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君が手に入るまで何もいらないと

 太陽は僕を照らしている 僕を照らしてくれている

 そうまるで 僕を殺そうと企むように

 僕だって君を照らしている 君を照らしてあげている

 そうまるで 君を引き摺り下ろそうと企むように


 僕の物にならないのならば 必要はないのさ

 我が儘と言われようとも 僕はそれを貫く


 誰にでも優しい君は 僕の物になれないと言った

 切ない表情は美しく 僕の感情を駆り立てた

 火照る自分の姿に 驚き僕はその場を去るしかなかった



 君だって僕を照らしている 僕を照らしてくれている

 そうまるで 僕から離れていこうと企むように


 僕の物にならないのだけど 君を殺せなくて

 我が儘と言われた僕も 変わったのだと錯覚した


 初めての感覚だった 僕の物になれないと言われ

 切ない表情を美しく 僕は感じてしまっていた

 涙する己の顔 驚き僕はその場に崩れていった


 権力を使い なんでも欲しいものは手に入れて来た

 手に入らないものなんて 初めてだったんだ


 誰にでも優しい君は 僕の物になれないと言った

 切ない表情は美しく 僕の感情を駆り立てた

 火照る自分の姿に 驚き僕はその場を去るしかなかった


 本当に欲する気持ちを僕は知って 光から逃れるようになった

 君が手に入るまで何もいらないと

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