96.第十二章 よかったんだよ。偽物の勇者でも。
ワンピのOP海が見えたら終了で何尺みたいなYouTube動画見たんですけど、…笑いを堪えることができない……
「「「……………」」」
「やっぱり君たちは『本物』だね。今、僕の不死の魔法が解けたことがわかったよ」
「僕は所詮、『偽物』の勇者だからかな。君たちが解いたこの魔法は、僕が最初の人生でずっと研究していたものだったのに」
「君たちは一瞬で解いてしまった」
「魔法をかけ直すことはできない。僕は君たちほどすごい人間じゃないから」
「さあ、これで本当に僕を殺せるんだね。魔法が解けた今、僕が君たちに勝てるとは思えないや」
サンジュは穏やかな顔でそう話す。
何か隠した作戦があるのかと思ったが、違うようだ。
私とエイドリアンは心を読み取る魔法に精度を磨いて、この戦いに挑んでいる。
私たちの因縁の終止符は死で打たれる。
死人に口なし
私たちのように生まれ変わることもない彼から、もう何かを聞くことはできない。
だから、サンジュが心を見透かさない魔法を使っていたとしても、それすら貫く魔法をつくった。
そして、サンジュの不死の魔法が解かれた今、死を覚悟していることもわかった。
「『偽物』ってなんだ。アレン・サンジュ」
「言葉通りだよ。僕はずっと『偽物』だった。君たちと違って、誰かから教わったものでしか僕は成り立っていない。君たちのように、何かを作り出したことなんて、一度もなかった。」
「僕が唯一つくった不死の魔法だって、君たちの方が余程完成度の高いものをつくることが出来るだろう」
「……そうだろうな」
――――
「……死んだよ」
エイドリアンがアレン・サンジュの状態を確認してそう告げる。
「あいつが生まれ変わることはないだろうし、私はもう自分に関わる罪人は全員消した…今度は私に関係ない罪人を見つけなきゃ」
「……あいつは確かに罪人だ。…でも、あいつを殺したことに、罪悪感を抱いてしまう」
「……物は偽物をつくったところで結局偽物が本物を超えることはない。…でも、人間は…偽物なんて間近にいる。演者なんて偽物になるのが仕事だ。演じることはなりきること。なりきることは、何か偽りの存在になること。…この世界に俳優がいる時点で、偽物の人間は認められている。…今更だけど、思うんだ」
「言ってやればよかったかな…『よかったんだよ。偽物の勇者でも。』…て」
「……私にはわからない。」
「……そうだな。傷つけられた人間が無理して許す必要はない。それでいいよ」
レミオロマンさんのSakura、NEW5さんのさくらgirl、河口恭悟さんの桜、それぞれ今章の彼らにぴったりなのでは、とニヤリ閃きました




