62.第十三章 なんてことない日常(さすわた!次元が違う!)
フレンチトーストって卵液浸すものらしいけどミルクとシュガーで美味しいトーストが出来た
私たちは毎日を楽しく過ごしていた。が、
学生は遊ぶ時間があるなんて言うけど、嘘である。
中学生のうちに勉強をしておかなければ高校受験で、
高校生のうちに勉強をしておかなければ大学受験で、
大学生のうちに勉強をしておかなければ就職活動で詰むのであるから、休む暇などほぼない。
長期休み、それも全て一年生、もしくはギリギリ二年生の時だけである。
「なぜだ…前世の私よ。受験勉強とテスト勉強の中身が違うのは人生の無駄遣いだと消し去ったのはいい判断だがなぜそこに自由研究を入れなかった私よ…」
私は夏休みを迎えていた。扇風機派ではない私はガンガンエアコン回すぜ!と、梅雨から使っていた。
大丈夫。ここの世界は地熱発電やらのエコな電気ばかりなのだ。
原子力発電などない。
前世の私は原爆の活かし方を一つも見つけられなかったので、そもそもここの世界にはそんなものはない。
ぶっちゃけ、作ろうと思えば作れる。原爆よりも威力のある魔法が。
つまり原爆と同じ理論で作る発電は魔法で出来る。ついでに宇宙に迷惑をかけるが宇宙でやれば問題ない。
と、話は逸れたが私は今現在自由研究に頭を悩ませていた。
私はネックレスをいじる。
地球でいうスマホのようなものはネックレスや腕時計、バングルなどさまざまなタイプが売られている。
迷走していた小型から徐々に元のガラケーよりもはるかに巨大化した持ち運べないケータイ化したりしていたスマホであったが、この世界では小型化どころの話ではないくらいに小さいケータイである。
ちいさいケータイ、ちいさいケータイ、と某ちいさい童謡の様に儚く歌えるくらいには小さい。
小さいものあるある壊れやすいなんてこともない。
ダイヤモンドはある条件になると一番硬い宝石という謳い文句から外れ割れるわけだがそんなことすらもない。
まあ、硬さと割れるのは前提の定義が違うとかなんとか…知らんがな。
この世界のケータイは5mmくらいの正方形のチップをたたくと簡単に目の前に画面が浮かび自由に操作ができる。画面のサイズも自由自在。他の人に画面は見えない。
充電はしなくていい。いや、正確に言えばする必要はあるけれども、これはないと言っても過言ではない。
さすが私!さすわた!次元が違う!
そんなはちゃめちゃなケータイ…私はネックレス型のケータイをいじって紅華に電話をかける。
「やっほぉい」
『おー、凛子、どうした?』
「助けてくれ、自由研究何も思いつかん」
『俺に聞くな、幸い前世の俺たちが自由研究は出すだけで全員満点に設定したじゃねえか』
「いや、私は青藤凛子よ?しょぼいのだせんのじゃよ」
『じゃあ、俺と共同でするか?』
「何かいい案あるの?ありがてえてえ!!」
ちなみにブレッドに宿題手伝っては言いづらかったので言っていない。
仲が良くても、同じくらいの仲が良くても人によって話せる内容は変わるものであるからしゃあなし。
卵を使った方が同じ砂糖の量でも甘く感じたなあ。味も違うけれど、でも美味しかったので…何かが足りない的な料理も意外といけるものが多いのかもしれませんね!




