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2.王子の過去〜母譲りの見目〜

王子視点つまらないのでいつかどうにかしたい…

とりあえず飛ばして暇な時お読みください

※どうにかしたくても出来なかったので後書き楽しくしようとしました。

サンジュ公国の第十二王子のアレン・サンジュとして生まれた僕は、この国が大嫌いだった。優しい母を1番身分の低い側室だからと虐げる他の妃や侍女に侍従、お母様に手を出した父、50人を超える妃がいて、その夜向かうのはくじで決める場合もあるらしい父、気まぐれで人を殺すらしい父や他の上位妃や兄弟姉妹。


母は、妃たちの中で唯一の平民の出だった。王が気まぐれに、「貴族の暮らしを下民に体験させてやろう。国内の年若い見目の麗しい女性を召集しろ」と領主に命令し、召集されて、手を出された女性の中で、唯一身籠った女性。


母や他の召集された民たちは泣いた。それはそうだ。国が10年も経たずに滅ぶことも多い中、国が変わっても変わらないことは、「貴族は平民を気分で殺す」だったのだから。召集されることで、殺される可能性が高まることは分かりきっていた。実際、召集されて殺された女性もいた。


その中で、平民なのに身籠った母が殺されなかったのは、母が特別美しかったから。王は母を何回でも手を出せるよう、後宮に留まらせたらしい。


50人以上居る妃の中で母は寵愛されている方だった。王はくじで寝所を共にする妃を決めることもあるけれど、そうではない時もあって、その時の選択肢に母は含まれていたから。



母は、僕に優しかった。恐怖しか抱かない王との間の子どもであるのに僕に優しかったのは、唯一同じ血が流れる家族だからだろうか、それとも、自分より幼い弱者の子どもだからだろうか。それとも、髪色と目が、母譲りの金髪と薄茶色の瞳だったからだろうか。父は、黒髪に翠色の瞳だ。


母は「下民の血が流れる赤ん坊の世話など嫌だと言われたおかげで、他のお妃様は赤ん坊を他人任せにしているけれど私はあなたの世話をすることができた。赤ん坊を産んで命を落とすことも多いのに、このお城のお妃様が産んだ時の生存率は高いからか私もあなたを産んで生き残れたわ。自分の子どもを産むのと引き換えに死んでしまって育てられないより、自分の子どもが成長するのを見届けられるだなんて、きっと恵まれてるのよね」なんて言っていた。母の会話は節々に、まだマシな方だ、という含みを感じるものだった。


母と共に、僕は基本的に前王家から引き継いだ図書館に基本的にいた。他の妃たちは派手に着飾ることやティータイムか、母の部屋に向かって母と僕を虐げるかばかりだし、侍女や侍従は仕事の範囲外の場所なので、一番虐めが緩和される図書館が便利なのだ。流石に本を汚すことで何かしらの不興を買うことは恐れるためか茶を掛けられたり、死骸を送られることは此処ではない。訪ねる者がいても口だけの暴力になるのだ。


そして僕は、図書館で様々な本を読んだ。母は平民なので読み書きが出来なかったが、「この図書館で本を見始めてから、読めるようになったの。」と言っていて、僕に絵本の読み聞かせをしてくれた。


母を守る力が欲しかった。母から聞く同じ待遇の人々―下民と呼ばれる人達を救いたかった。その為には強くなって新しく国を作り直そうと思った。様々な歴史書があった。50年以上王家が続くことは稀だ。その当時の王家の血筋のものはもれなく新しい王家に殺される。ということは多分今の僕たちを虐げる妃や異母兄弟姉妹と王は死ぬのだろうが、そこで僕まで死ぬのはごめんだ。だから僕は独学で剣術や体術を学んだ。


そして、僕が今の王族を滅ぼす前に、王家は滅んだ。僕が8歳の時だ。王や異母兄弟姉妹は全員殺されたが、妃は新王が気に入ったものは生き残ったらしく、母はその美貌で生き残った…らしい。推定なのは王家が攻め入られた時、僕は母の元を離れて母の熱を冷ます薬草を探しに森に向かっていたからだ。そこで騒がしい声を聞き身を隠していたら、いつのまにか城門には憎き王の首が飾られていた。


復讐はこの手でしたかったが、この年齢では無理だともわかっていたし、なんだかまた辺りが騒がしいなと思ったら、間者として入っていた新王の弟がその武力故に恐れられて新王に殺されそうになっているらしい。弟は森の中に逃げていったということで僕も誰かに見つかる前に逃げるしかないと思っていたら誰かに俵担ぎにされて担いだ男は走っていた。


それが僕と新王弟ジェイドの出会いだ。



どうにも出来なさそうなので後書きを楽しくします。


カラー漫画をよく読みますが、

ヒーローは多分一番多い黒髪赤目も好きだし、その次に多いであろう銀髪も好きだし、金髪も好きです。


ヒロインは赤髪も好きだし、黒髪も好きだし、銀髪も白髪も好きだし、ざまぁものによくある本来のヒロインのピンク髪も好きです。


実はピンク髪の歴としたヒロインもSSRで現れます。私の記憶では憑依もの転生ものでも銀髪や白髪ですら悪役が出てきます。銀髪や白髪の悪役はSSRのレアもんです。赤髪や黒髪はRです。全髪色に素敵なキャラがいます。ですがヒロインに関しては長髪派です。ヒーローは現代物に限り断固短髪で、ファンタジーはどちらもウェルカムです。


ちなみに茶髪がモブばっかりなのは革命を起こして積極的にヒーローカラーとヒロインカラーに取り入れるべきだと思います。現実は茶髪って綺麗だからね…


赤髪を真っ赤な薔薇とか炎、黒髪を黒曜石とか夜、金髪を光、銀髪や白髪を月や透き通る色、ピンク髪を桜とよく表現しているのを読む気がしますが、茶髪だってアーモンドとか、チョコレートとか、大地とか、生命の色とか言えるはずです!


思い出して茶色の大切さを!

色鉛筆ですぐにお亡くなりになる君の名は!


_人人人人人人_

>  茶色  <

 ̄Y^Y^Y^Y^Y ̄


〜なおこの作品は主要3キャラは赤・黒・金の髪色です〜

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