19.女神降臨(レッドカーペットで颯爽と登場)
実はメロスについてのギャグが[日間]エッセイ〔その他〕ランキングで一時8位になりました。まじやばたにえん。
それは本当に唐突のことだった。
春はあけぼの、かは知らないけど、ていうかあの時代の春と前世の地球温暖化時代の春ひいてはこの世界の春が一緒かどうか非常に謎だけれども、流れる季節の真ん中で女神が降臨した。
いきなり空から現れて同時にレッドカーペットが出現し、そこを歩いたからまず間違いなく人間ではないとわかった。
「………え?どちら様ですか?」
私はつとめて冷静に質問した。
「ええ。皆様お初にお目にかかります。疑わないとは思いますが、わたくしはこの世界の創造神です。」
「創造神?」
ゼノンが疑問を浮かべる。
「この度は、わたくしの作った世界を遥かに素敵な世界へと作り替えてくださった皆様に感謝を申し上げたくやってまいりました」
「そうか」
アクセルさんは平然と返す。心の内が常にわかりにくいので内心動揺しているのかもしれないけれどちょっとわからない。
「つきましては、あなた方に祝福を授けたいと思います。しばらく考えていただいて構わないので、受け取りたい褒美を一人一つ考えてください。私はこの世界の創造神、なんでもとは言いませんが大抵のものは授けましょう」
「え!本当ですか!代わりに何か渡さなきゃいけないとかないですよね!?」
「もちろんありませんよ」
「わーい」
「マジで!超嬉しい!ありがとう創造神!!」
「真か…感謝する。神。」
「僕も感謝いたします。創造神様」
私はかつてないほど頭を高速回転させて願いを考えた。
定番の『いくらでも願いを叶えることができる』はだめだ。欲張りすぎたらそこで『虚しい考え方しかできないのですね…では、あなたには与えません』とかになるかもしれないし、何よりずるいことをすると後々返ってきそうだからね、しっかりたった一つの最大限の幸福をもらえる願い事にしないとな…
「ねぇゼノン、願い事決めた?」
「人間は知れば知るほど欲深くなるんだ…つまり決めてない」
「フフッ」
私たちが話していると、アレンが創造神という超絶美女に話しかけた。
「この世界や創造神様についてを尋ねることは祝福にみなされますか?」
「いいえ。どうぞご自由にお尋ねして構いませんよ。ただし、必ず答えられる訳ではないので、そこはごめんなさいね」
「では…ここにいるロゼやゼノンは、前世の記憶というのがあり、その記憶はここではない別世界の記憶らしいのです。そちらの世界にも神はいるのでしょうか」
「そうですね…その世界は存在します。そして、私のように創造神もいます。」
「神は創造神しかいないのでしょうか」
「そうですよ。ただし、創造神同士でそれぞれ階級があります。この無数の世界が生まれる前、最初に世界を作り出した創造神様は誰よりも強く、誰もがその人に認められたく思っています。数多の創造神の生みの親でございますので」
「創造神同士でランクがあるんですか!?」
私はアレンと創造神の会話を聞いていて驚いた。ラノベでは創造神は唯一無二の最強の存在なのに…
「創造神のランク分けはどうやって決めるんですか?」
「自分が担当する世界をはじまりの創造神様に評価してもらい、その評価により階級が決まります」
「ああ〜…そっか…だから、この世界の発展に貢献した俺たちに祝福を授けたいっていうことか。はじまりの神様から高い評価をこの世界がもらって、貴女がランクの高い神になったから。」
「ええ、神も結構人間味があるでしょう。ふふ」
「じゃあ俺からも質問。俺やロゼが前世の記憶を持ってこの世界にいるのは貴殿のおかげですか?」
「ええ、そうです。私は世界を任される際に、他の神々がどんな世界を見守っているのか調べました。そしてその中で心惹かれたのが『地球』だったのです」
「私は数々の世界を見てきましたがその中でも地球、そしてそこに生まれた人間という生き物はとても素敵だと思いました。数ある生き物の中で、唯一理性と本能があり、正しいことが悪になったり善にもなる…そんな摩訶不思議ないきもの。始まりの創造神様も、地球のことはとりわけ気に入っていたので、地球担当の神は階級も高く、私も地球のような世界にしようと人間を生み出しました」
「その際、地球の創作物は、転生した知識でチートというのが定番だと学習していたので、実際に行いました」
「そして、その『転生者』にあなた方を選びました」
「選んだ基準はなんですか?」
「様々なことに見聞がある方、想像力が豊かな方です。ただ、全員を精査したわけではないので、あなた方を選んだのは偶然でもありますよ」
「…感謝しております。今の時点では、はじまりの創造神様は、どの世界よりもこの世界は素晴らしくなるに違いないと期待しておりますし、わたくし自身もそうです。」
「実は、祝福を授けるのはあなた方に宿命を押し付けてしまうからでもあるのです」
「……え?」
私は不穏なものを隠しきれていない言葉を唐突に聞いて一気にテンションが下がった。
「いえ、人によっては喜ぶ宿命なのです。そして、それを担うのは転生者のあなた方2人です」
「人によっては喜ぶ…?」
ゼノンも眉間に皺を寄せて聞く。
「あなた方には、この世界で、地球の記憶を持ち続けたまま、転生し続けてもらいます」
「「!!!!」」
「どうでしょうか、実際あなた方はまだまだやりたいことがたくさんあるはず。しかし、不老不死の魔法はしていないですよね?ですから、毎回地球の記憶のみは引き継いで、生まれ変わるたびその知識でこの世界を素晴らしいものに変えてほしいのです」
「…いいかもしれない」
「私もいいかもって思った…ありがとう創造神!」
「あの、今のこの『ゼノン』や『ロゼリア』の記憶は引き継がれずに、地球の俺の記憶が引き継がれるんですよね」
「はい、ゼノンさんとしての記憶を引き継ぐというのも考えたのですが、地球でのあなたの記憶のみのほうが、よりこの世界を素敵にしてくださるのではというのがはじまりの創造神様のお考えです」
「まあ確かに…前の世界との違いとか、価値観とか地球の私の記憶だけの方が良いよね…ロゼの私はもう結構このファンタスティックワールドに染まってるし…」
創造神はそれからいろんなことを話してくれた。初対面だから威厳がある且つ偉そうじゃない話し方にしたけれど、実は気分で話し方を変えており、他の創造神からはキテレツ神と呼ばれていること、一番好きな話し方は地球のギャル語であること…
「え、マジ〜?応援するわ。ガンバレるーや」
「マ?神と人の恋じゃん」
「でも〜、ぶっちゃけアクセルさん人間やめてるしぃ〜、いけっしょ?ていうか、もはや神くらいじゃないとアクセルっちに見合わない後方保護者面」
「それなー?ほんとアクセル様知れば知るほど人類卒業の件」
「ガッデム!!」
「じゃあアクセル様の身内の人たちのエールもいただいたんで、ウチ、マジでアクセルさんかれぴっぴなってチョ♡ってお願いしてみるる〜」
「ちゃんと告白する時は男が好きな清楚系女子で行くンゴよ、某のネット情報やラノベのタイトルのみで察した一番男ウケがいい女子ーずは清楚、サラツヤストレート、NOT貧乳じゃ!」
「あーそれ。でもウチの旦那は、心が素敵なら見た目がモンスターでも愛してくれる心の広いイケメンだから♡」
「わかってる〜!ほんまアクセルっちそういう人間出来てるお人やで〜。見習え!跪け!クラスで二番目に〜とかパンピーに可愛さランキングつけるクズめ」
「ウチもそういうゲーノー人じゃないのに可愛いかどうか順位つけるのサイテーだと思ってた〜、地球勉強する時、女子はハーレムものも、三角関係ものもなんでも、顔の良さランキングはついてないのに、男子のはモー絶許!あるある〜で平然とランク分けされてんのマジわけわかめ」
「くっ、俺の秘められし力が込められた左腕が…グッ…そういう輩を魔法の力で滅ぼせと勝手に動く…!!」
「おけまる⭐︎この世界の担当である神が許可するっ⭐︎」
「あざまる水産⭐︎」
「…まあ、あんしんしてくれたまえ。拙者、浮気絶許マン。拙者の権力で無理やり、浮気禁止法組み込んだ也。もれなく、2人以上と身体的関係になったらDEATH⭐︎ティニーレベルの制裁与える魔法を全員に付与する永年稼働ロボ作った故、いけるいける!」
「浮気者がぴえんするじゃんサイコーロゼっち!」
「ぴえんどころじゃないぜっ!ドカンだじょ〜!」
「…お前ら、楽しそうだな…」
「方言だったり、ギャル語だったり、オタ語だったり、やっぱり使うと楽しいんだわ!」
「わかりみが深い」
「」
「……」
ゼノンとアレンがドン引いてるけど、女子の恋バナなんて大半中身ないからな!それにしても創造神!頑張れよ!アクセルさんに惚れているうんぬんの話辺りから本人には聞こえないようにしてるけど、多分アクセルさんはおもしれー女笑とかに惹かれる系でも、あんた、バカぁ?に惹かれる系でも、お慕いしております…に惹かれる系でもないだろうけど、まあ、わからんけど、頑張れよ!
ギャルになりたいとは一回も思ったことないけど、ギャル語とか面白いよなと思う派です。ただし日サロで焼いてきたという自ら癌疾病率上がりそうなあれはわけがわからないよ
まあ、他人なら止めはしないが…身内ならちょ待てよです
あと今回男子向け小説あるあるの、
学年の女子にランキングつけてる系について批判しましたが、ウィークリーウーマンの抱かれたい男とかいう、それに名前が載せられる側も、アンケート答える側もハラスメントが酷いあれもなんだかなぁ…て思ってます。
あんなん男だったら絶対
(キッショ…こんなんに載せられるとかまじ俺のことなんだと思ってんの…そういう目で見んなよ)
だと思いますね…




