35.第六章 こだまでしょうか
前回の前書きの続編
印、印章、印判、印鑑、判、判子…この中でファンタジーマンガでは印章しかほぼ使われませんが、どれがどれだかわかる人います…?
あと、一字一句、一語一句、一言一句…間違い探しをしてみてください…
家は…すんごい豪邸というわけでもなく、田舎の土地代がほぼ0円だからこそできる、広い日本家屋みたいな見た目をしていた。
「なんか…馴染むね」
「そうだな…」
ここまで、 色んな果実がなっている木が生えていたり、謎の庭園を通ってきたので、前世の自分がどんな城を造ったのかと思っていたが、安心感を選んだようだった。
「どうだい?何か懐かしさは感じるかい?」
「はい!」
「安心しますね」
「鍵ってどこにありますか?」
「ああ鍵ね…一つ忘れても大丈夫なように色々な開け方があるんだよ」
そう言ってエリクの前世のゼノンに似ているらしい彼は引き戸の前に立って
「『いただきます』っていうと、『ごちそうさま』っていう。」
と書かれた木札に手をかざして
「こだまでしょうか、いいえ、誰でも。」
と呟いた。
(金子すゞじゃん)
エリクと私は某詩人の詩を思い出した。
そしてゼノン似のイケメンが呟いた途端に、引き戸は自動で開いた。
「「おぉーー」」
「じゃあお二人さん、後はご自由にくつろいでいってね。生まれ変わりの君たちなら、先祖も怒らないよ。」
「あ、ありがとうございます」
そう言ってこの家には私たちしかいなくなった。
「とりあえず私はうろうろしてるね」
「俺は本棚探すわ」
私とエリクは別行動をすることにした。
私は前世の自分たちがどんなインテリアを施していたのか気になったので、隅から隅まで家を見てから本を読もうと思った。
エリクは本棚を探して、自分たちの前世の記録を探すことにしたようだ。
「お!ちょっと来てみろよアリエ!俺たちのアルバムあるぞ!」
「え!行く行く!ちょっと待って〜」
それから私はエリクの元へ行き、エリクが手にしているアルバムを一緒に見ることにした。
そこには傾国の美女と美男たちがいた。
「えーと…あ、この人たちがゼノンとロゼのお母さんお父さんかー。家が隣同士だったんだね」
「やっっべ…超美形…」
「私はお父さんお母さんのそれぞれの特徴を受け継いで、ゼノンはお母さんとお父さんが似た色彩だから…どっち似なんだろうね?」
「どちらに似たとしても俺たち揃いも揃って勝ち組だなこりゃ」
「…ん?あれ、この2人最初の村の全員集合!写真にいなかったよね?ほら、この2人。」
「ああ。確かに…人外みたいな美形の村人全員にかかっているキラキラエフェクトの髪色してないし…もしかしてこの2人が?」
「大武人と、勇者だね」
「うわあ…こりゃモテるわ。勇者は肖像画とか写真残ってたけど、大武人と賢者は肖像画すら残ってなくて見た目の特徴だけだったから、なんか馴染み薄いな〜」
その村の集合写真は、中央に村長一家がいて(なぜわかったかというとそれぞれに触れると名前が出てきた)という配置図で、全員本当に仲が良さそうだった。
ただ、ゼノンとロゼと勇者のアレンが唯一の同世代なのに、アルバムには加工してアレン抜きの2人で写っているようにしたものばかりだった。
なぜわかったかというと、加工前と加工後が見れるようにされたアルバムだったからだ。
毎年分ある、タイトルが『英雄たちの軌跡⭐︎』という写真なんかは4人で撮っているのに綺麗にアレンだけ消した写真が加工後として残っていて、前世の私たちの自伝などで薄々わかっていたけれども、何かがあったことは顕著だった。
「うーん…アルバムってやっぱり面白いよな〜」
「私たちが美形すぎて加工前ですら事故った写真ないの強すぎる」
「はははっ!!」
それから私たちはアルバム鑑賞に浸った。
しばらくして、私たちの前世のゼノンとロゼの大人になってからのアルバムへと変わって行った。
そこには私たちの息子と娘がいた。
「うちの子かわいいっっ!!を誰しも認めざるをえない圧倒的美形やん」
「この村って、案内してくれた人たちも普通に今まで見た人たちの誰よりも美形だったし、なんなん?」
「なんかの本に書いてあったじゃん。神が一番手をかけたとかなんとか」
「どんだけ〜〜」
と、話していたが、その後見つけた本にて、確かに神に一番近い土地だけれども美形になる祝福は与えていないと知り驚いたのであった。
私、ハンコはあのスタンプのことだなって知ってましたけど、印鑑=ハンコだと思ってたんです。
ちゃう…だと…!?
印章=ハンコ
印鑑=ハンコの模様
(つまり印影…ハンコで押印した印自体のこと、しかも登録や届出がされた公式のもの)
つまり、私が思っていたのと真逆…だと…!?
らしいんですけど、マンガ読むとわかるんですけど、
大抵のマンガは印章が完全に本来の意味の判子という意味ではなく判(印)で使われてます。
かぁ〜っ!!これが日本の恐ろしいところやねん!
謎のハンコ文化な!!
ハンコに無駄に経費と労力かかるんだよ!
苗字がレアな人の苦悩は多くの人が知っているというのに!
一言一句〜の答えは一語一句というのが存在しない言葉です。一字一句と一言一句はどちらも正しく存在します。
ブラまど感想限界オタの嘆き〜
どぅええええ!!なんでだよ!なんでなんだよ!ここは「私も好きだよ。」かーらーのラブラブハッピーエンドでしょ!?
と思った私、深読みの深読みが得意な私はこんな裏を読んだ。
ノエルは今無職。自分の力でルークと対等の立場に立ってから逆プロポーズでは?
ルークは後遺症があるからそんな中で無職のノエルなんて足引っ張ってしまうと考えてこの返事なのでは?
妄想でしょうか、いいえ、全読者の望みです。
お願い、そうだと言ってくれ…!




