59.第十章 あの人がいなければ一番速いから(圧倒的な強者がいるやるせなさ)
パラメーターを設定できる系、皆さんはどんな風に調整していましたか?
そうして全てのクラスの男女の演舞が終わり、いよいよ最終種目の全学年リレーになった。
ちなみに私は代表ではない。いいんだ…足が速い女子は男子とは違いモテ要素ではないから…いや、良くないな、足が遅いとリレーではだいぶ周りからの視線が辛い…。
まあそれは置いといて、全学年リレー。毎年リレーで黄色い声援と野太い声援を浴びつつ大逆転勝利をも成し遂げるフレアがいる。そして、練習を見ている限りフレアと同じくらいに足の速い紅華もいる。
我がクラスの所属する黒組はもうこれは勝利のファンファーレの準備をしておくべきであろう…
と、言いたいところだけれども、なんと今一位の組…赤組は、最後に走る三年生に将来のオリンピッア選手と目される人がいる。
「あああああ!頑張ってよ!赤組の三年生のターンになっても大丈夫なくらいめっちゃ差を広げておいてよ!」
「ははは、もちろんだよ。」
「紅華、運命は君に託された。」
「あー、黒組の三年生の代表も赤組のあの人がいなければ三年の中で一番速い人だからさ。だいじょぶだろ」
「じゃあ、僕たちはそろそろ行くね」
「「「がんばれー!!」」」
―――
クラシックのギャロップがBGMで流れ始めてリレーが始まる。
ウィリアム・テル序曲や、フィドル・ファドルに
トランペット吹きの休日、クシコス・ポストなどリレーであるあるクラシックが終わったら、
安室奈美絵のB⚪︎dy Feels EXITからいきものばかりのKISSでBANGだったり、迷探偵コナンのサントラ曲追跡スリルだったりが流れる。
一年生の代表選手が走り終え、二年生の走順になる。
この時点で順位は真ん中。予想通りだ。
「フレアーーー!行けーーー!!」
フレアが走り始める。
ぐんぐんと距離を縮め一位に躍り出た後、さらに二位との差を広げる。
「「「きゃーーー!!」」」
「「うおおおおお!!」」
差を広げてそのまま紅華にバトンを渡す。
「いけーー!!がんばれー!!」
紅華もどんどん差を広げていっている。でも最終走者じゃないからどれだけ差を広げても不安は尽きない。
「「「わあああああ!!!」」」
そうしてみんなで緊張しながら応援して、遂に三年生のアンカーになる。
「せんぱーーーい!!」
そこはまさに混沌であった。
たった1人のオリンピッア選手によって1周以上あった差がなかったことになった。
「「「頑張れ黒ーーーー!!!」」」
「「「いっけーーー!!赤ーーー!」」」
2つの色のせめぎ合いとなったものの、三年生の黒のアンカーは、フレアより、紅華より早いタイムの持ち主なので、異次元のオリンピッア選手に負けずに、黒組が一位となった。
「「「「おおおおおおお!!!」」」」
―――――
こうして体育祭は最後の全学年リレーで順位をひっくり返して黒組が一位で幕を終えた。
私はバランス型が基本でした!どれにでも対応できる…ゲームによっては尖った性能の方が初心者向けのこともあるかもですが、初心者にはバランス型が良いのが多いイメージです。




