紫の手紙
君とお揃いで買ったアメジストのブレスレット。
君はそれを僕がプレゼントしたとき、
「綺麗だね」って、目を輝かせて言ってくれたよね。
覚えてるかな? もう、5年も前のことだけど。
あのときはまだ、お互いに学生だったから、
君にプレゼントするものもそんなに高額じゃなくって、
お揃いのペアリングや、お揃いのネックレスだとか、
そういったものはイミテーションばかりだったね。
だけど、今、僕は社会人。
君は僕と同棲を始めるようになって、2か月。
そろそろ、イミテーションなんかじゃなく、
僕が覚悟をして、君に告白するころだと思うんだ。
「好きです」
「僕と結婚してください」




