宵の色に溶けるような
掲載日:2026/04/16
泣くほどでもないけれど
君に会えない時間がさみしいと思うよ
見上げれば星空
その下に私も君もいるのにね
ずっとそばに……なんて
使い古した言葉は言わないことにした
だってさっきのグッバイが
きっと次に会う約束だから
漂うように夜を明かそう
君を想いながら
ああ 私は結局強くなれないんだな なんて
苦笑いとため息がひとつ
君くらい朗らかに笑っていられたらいいのに
ああ 今日は満天の星空
君と見上げてみたいよ
目を閉じて歌をひとつ
いつか隣で聞いてくれるかな
声が宵の色に溶ける 君のいる明日が待ち遠しい
さあ 夢を見ながら眠ろう
できるだけ静かで 温かい幸福な夢を
ボーカロイド曲を詩にしてみようシリーズ。
実は私たちは、毎日人と出会っては別れているらしい。互いにさよならを言って家路につくその瞬間は、この世で最もありふれた別離のかたちだ。
また明日という言葉がそこにあるとしても、あるいはないとしても。
今ここにいない大切な誰かを想う瞬間には、特別な意味があるのだ。きっと。




