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【プロットタイプ】荒んだ朝

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。

これは読者様の問題ではなく、私の問題。


詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。


注意事項2

そろそろ体がバッキバキになります。

明日が休日の時は、大抵鏡花が添い寝しに来る。狭いシングルベッドから落ちない様、ただ身体をぺったりと密着させて来る。部屋に付けられた冷房からこの身を守る様に、ただしがみつく。

そうして迎えた翌朝、添い寝人はただ疲れ果てた様に身体を起こした。

長いからこそ乱れ難い長髪。ただ所々、形を崩し、寝惚け眼で此方を見る。目は草臥れた半眼で、荒れ果てた素肌の上から此方の様子をただ黙った観察していた。

浅瀬には至らない。まだ深海。意識が浮上するまでの間、まだ時間が掛かるだろうと思っていた。

「身体痛い」

そりゃ炎天下、何処へ行くでもなく彷徨い歩き、帰ってる事を繰り返したらそうなるだろうよ。

「夜のツケが回って来たのかな」

睡眠に至るまで、煌々と付いた明かりの元で趣味に勤しんでいたら、そうもなるだろう。

「うぁ……酒焼けした朝みたい」

其れは、一昨日の夜だろ。

そんな事を心で返しながら、また瞼を閉ざそうすると、羽毛の下、添い寝人が俺の身体に覆い被さって来た。俺の身体に馬乗りになり、そのまま肩口に顔を埋める。

ぎこちない体の動き。関節の可動域がまだ万全では無いのだろう。それでもこうして縋って来るのは、お前の心理が齎す事なのだろうか。

そんな事を考えながら、此奴の後ろに手を回し、髪を人撫でする。櫛を通されていないので、数百、数千の本数ごとに塊になっている。撫で心地はあまり良くない。

「……瑠衣たん。私の今の脳裏である曲が流れてるんだけど」

曲。曲ねぇ。此奴は曲を聞くのが好きだから、何かしらこの場に相応しい曲を選別したのだろう。

「別に酒焼けした訳でも、煙草を吸ってる訳でもない。部屋も……片付いているけれど、そんなのはどうでも良いの。今の私が憔悴していて、荒んでいて、ただそれだけが事実として存在しているの」

そう言いながら、目を合わせに掛かる。深淵の様な二つの穴が、ただ静かに引き込もうと躍起になっていた。

「生まれ変わったら、盛るだけ盛ってさっさと散りたいな」

これが寝起きから覚醒に至るまでの一種の過程。そこにはただ荒んだだけの女の姿があった。

なんだかとっても嫌な夢を見た気がします。

そのせいか、体がバッキバキ。変な水分の抜け方しました。


とある曲というのは、凡そ十二年前の曲。結構有名な曲で、今でも現役で活躍なされている方のものです。

荒んだ麻は大抵あの曲が脳裏に流れます。、


朝から荒みまくってるな。

何故こんなにも神経質になっているのか。

諭羅じゃないんだから。

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