
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......これ何......
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