第十話 創作活動四周年ともうすぐお絵描き三周年
「ネコ、創作活動四周年おめでとう!!」
「ありがとう、ひだにゃん!! 私一人じゃきっとここまで来られなかったよ」
「ネコ……」
うんうん、これまでたくさんひだにゃんを描いてきたけど、今のキミが一番輝いているよ(気のせい)
「ところでひだにゃん」
「ん? なんだよあらたまって……?」
「実はお絵描き始めてからもうすぐ三周年になるんだよね。相変わらず絵が上手くなっている実感は無いんだけど、さすがに始めた頃と比べると成長を実感出来るんだ」
「それはわかるけど――――何が言いたいんだ?」
「うん、絵がわからなくなってしまった……」
「はあっ? 何を意味不明なことを……」
先日現役美大生の弟に絵を添削してもらってから完全に方向性が迷子になっている。スランプとは違ってかなり厄介……正直どこから何をすれば良いのかわからない状態だ。
「私って、感覚で描いてるでしょ? それを理論的に説明されて――――頭では納得出来たというか意味はわからなかった部分も多かったんだけど理解できた部分はたしかにあって……でも描こうとするとわからなくなる」
「全然わからねえ……」
「たぶん描いた方が理解してもらえると思う。出でよひだにゃん!!」
「ふふ、何を悩んでいるのですかネコ? こうして心穏やかに――――って、なんじゃこりゃああ!?」
「あはは……描き方変わったでしょ?」
「変わり過ぎだろ!! 自分が自分じゃなくなったかと思ったわ!!
「だから言ったじゃん、迷子なんだって!!」
「まあ……描いてりゃそのうち落ち着くだろ?」
「だと良いんだけど……ね?」
「ところで、今回紹介する有償絵はあるのか?」
「うん、丁度描き方を変えたタイミングで描いた絵があるんだけど……」
「だ、大丈夫なのか!?」
「やるだけ頑張ってみた。喜んでいただけた……とは思うよ」
「そうか、それで何の絵を描いたんだ?」
「依頼者さまの作品に登場する小学生姉妹のイラストだよ。小学生苦手だから元のイラストがあって助かった」
今回描いたイラストがこちらです。
「へえ……仲が良さそうな二人じゃないか。優しそうなお兄ちゃんの髪型が個性的で好きだぞ」
「……ごめん、それお姉ちゃん」
「な、なるほどね、ボーイッシュなお姉ちゃんね!! うんうん、言われてみればお姉ちゃんに見えるような気がする」
というわけで、現在迷走中なのでご依頼の際はご了承願います。
それではまた!! 出来ればクリスマスに一度更新したいですが……忙しくて無理かも。