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20.ハッピーウェディングは和式と洋式、そして地元形式で!

洋式も和式もしたいけれども選ぶなら洋式ですよね!

「雨季に結婚式ってフツーにデメリットしかないけど、私たちならちょちょいのちょいでサンサン太陽よ」


「そうだな。それで?和式と洋式?それとも村人のみんなが今までやってきたやつ、どれにするんだ?」


「もっちろん全部だよ!ぜーんぶ!ハルカナ村のみんなが今までやってた誕生日パーティーみたいな結婚式もする!合わせて3つ!」


「2日でできるかぁ〜?」


「大丈夫大丈夫!」


私とゼノンは結婚式について話し合っていた。世界革命もだいぶして、もう表舞台に立つ必要もないので、私たちは結婚式を終えた後、子どもが生まれてしばらく経ったら、この世界を回ってみながら、思いつくまま魔法を極めていく予定。


ハルカナ村が一番だけれども、ここは山。この世界の海とかももっと見てみたいし、前世憧れていた世界一周旅行をしてみようとゼノンと話していた。


「えへへ、えへへ」


「何笑ってるんだ?」


「子どもは3人欲しいな〜って」


「俺も俺たち2人に似た子どもが欲しいな」


「私はね〜、私に似た子と、ゼノンに似た子と、私たち2人に似た子、みーんな生まれてほしい!」


「まあ、誰に似てもいいよ。俺たちの子なら絶対かわいい。隔世遺伝でもなんならいいし」


「そうだね!私もお母さんもお父さんも好きだし、おじいちゃんもおばあちゃんも…ゼノンの家族も好きだから、誰に似ても別によくある小説みたいに嫌いな相手に似てしまったので憎むなんてことないから、母親初めてでも安心できるよ〜」


「お前が読んでたものってそういう設定よくあったのか…やべえな…」


「まあ、まだ何もしてないうちに子どもの心配するなんて気が早すぎるか!結婚式でやっと夫婦になるね!」


「この村結婚式後じゃないとキス以上はできないってほんと…辛かった」


「まさかゼノンが守るなんて思わなかったよ、だいぶ小さい頃というか、プロポーズのその日にキスしたし」


「守るよそりゃあ。いくら俺が違う世界の記憶を持っているとはいえ、今の俺はハルカナ村を愛しているハルカナ村人だ…それに、お前が初夜に初めてって素敵って言ってただろ」


「んふふ…大好き!ゼノン!」


「ああ、俺も好きだよ」


と、惚気ながら私たちは結婚式の計画を立てた。


――そして当日―――


結婚行進曲が流れる中、私はバージンロードを歩く。


お父さんは私を連れて行く間もずっとニコニコだ。


お父さんからゼノンへと私の相手が変わる。


この日のために考えた白い定番のプリンセスラインのウェディングドレス。人生で一度は着てみたかったプリンセスのようなドレス。


私は今この瞬間、きっと誰よりも幸せだ。


ゼノンの服は黒のフロックコート。私はタキシードだと思ってたけど、村のみんなの再現によるとモーニングコートやフロックコートを昼にすべきと勧めて来たので2人して驚いた。きっとゼノンなら洋服のA○YAMAでも似合うけど、天才ファッションデザイナーだったり仕立て屋の村人に任せた結果、とっても素敵だ。


「新郎ゼノン・ツキヤ

 あなたはここにいるロゼリア・アサヒを

 病める時も 健やかなる時も

 富める時も 貧しき時も

 妻として愛し 敬い 慈しむ事を誓いますか?」


「はい、誓います」


「新婦ロゼリア ・アサヒ

 あなたはここにいるゼノン・ツキヤを

 病める時も 健やかなる時も

 富める時も 貧しき時も

 夫として愛し 敬い 慈しむ事を誓いますか?」


「はい、誓います」


「それではおふたりに指輪の交換の儀式を行って頂きます。


はじめに、新郎ゼノンから新婦ロゼリアへ指輪をお贈りいただきましょう。」


ゼノンがダイヤモンドの指輪を私にそっとはめる。


ゼノンからもらったルビーの指輪と調和する、最高級のダイヤモンドの指輪。


「続いて、新婦ロゼリアから新郎ゼノンへ指輪をお贈りいただきましょう。」


私もゼノンのルビーの指輪がはまった指に、一緒に考えたダイヤモンドの指輪をそっとはめる。


「続きまして、これから一生を共にしていただく、新婦ロゼリアのベールをお上げいただき永久の愛を込めて、誓いのキスを交わしていただきましょう。」


実はこっそり練習した誓いのキス。キスシーンを公開するのは恥ずかしいと両者一致したので、魔法のエフェクトで影に隠すことにしている。


「ではここで、先ほど交わした指輪を皆さまにご披露していただきましょう。」


私とゼノンはここで石鹸水で張った影を解き、シャボン玉を作って指輪を披露する。


「続きまして、結婚証明書に署名をしていただきます。


まずは新郎ゼノンにご署名いただきます。」


ゼノンが、ゼノン・ツキヤと、今までにないくらい綺麗な字で書く。


「続いて、新婦ロゼリアにご署名いただきます。」


私もかつてないほど慎重に、ロゼリア・アサヒと書く。


…もう私は次からは、ロゼリア・ツキヤなんだなあ…



「ここで立会人として皆様を代表し、お二人の結婚証明書にご署名頂く方をお呼び致します。


ユーリ様、メイナード様、どうぞ署名台までお越しください。」


私のお父さんとゼノンのお父さんが前に来る。


「まずは、新郎ゼノンの立会人代表であるユーリ様よりご署名いただきます。」


お義父さんは綺麗にサラサラと書く。


「続いて、新婦ロゼリアの立会人代表であるメイナード様よりご署名いただきます。」


お父さんが力強く書く。


「それでは、結婚証明書をご披露いただきましょう。」


綺麗に、丁寧に書かれた結婚証明書をみんなに見せる。


「今、おふたりは皆様の前で真実の愛をお誓いになりました。


みなさま方、おふたりのご結婚をお認めいただけますでしょうか。


ご賛同の方は、盛大な花火魔法をお願い申し上げます。」


村のみんなが色んな色の光を放ってくれる。簡単な花火魔法でみんなが様々な花火を見せてくれる。



「村人の賛同により、結婚が成立したことを宣言します。」


「ありがとうございます。」


「ご参列の皆さまのご承認をいただき、めでたく新郎ゼノン、新婦ロゼリアの結婚が成立いたしました。


新郎ゼノン・ツキヤ、新婦ロゼリア・ツキヤご夫妻のご誕生です。


ご結婚誠におめでとうございます。


みなさま改めて、盛大な花火魔法をお願い致します。」


前列の人たちが花火で字を作って


ロゼ、ゼノン、けっこんおめでとう!!


と私たちに見せてくれる。


「ただいまをもちまして、新郎ゼノン、新婦ロゼリアの結婚式を結びといたします。


本日は誠におめでとうございます。


それではおふたりには、ウェディングロードをお進みいただき、ご退場いただきます。


皆さまその場にご起立いただき、祝福の拍手でお見送りください。


ご結婚おめでとうございます。」


鳴り止まない拍手が響く。私とゼノンはそれを背に式場を後にした。


――


その後、白無垢の結婚式では婚姻届を書いた。


昼になったので和食をみんなで楽しむ。


白無垢はおしろいをつけて平安女子になりたくなかったので、肌色にそったメイク。


私たちは1日目にたくさん着替えて、2日目は丸一日伝統的な村人の結婚式(というよりかはお食事会)をする予定なので、1日目の午後から私が真っ赤なマーメイドドレスに、ゼノンも黒いタキシードを着て、午後の予定の披露宴スタートを切る。



披露宴では定番のケーキ入刀をして村人全員で食べた。(全部食べれるケーキにした)


お色直しでも今度は緑色のドレスを着て、ゼノンは白色のタキシードでお互いにまたときめいた。


そして時間はあっという間に過ぎ去り、私たちは初夜を迎えたけれど、疲れていてもとても満ち足りている1日目だった。



ありがたいことに結婚式の手順について書かれているやつをたくさん引用させていただきました。最早混乱してどのサイト見たのか忘れました…

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