表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/12

何よりも大切なとき

 ほろ酔い気分で 月を見上げていた

 妙に儚く見えた いつしか僕の隣には君がいた


 二人肩を寄せ合って 明るい月を眺めた

「今宵の月は綺麗ですね」


 僕の言葉 小さく頷く君

 永遠に続かせたい 何気ない幸せな生活



 手招きしている 月の兎だって

 それに気付いたときに 君は月に帰って行くと思った


 美しい月と君は 雲に隠されてしまい

「次の満月も君と一緒に見たい」


 僕の願い 静かに微笑む君

 肯定も否定もしない君に 急に不安が込み上げてきた


「君は美しいから、心配だよ。実は竹から生まれていて、月に帰っちゃうんじゃないかって」


 僕の言葉 可愛く微笑む君

 永遠に続かせたい 何気ない幸せな生活


 何よりも大切なとき

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ