56.第七章 beautiful ! fleeting ! dangerous ! cold !
釉薬って読めるわけなくないかえ?
前話を運動会から体育祭に変えたんよ!
今日は体育祭だ。
開会の挨拶を豆電球のような輝く頭をした校長がする。
玉入れ、400メートル走、借り物競争、学年別リレーに綱引き、学年別徒競走…これが前半の競技だ。
クラス男女別演舞、全学年リレー…この二つが後半の内容。
クラスと更に男女でも分けて行うから、後半は二つで十分な時間を取る。
私は個人種目は借り物競走にした。
―――
「玉入れは本当に魔法を使っちゃダメだからコントロール力皆無な私は選べないよね〜」
「400メートル走とかは開始のスタートが鳴った後に空飛ぶ馬を召喚した奴がいるって本当か?」
「そうだよ〜、本当に一切の魔法を使っちゃいけないのは玉入れだけで、徒競走とかはみんな自分に強化能力をかけるのがメジャーらしいよ」
「はあ…俺のところは大武人が主に敬われていたから一切の魔法が禁止なプログラムだった気がするな…同じプログラムでも中身全然違うじゃねえか」
「借り物競走とか借りてこいって書いてあるものを自分で生み出したりして逆に時短しようとする人も多いよ」
「まああれは引いたもので運命決まるからな…」
「綱引きは重しを使っちゃいけないのは決まっているけど、綱を魔法で伸ばして引っ張る場所を増やすのとか定番」
「へ〜」
―――
とかなんとか、私は紅華に種目を解説していたことを思い出した。
「凛子、次は凛子の種目だね、頑張れ」
「リンリンがんば〜!」
「凛子頑張れよ」
「青藤さん頑張って!」
私の種目になった。よし!
「ちょちょいのちょいで勝ってくるね!」
私は紅華とブレッドたちに応援をもらい借り物競走に向かう。
パーン
早速透視魔法で置いてあるくじの内容を全部覗き見る。
「…へえ!」
私はあるくじを取ることに決めて転移魔法を使う。
シュンッ
『おーーっと!スタートの音が鳴り響いた後に走り出さなかった青藤選手、使える人は世界でも数える程度という転移魔法で一番乗りでくじを引いたーーーー!』
「「「うおおおおお!!」」」
『はてさて青藤選手が引いたくじの内容はなんだったのか!』
私が引いたのは『青色のイメージカラーが合う人物』。
これは絶対に青団の人の演舞のコスチュームを着ろということに違いない。
青団は一年生は男子はドラえモん、女子はモアナと伝承の海、二年生は男子がサウザンオールスターズの勝手にシンドイ、女子はアキバ48のポニテとシュシュ、三年生は男子がアラジーン(ジーニイが水色だから)、女子がアナと雪の女帝だ。
この中でコスチュームも青一面なのはドラえモん、雪帝だろう。
だがしかし私は完全勝利を目指しており、ここで青団の力を貰うのは避けたいところ。
私は青藤凛子であり、地毛も青色、つまり私は何もしなくても圧倒的にイメージカラーは青だ。
これだけで勝ち確だけれど私はクローゼットにさまざまなドレスを持っている。
そこには私が所属する黒団に相応しい黒色のドレスもいくつもあり、青色と黒色をメインに入れたドレスもあるのでそれを魔法で引き寄せて瞬時に着替えることにした。
(ふふふ…これで青色を求められているけれど黒色を潜在的に意識させることができる。心理的戦略とはこのことよ!)
『他の皆さんがくじを引く前に青藤選手が衣装を変えてゴール地点にとうちゃーーーーく!』
「「「おおおおおおお!」」」
『さあさあくじのお題はなんだったんでしょうか!体育祭実行委員さん!』
「『青色のイメージカラーが合う人物』です!!お題は…もちろんクリアです!!」
「「わあああああ!!」」
「ビューティフォー!!!儚い容姿!危ない色気!冷たい美貌!」
「「「きゃああああ!素敵いいいい!凛子様あああ!!」」」
釉薬…『うわぐすり』や『ゆうやく』と読むらしいです。最近読み進めてハマっているカラー縦読みにこの言葉が出てきて、左のやつも部首?名知らないしどうやって検索して読み方出てくるかな〜…皿で使ってるって習ったことがあるから[陶器 薬]で検索しました。検索するのにも知識が必要だなんて…




