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都市伝説 Reboot  作者: UGM
19/20

遭・遇 !

ある男には変わった趣味があった

双眼鏡を使って 家のベランダから夜の街を見ることだった

昼と違い 夜の街はどこか落ち着いた雰囲気がある

それを見ることが男の夜の楽しみだった


第19話「遭・遇!」


その日も男はベランダに出て夜の風景を楽しんでいた

「今日もいい景色だ」

そう呟きながら双眼鏡をふと空に向ける そこに 不審なものが写った


飛行機やヘリコプターとは思えない形 そして赤だかピンクだかよくわからない魔訶不義な光を放ち ゆらゆらと変則的な動きで飛んで(?)いる


「なんだありゃあ!」


思わずそう叫ぶと その声に反応するかのように飛行物体がこっちに向かってくる

「うわああああ!」


そして飛行物体はベランダの柵の前で止まり 入口らしき所がシュッと開き

そこから名状しがたい姿の何かが出てくる


「$&Q!89%0!」

その物体はなんだかよく分からない言葉を話し 触手のような何かを伸ばしてくる


「な なんだ?」


「*‘!」


触手をゆっくりと伸ばしてくる 彼は恐る恐るそれを握る

名状しがたい何かは笑ったようなそうじゃないような どうやら握手がしたかったようである


「あ はい」


「!()VB}{!」

名状しがたい何かは懐から妙な物体を取り出し それを彼に渡してくる


「$%!」


「くれるの・・・か?」


「$%&’(!」

名状しがたい何かは再び笑った・・・ような気がした


男がそれを受け取ったのを確認すると 名状しがたい何かは再び飛行船に乗り

そのままどこかに飛び去って行った


「なんだったんだ・・・」


摩訶不思議な体験をして疲れたのか 男はそのままぐっすりと寝てしまった


翌日




呼び鈴の音が響き渡る

「なんだよこんな朝早く」


めんどくさがりながらも男は応対に出る


「どちらさん?」


扉を開けると 真っ黒なスーツにサングラス姿の男が二人

一人は黒人っぽく陽気そうな雰囲気 もう片方は老齢のように見えた


「何あんたら?」


「ハイ! アナタ 昨日 変なモノ? 見なかったですかぁぁ?」


「変なモノ?」


そう聞かれて思い浮かぶのは昨日のアレだった


「変なモノといえば・・・」


男は黒服二人に昨日の出来事を話す


「OH! やはりアナタ見たね! woooo! ああ 紹介忘れてた ワタシ そういうおかしなモノを調査してる スミスね! こっちは堅物ジジイのトミーね!」


「誰が堅物だ」


「で あんたら何しに来たの?」


「昨日アンタの家の近く? 変なモノの反応あったった~! だから私たち シュワッチ! と来たね! 変なモノから 何か 変なモノ もらってないですかァ?」


「UMAから何かもらってないか? 出来れば今後の調査の為に頂きたい」


トミーに促され 彼は昨日 変なモノからもらった変な物体を渡す


「ん~ これ お菓子 クッキー? 実にオカシいね!」


「えっと トミーさんでしたっけ? 俺これからどうなるんですかね?」


「あんまり一般市民がこのような物体と触れ合うのはよろしくないからな

ひとまず 昨日の状況を話してもらってだ その後 その記憶を消すとしよう」



「ホワイ! 私を 無視ですかァ!??」


それから男は黒服に妙な施設に連れ込まれる

そこで昨日の事を事細かく聞かれ 様々な検査を受ける


「んん 心身ともに異常はなさそうだ こいつはいいだろう」


変な光を見せられ 男は意識を失う


次に目覚めた時 彼は自宅のベッドの上にいた


「あれ? 俺 なにやってたんだっけ」


ふと机の上を見ると 一枚の手紙が置いてあった


そこにはこう書かれていた


「ナイトウォッチングにはご注意を S&T」


S&Tの意味がよく分からなかったが 彼はそれ以来ナイトウォッチングをやめた





某映画っぽい? 気にしたら負け

宇宙人ってどうなんでしょうね 何かの漫画でしたっけ こんなセリフがありましたね 「地球が宇宙にある限り 僕らはみんな宇宙人」


まことにごもっともです



ちなみに 次回最終回です


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