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小者の行く末  作者: 白熊
3/42

第3話 自由の象徴

大体の文字数を決めておくって大事ですね。。

こうやって段々成長してそのうち上手に書けるようになりたいです。。

どうぞこれからもお付き合いください


3話:自由の象徴


冷んやりとした湿気のある風を浴びて目が覚めた。

車中泊の後のような体の重さと硬い地面。。

『そうか、夢じゃなかったか。。』


「旦那ー朝食ができやしたぜー」

この小柄で細身な男は「ゼフ」と言う名前らしい。

大柄な強面の男は「ギーク」

物静かな魔法使いのような格好の女性は「マリン」

と言う名前だと昨日の夜に聞いた。


『ゼフさん、おはようございます!直ぐに行きます』


「あー、旦那?昨日も言いやしたがそんな丁寧な口調は必要ありませんぜ?」


『流石にまだこっちの方が楽なのでこのままで、』


「まぁ、楽ならいいんですが」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


『ギークさん、マリンさん、おはようございます』


「おう、飯ならできてるぜ」


「……」ぺこっ


差し出されたのはジャーキーのようなものが入ったスープと黒いパンだった。


『あ、ありがとうございます、いただきます。』


昨日の晩も食べたが正直いって本当に美味しくない、獣臭い肉とほとんど味のないスープ、フランスパンなんて比べ物にならないほど硬いパン。

日本産まれ日本育ちの俺の舌にはあまりにも合わない。


『ご馳走様でした。』


「野営の道具を片付けたら森をぬけるぞ。そのままガロンの街に行くがそこまで一緒にくるか?」


「あっしらはそこの街を拠点にして活動してる”冒険者”なんでさ」


その後、片付けを終え森を抜けるために歩き始めた。


【冒険者なんでさ】


”冒険者”、昨日の夜の会話を思い出す。


『魔物って言うのはどれくらい強いんですか?』


「ランクによるな、魔物はF~Sランクの7段階に分けられるがFなら鍛えてない一般人でも倒せるしSランクなら国が動くかSランク冒険者しか倒せないだろうな」


「あっしは見た事ないですがSランクの冒険者は人の限界を超えた超越者なんて呼ばれるほど強い連中って話でさ」


「……」コクッコクッ


『ははっそんなのに出会ったら私なんて一瞬で殺されちゃいますねw』


「安心しろ、この辺にそんなレベルの魔物はいねぇよ居たとしても冒険者ギルドが対処するさ」


冒険者ギルドか、俺も異世界小説やら漫画は読んでたから冒険者がいるならあるかとは思ってたけど本当にあるのか。。ここはもう少し情報を聞き出したいところだな。


『冒険者ギルドってものがあるんですか?』


「旦那は本当にどこで生きてきたんですかい?冒険者ギルドも知らないなんて」


『すみません魔物も居ない平和なとこに居たもので』


「今の時代にそんな所があるもんですかね?まぁ冒険者ギルドってのはあっしら冒険者に仕事を斡旋してくれたり魔物の素材を買い取ったりしてくれるところでさ」


「冒険者ギルドで登録をしてFランクからそのランクに見合った仕事をこなし続けて段々とランクをあげるんだ、命の危険もあるし辛いこともある。だが、冒険者はこの世で1番自由な職業で、冒険者ギルドはこの世界の自由の象徴だ。」


「……」コクッ


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


自由な職業。。自由の象徴。。

自分でも何故か分からないほど、私はその言葉に惹かれた。

元の世界に戻る方法もわからないし、冒険者、やってみたいな。。


森を抜けた時に見えた草原は、この世界で目を覚ました時に見た時よりも、広大に、清々しく、とても綺麗に見えた。

ここまで読んでくれてありがとうございます。

物語が始まってきた感じがしますね。

なんと今現在で100名様以上に閲覧して頂けていてとても嬉しい限りです。

これからもぴーすけ諸共よろしくお願いします。

提供元『こものどらごん ぴーすけ』

https://youtube.com/@komonodoragon?si=bK8m0HmGtNxdEshQ

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