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48.第十九章 とある罪人の攻略法典

罪人は、誰なんでしょうか




きろにつく…漢字、わかりますか?



暗闇の中で―――は彼女たちの人生を見続けていた。









―――














(そうか…君たちの最初の生まれ変わりは、こういう人生を歩むんだね)


彼女と彼を見つけるのは簡単だった。


恐らく魔力を膨大に抱え生まれてくるだろうことはわかっていたから、そういった者が現れるたびに魔法で見ていたからだ。


案の定彼女たちは絶大な魔力で生まれてきた。


今までにない魔力量を感知してその場所を覗いてみれば、そこには生まれたばかりの赤子がいた。


男児だったので、多分、ゼノンの生まれ変わりだろうと思い、しばらく見ていたが、彼は生まれた時から『地球』にいた時の自分の前世を覚えていたようだった。


その後しばらくして、彼の家と仲の良い家の一人娘として、ロゼの生まれ変わりも生まれた。


彼女も莫大な魔力を持ち生まれたので、ロゼの生まれ変わりだろうとすぐにわかった。





――何より、2人が近い関係で生まれるだろうと察していた僕としては、この子たちが幼馴染の関係性で2人して測りきれない魔力な時点で彼女たちじゃない可能性はゼロだと確信した。





今の僕は、2人を見続けることにした。


僕は完全に歪んでしまったんだと思う。


2人の幸せな生活を見てそこに僕がいないことで苦しむことを贖罪としたかったんじゃない。


創造神は…何度も生まれ変わってもらうと言っていた。


だから僕は、()()の彼女は諦めようと思ったのだ。


彼女を外からたくさん観察することで、来世、再来世…続く輪廻で何回も結ばれるのは僕でありたい。


だから、今はただ見ていた。


改めて観察している中、彼女たちは今世も素晴らしい人物だと名を馳せた。


彼女たちのおかげで音楽や映画はこれまでとは比べようのないほど発展を遂げた。


彼女たちしか持ちえない知識…それを全て知ることはできない。


僕は『地球』の知識を知ることのできる魔法は、生み出せていない。


僕は…彼女たちが地球ではファンタジーでも現実でも追求されていたと言っていた不老不死の魔法を創り出した。


きっと彼女たちは、それがどれだけ実際になったら苦痛なことかわかっていたんだろう。


彼女たちの書いた著書にもそれについて触れたものがあるから。




それでも僕は、わかっていても、その禁忌に手を出した。





()が、彼女ともう一度結ばれるために。



今度は、彼女が、望んで僕を選んでくれるように。




―――



暗闇の中で―――は、何を考えているかわからない表情で、ただひたすら、彼女たちの人生を見続けていた。







罪人は普通に考えて略奪しようとした彼ですね。


でも、彼にとっては、2人の世界がある彼女たちは、自分と彼女たちに大きな壁を作っていて…どう足掻いてもそこに自分は入れなくて…大好きな人でもあり、許し難い罪人だった…


今回の題名は、彼の(考えた彼女を攻略する)攻略法典ともとれるし、彼女の(愛を獲得するための)攻略法典ともとれる…そして、ゼノンの攻略法典(ゼノンに勝つためのゼノン攻略法)でもある。罪人はある人にとっては3人なのかもしれないという意味を込められますね


帰路に就く、が正しいそうですよ!でもきろに〜と打ち込んでいくと予想変換に間違った帰路に着くが出てくる人もいそう…


ちなみに、類語に帰宅の途につく、や、帰途につくもあります!


全部同じ意味で『帰宅途中である』という意味ですね



帰り路(帰り道)に着く(到着する)だとおかしいから、じゃあ別の漢字なんだろうな、と考えるのが一番わかりやすいのではないでしょうか

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