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36.第七章 命捨てますってか?SPEC高かろうが命捨てる覚悟だろうが、やっちゃいけねえことがあるんだよ

あっ、タイトルが某ドラマの名前が入っているように、今回ドシリアスになってる…


この話を読んでいる間にSPECのメインテーマを流してみるとより悲しい気持ちになります。


よくあるセリフで「その謝罪は受け取れない」的な言葉の後に「私はそのことに関して不快な思いをしていないので」とか言う人物いるじゃないですか。


あれ、どう思います?

私たちはアルバムを見終わった後、日記を見つけた。


「…これ、日記だよね?」


「ああ、そうみたいだな。日付も書いてあるし」


日記は、私の前世のロゼリアと、エリクの前世のゼノンの名前のものの2つがあった。


〜この日記は私と同じ魂の者のみが開ける。読んでもいいとその者が許可した場合には、承諾された者も読むことが可能となる〜


その日記には、私たちのこの世界での人生の粗方全てが記されていた。


日記は私たちのこれまでが詰まっていて、その人生がどれだけ楽しいものだったのか、時には写真や動画で載せられていた。


そこで私たちと勇者アレンの確執もわかってしまった。


私の前世は、ロゼリアの日記を開けたのが私、ゼノンの日記を開けたのがエリクだったことで確定した。


私の前世のロゼリアは、"その日"から日記がパタリと止み、ある日から新しい日記で書き始めていた。


理由はゼノンの日記に詳しく書かれていた。


家族で話し合って、ロゼリアから"アレン"の記憶を全てなくすことにしたのだ。


ゼノンの日記にはこう書かれていた。


『この世界が魔法という摩訶不思議なものがある世界でよかった。


ロゼリアがひどいめに遭ってからすぐは、ロゼリアが恐慌状態になっていたからかけなかったけれど、あの野郎のことはロゼリアは覚えていない方がいいと思うというのが全員の総意だった。


あの日に関する記憶だけを消すこともできる。


でも、そうしなかったのは全員の意思だ。


なぜあんな奴のいい記憶だけを残していい奴だったという思い出にしなくちゃいけない?


あいつは何よりも好きだったロゼを一番傷つけた。


あいつを殺さないのは俺の弱さでもあり、ずるさでもある。


どんなに傷が癒えたようにみえようが、ふとした瞬間に蘇る。


それは色々なところで鎖となって足を引きずるものになる。


罪を犯した者が完全に更生して良い人になろうが、その人は受刑者というラベルが貼られるだろうが、それは自業自得なのに、受けた側は勝手に相手は世間的には許されていて、自分は許さなくてはいけない立場になっているんだ。


理解不能でしかなかった。


だから俺はこの世界の法律を作る時に自分のいた国、ひいては世界のどこよりも平等に厳しい法律にしたつもりだ。


強姦は死刑にしていた。


熱湯に入れられたり、凍えるような寒さに晒したり、様々な苦しみを与えた後の死刑だ。


というより人生を破壊させるような詐欺も死刑だし、とにかく人の人生を破壊させたら、悪意があろうがなかろうが重い罰だ。


でも俺はアレンにそれが出来なかった。


当事者側が一番望む方法での刑罰というのもありだと思う。


でも、それで色んな思惑が絡んで本来の望みではなかったら?


刑罰が軽いと思われ再犯されたら?


それでも俺は殺せなかった。


情というのは本当に厄介だ。


地球なら友達はたくさんの娯楽の中から共通の趣味だとか、色んなネットワークから友達を作ることもすぐに切り捨てることもできたのに。


一生逃げていろと思いながら、でも罪のない赤子とはよくいうけれども、親が、片親でも存在を憎んでいる赤子に関しては殺したかった。


望まれていない存在なんて生まれたところで苦しい生活だろう、というのは建前。


俺以外との間にロゼリアの子どもがいるのが嫌だからだ。


生まれ変わった俺はあいつのことを許せるのだろうか。


わからないけれど、俺はあいつとアクセルさんを救った時に、あいつは治すだけ治して放っておけば良かったと思っている。


そうしたら、歪まなかったんだ。』



ゼノンの日記は"その日"から苦悩が多く書かれたものになっていた。ゼノンは日記を書く頻度を減らすことはなかったが、如何に強くなるかに心血を注いでいて、私たちの息子娘も、怒りに燃えて一緒になって魔法を極めていたらしい。


「………」


「………」


「私たち夫婦だったのは間違いなかったね」


「…ああ」


「私はさー…アレンのこと、許せないな…だって、これだけ与えておきながら欲を出して、幸せだったいわば恩人の私たちを不幸にしたんでしょ?図々しくない?悲劇ぶってない?こいつより不幸な境遇の人がこの世に何人いると思ってんの?むしろ恵まれてるよねこいつ。いやまあ不幸比べとかしちゃいけないんだろうけど」


「ああ、悲劇のヒーローぶってるな。俺にはこいつとの思い出なんか全く記憶にないから、嫌悪感しかわかねえ。通りで賢者と大武人に対して失礼なこと言うと罰せられるのに、勇者は大丈夫なわけだ」


「賢者たちの二次創作って禁止されてるじゃん?仮に許されていたとして、勇者と前世の私が結ばれるとか、とにかく勇者あげのものがあったら絶対処分だわ」


「本当にな。ま、前世は前世、今世はそれらしき奴もいねーし、本題戻って魔法の本とか探そうぜ」


「私はまだ家探索してるよ〜」


そうして私たちはちょっと暗い雰囲気になってそれぞれ戻っていった。

これ、倒置法にするの悪の所業だと思うんですよね。

「不快に思っていないから大丈夫ですよ」って言ってくれたらほっとするだけで済むのに、「受け取れない」の否定語からきたら、えっ(そんな…!どうしよう)の焦りと他マイナスの感情が出てきて無駄に心身に負荷をかけてくるんですよ。


謝られてる側からしたら茶目っ気のつもりかもしれないですけど、失敗した側の気持ちとしては…って思っちゃいます…ええ。失敗した側は兎にも角にもすぐに許しの言葉がほしいんですよ。心の安寧がね…メンタルが弱い人は特に


SPECのメインテーマ好きです。いやほんと色んなアレンジ流れるけど最高。


今回の講座〜意思と意志〜


実は同じ意味でも使えるんですよね〜

はあ〜困った困った!


とりあえず漢字で考えようという感じでね。


意思は思想(ポジティブもネガティブも可能)

意志は意気込み(志)(ポジティブのみ)


というもっと強い想いですね(メガネスチャッ)


つまり、意思の中に意志の意味も含まれるということかな。意志の中に意思はないので、逆はぺけべる。


多分そう。


多分ね…



ブラまどビッグバンオタの感想〜


私ちょっと予想当たったのでは?王子が横取りしようとする展開が次章っていうのは当たりましたな!


しーんぱーいあるさーーー!!


ルークが敵になったってところついて掻っ攫おうとするんだろ!!


くぅっ…!反論できねえ!!


バカナマタカ!バカナマタカ!


今度こそルークの言い返しが出来ない気がする!


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