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54.第五章 ドタキャンをされても当日のご料金は全額頂戴致します。

こぢんまり、こじんまり、どっちが正しいか!

翌日、私はブレッドと一緒にお昼を食べていた。


正確に言うと、ブレッド()だ。


ブレッドには友達がたくさんいるから必然的に昼ごはんはみんなと食べることになる。


紅華は男子からも女子からも食事に誘われ別のグループで食べている。


「はあ〜、この世にあれほど美しい人がいるなんて…私は一生のうちブレッド君と凛子より美しい人を画面上でも見ることはないんだろうなと思っていたのに…まさか2人並の美貌とご対面するとは」


「ちょっと、私の親戚美しいでしょ!!」


「まあね、凛子のお家柄は本当にすごいと思うよ。芸能人の中でも凛子の親戚はみんな美しすぎて毎回ありとあらゆる人気ランキングに入ってるし」


「サインもらいてーなー!だめ?」


「…ダメだよ、ちゃんとプレミアムチケット勝ち取って貰って」


「そうだよ、本気で入れ込んでいる人達にも、凛子にも、凛子の親戚の芸能人にも不誠実だからね」


「まぁ話は変わって!はあーーー!近くで見ているだけで精神が潤うわ〜!」


「あはは、本当に美男美女が好きだよねえ〜」


「え〜でも、俺もわかるよ?綺麗な顔って見てるだけで得した気持ちになる」


「え…僕は逆に悲しい気持ちになるよ近くにいたら」


「えーなんでえ?」


「自分の顔との違いに悲しまない?」


「「「「あー」」」」


「まあ、普通はそうかも!でもあたしは人外めいた美貌だと、比べる気力にもならんからなー」


「うちも〜」


みんなの話を聞きながら私は『給食のカレーライス』をぱくついていた。私はあげぱんじゃなくてカレーライス派だったのだ。


「ふふ、そうだね〜」


と言いながら私はブレッドを見てひやひやしていた。


ブレッドが一方的に紅華を嫌っていそうなのみんなわからなかったのかな…?嫌いな人の話されていて楽しいとは思えないじゃん?多分…


どうやって話変えようと思っていたら、ブレッドが話を変えた。


「みんな綺麗な顔が好きだね、それじゃあ僕はみんなにこの魔法をお披露目しようかな」


そう言ってブレッドは顔を変えた。


「どタイプの美女になった!?」


「うわっ!ブレッドの顔が変わった!」


「これは相手の深層心理で一番ときめく相手のように見える魔法だよ」


私は常に相手に心を読ませない魔法をかけている。


ブレッドと会って、私と同じくらい魔法が使えるブレッドなら、心を読む魔法が使えるかもしれないと思ったからだ。


今の魔法で私が見えた相手のことは、ブレッドにはバレないようにしないと。


私は焦りつつもほっとした。


「すごいね…」


「教えてよその魔法!取得できたら鏡で自分を見るだけで最高のときめき味わえるじゃん!」


「いや変身魔法あるだろ」


変身魔法とは写真の中の特定の人物や近くにいる相手の見た目と同じに変身させる魔法だ。


悪用ができないようにされているので、この人物が悪さをしていたと、罪をなすりつけたりすることも出来ないようになっているので、完璧に隙がない。


「うーん、これは僕が自分で作った魔法だけど、悪用することが可能扱いされているからまだ他の人に使用許可が降りないよ?僕も忙しいから、わざわざ手続きするのもね…」


「えー!残念…」


キーーンコーーンカーーンコーーン……


「あ、ベルが鳴った!帰ろっか!」


みんなが次の授業のために画面で操作して食事を片付け始める。


「ねえ、ブレッド、話があるんだ、ちょっといい?」


「あれ、転移魔法で移動しないと思ったら、僕に話?」


「うん」



―――



「それにしても、今日は約束を守ってくれてありがとう。」


ブレッドがにこやかに私に話しかける。


「え!守るよ!ドタキャンは100%のキャンセル料案件だからね」


「ははっ。そこでお金を持ってくるところがやっぱり君らしいな」


「時は金なりだからね!」


「それで…話ってなにかな?」


私は思い切って話してみる。


「んーーとね…私は、武道さんともっと仲良くなりたくてね?だから、ブレッドと遊ぶ回数減ると思うんだー…」


「そっか、僕も一緒に武道君と遊ぶのはだめかな?」


「え?!大丈夫大丈夫!ブレッドは友達たくさんいるでしょ?他の人と遊んで!」


「…うん、わかった、じゃあ、毎回の昼ごはんは一緒に食べてもいい?」


「えーーと…武道さんと食べたいなぁ…ほら、私食べ方汚いしさっ!ブレッドといるとみんな集まっちゃうから、実はひやひやしてるの!」


そう、この世界魔法があって本当に良かった。


うまく掴めなくて豆が飛んでいって床に落ちそうになった時…瞬時に魔法で何もなかったかのように出来る。


本当ブレッドは食べ方が美しいから緊張してたんだよなぁ。


「わかった。じゃあ僕も凛子と2人で食べたいって言うよ」


「ええ?!い、いや〜あの…」


なんだか圧の強いブレッドに負けて、私はお昼はブレッドと食べることにした。


「う、うん…わかった」


私が頷くと、ブレッドは心から嬉しそうに笑った。


(まあ、こんなに喜んでるんだもん、いいか)








こぢんまりらしいです…確かに小さいからきているとなると、ちいさいの「ち」ですね…

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