表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
23/95

23.おわりのはじまり

子どもにも読ませたい!泣けるなろう小説を今回は紹介します。これは本当にいいですよ…

なんだかんだと聞かれたら、答えてあげるがもう4年―――



私たち家族は世界一周旅行を存分に楽しんだ。その間にうちの子どもたちはそれはそれは天才具合に拍車をかけて、おまけに美貌まで予想通りの美しさだ。


子どもたちには、ゼノンと話し合って、求められたら自分たちの考えた魔法は全て教えることにした。



あまり強くなりすぎて孤独になってしまうのは心配だから、求められない限りは教えない魔法はあるけれども、やっぱり自分の子どもなので、誰よりも強くなって輝いている姿をみたいのも本当。


結局、アレンやアクセルさんよりいろんな魔法を教えている。


長男はゼノンに見た目も性格も似た。こんなに素敵な父親がいたら、そんな人になりたいと思うのは当然だから、すごく嬉しい。


双子は2人して長男のユカリの後ろを追いかけている。頼れるお兄ちゃんとしてユカリも面倒を見て兄妹仲がよくて本当に幸せ。


シャナは歌をうたうのが好きで、ナツは絵を()くのが好き。


シャナは歌の最中に素敵な魔法を使いたがり、その結果として同時進行で何かをするのが得意だ。


私たちが定期的に帰る故郷で見せたあのコンサートをみたら、そりゃ歌だけではなくいろんなことを乗せたくなるよね。


ナツは()いた絵を動かす魔法や、香りを発生させる魔法、などなど、後から物に魔法を付与することを楽しんでいて、油断すると魔法をかけてほしくないものにまでいつのまにか魔法をかけていたから、それは焦った。


ユカリは私たちの前世の話が好きで、そこから私たちでも想像できない魔法をつくったりした。


みんなに熱中できる素敵なことが見つかってよかったと思う。私たちの子どもはもれなく魔力がすごかったから、きちんと勉強するやる気になるものがないと、勉強しなくなって、魔力がどう作用するかわからない。


「みんな、今日はね、話があるの」


「「なに〜?」」


「あのね…そろそろもう、ハルカナ村に戻って、ずっと住み続けようと思います!」


「へー!母さん、俺は賛成!」


ユカリが顔をほころばせる。


「シャナとナツはどうだ?」


ゼノンが質問する。


「お父さん!私は別にいいよ!だっておばあちゃんもおじいちゃんもすーっごく歌が上手くって私があんなに聞き惚れたのはハルカナ村の人たちだけだもん」


シャナはニコニコで返事をする。


「私も賛成だよ!旅行するところはもうし尽くしたって感じだしー…私の絵の題材になりそうなところはもう把握してるから、ちょちょいのちょいで転移して暫くそこに滞在するくらいでヘーキだもん」


ナツの発言に思わず口を挟む。


「お母さんはまだみんながちょちょいのちょいで転移できるようになったと知っていても、長期滞在は許しませんよ〜!」


「そうだぞ!ナツたちがすぐに転移魔法をぽんぽん使えるようになったから結局家族で定期的に里帰りするようになれたのが早かったのは嬉しいが、まだ独り立ちは許さないからなー」


ゼノンが私の援護をした。そう。我が子は転移魔法をすぐに覚えたし、使いこなした。よって片親が転移して定期的に近況を報告とかする暇もなかった。世界一周すると決めた後に、すぐ教え始め一瞬で覚えた。


「ええ〜」


「ナツ、落ち着けって。独り立ちを許さないだけで、1人での転移で1日旅は許してくれるよ」


「そうかな?」


「そうだよナツ!だって私が歌のコンサート開きたいって言った時、お母さんたち、許してくれて、すごい色んなこと自由にしてくれたじゃん!」


「そうだね、ちゃんと事前報告はして欲しいけど、1日旅とかなら別にいいよ!前世でもお泊まりとかあったしね」


私は言う。


「じゃあみんなハルカナ村に戻って定住することに賛成してくれたことだし、早速戻ろう!」


「ああ、そうだな。よし、みんなお父さんたちと手を繋いで円になろう。俺の転移魔法で全員ひとまとめに帰るからな!」


「はーい!」


そうして私たちは4年のぶらり旅を終えた。


「あら!お帰りなさい!私の可愛い娘と息子とお孫さん!」


「ただいま〜お母さん!戻ってきた〜!」


「おはようございますミラさん!」


「ただいまミラおばあちゃん!みんなは?」


ユカリが周りをキョロキョロする。


「あ!ユカリたちだ!!ユカリー!魔法作ったの〜」


「おー!ユカリ、シャナ、ナツ!元気だったか?」


声が聞こえたと思ったら、ユカリよりも少し年上の子どもたちが集まってくる。


「あ!シャナ、元気だった?新しく作詞してみたから歌ってほしいな」


「ナツも新作の絵見せて〜ぼくもまた水墨画書いてみたの〜」


「いいよー!」


「お〜、君らは本当にやっぱりハルカナ民だな〜、そんな子どもたちに朗報だ!俺たち一家は世界一周を終えてここにずっと住みます!」


ゼノンが子どもたちにそう言うと、みんなが喜んだ。


なぜ子どもが生まれることはないと等価交換で代償になってしまったうちの村に私たち夫婦以外から生まれた子どもがいるのか。それは単純。私の創造神からの祝福はそれを願ったから。



――



「ねぇゼノン、私人生の中でもベスト3に入るナイスな祝福の内容思いついたよ」


「え?なんだ?」


「ハルカナ村の、子どもが生まれないという代償をひっくり返して、ハルカナ村の夫婦に子どもが生まれる祝福を授けてもらうの!」


「!!ロゼ……!!!天才だな!よし、ぜってーそれで行こう!」


「うん!!」


――



メディから願いを聞かれて一晩も立たずにこの考えを思いついたことは本当によかった。


私たちは革命を終えてまだ14才だったけど、お母さんたちは16才で結婚して、お母さんの友達たちはお母さんと同年齢か、下しかいないから、まだまだ30才辺りだったのだ!


すぐにメディに私の願いを叶えてもらい、村のみんなに説明した。


そしたらみんな本当に喜んでくれて、みんなして涙が止まらなかった。


そこから実は、ハルカナ村はベビーブームだったのだ。


ハルカナ村は16才で結婚式を挙げるのが最短だったから、私たちも早く結婚したけど、つまり、その時には小さい息子娘がいるお母さんお父さんの友達がいっぱい。


ハルカナ村の天才遺伝子でもれなくその子達も美形だし、才能が溢れていることは、帰省するたびひしひしと感じた。


だから結局、旅はしたけど、子どもたちが一番遊んで楽しめるのは、ハルカナ村の子たちとだった。


週に一回はみんなで帰っていた。


じー…と見ていると、ユカリはナゴミちゃん、シャナはカン君、ナツはフユ君とお互い両思いそうだ。


ナゴミちゃんはユカリと同じく魔法の才能。


カン君は作詞作曲の才能。


フユ君は絵画や陶芸が大の得意だ。


趣味が合わないと人生共にする上で大変だから素敵なカップルだと思う。


この子達が見せてくれる作品はみんなキラキラ天才的だ。


親バカここにありではない。まごうことなき事実である。


息子娘の幸せな未来が確定していて私は一体どれだけ幸運なんだろうか。


「そういえばゼノン、私、もう1人くらい子どもがほしいな〜…」


「ああ、そうだなあ…俺も、ほしいかも。もうユカリは9才、シャナとナツも8才だけど、歳が近すぎてお兄ちゃんと妹というよりは親友感があるからな、可愛がれる存在っていいよな」


「ほんと!言ったからね!じゃあ今日から早速結界外そ〜っと!」


「ああ、わかった」


「じゃあ!今日だけお酒を呑むぞー!!!」


「そうだな!きっと今日はハルカナ大宴会だ!俺も今日だけは飲んで食べてロゼと一緒にまた禁酒だ!!」





―――



「え〜、これより、ゼノン・ロゼリア一家のハルカナ村に定住することを祝う宴会を始める!!」


バリーじじが開宴の言葉を発して、(うたげ)が始まった。


「イェーーイ!!」


「まさか、アレンも来れるとは思わなかったよー!王様って急に予定変えれるもんなの?」


なんと宴には、アレンも参加した。メッセージ魔法を飛ばしたら、『僕も行くよ、』と、返してきたのだ。


「はは、だいぶ部下達も育ったしね。君たちが世界を回っている間に作ったいろんなこともより早くこの国を発展させるのに寄与しているんだよ」


「アレンおじさん、私たちやるでしょー!!」


「やるでしょー」


「シャナとナツたち芸術に強いハルカナっ子は、芸術でたくさんの事を伝えたもんな?」


「本当ハルカナ村の子たちは流石うちの子って感じ!」


「ああ、ハルカナ村産の芸術品は一番の高級品だよ。僕は毎回売り出される時全部落札したい気持ちをどうにか抑えているんだ」




それから私たちは呑みながら話を続けていたけれど、とうとう眠気に耐えられず、寝てしまった。




―――それが作為的なものだとは、誰も気づかなかった。





だって、害を与えるものは、入れない結界が作動しているから。




まさか、祝いとして贈られた綺麗な大量の花が、酒樽が、ジュースが、眠りを誘発するものだなんて気づかなかったから。






―――朝起きた時には、全てが変わっていた。




『なあ、ロゼはさ、誰かを救うために、体を許せるか?』


『ゼノンだけに決まってるじゃん!つまり、どんなに素敵な人でも、すごい人でも、命を助けるために私の体を捧げるしか方法がなかったとしても、ぜーーったい嫌!!なあに?よくあるエロい話みたいに、上手い下手とか比べられたいの?私はさ、人生で体を許す相手がお互いだけで終わる私って、とっても幸運だと思うの!本当に純愛でしょう?だから、下手くそとか、上手とか、そんなのないよ!だって好きな人なんだもん!そういうのって存在しないんじゃない?』




想像以上に長文になってしまったため、また別の短編としてエッセイであげました!ここでは簡単に紹介します!


作者 沢野いずみ 題名『前世、弟子に殺された魔女ですが、呪われた弟子に空いに行きます』


泣けます!多分涙腺弱い人は話が進めば進むほど涙のブレイクタイムが早くなります!最終的に毎話泣くくらいになる人もきっと続出です!


読み返したくなるお話なんですよね…


感情移入がとってもしやすくて、キャラがみんな素敵なんですがそれぞれの視点が毎度切ない…


実は主人公カップルが一番永く純愛かと思いきや、というところもびっくりです。


恋愛小説ですが、哲学とか古典とかの方が好きな人とかも、これは!と思うはずです!


おすすめです。私の中のなろうベスト3のひとつです!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ