表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/95

16.何度でも、貴女に恋をする。

みなさん、「ありえなくなくなくなくな〜い?」という語法についてどう思いますか?






――俺は、生まれた瞬間から前世の記憶があった。


だから、目も開けられない中、これからの赤子生活を想像して非常に耐えられなかった。


ムリだって!精神年齢大人の男がよく知らない女の人→母の胸に吸い付くだなんてどんな苦行だよ…!


そして目を開けられるようになって、なんとなく、なんとなーく視界を捉える内に、俺と同じ赤ちゃんが隣にいることに気づいた。


女の子だった。


キツイ。将来的に親しくなるであろうこの子の裸を見たことを俺だけ理解している罪悪感辛い。


でもまあ俺は賢かったわけで、変な赤ん坊だと思われないよう前世の赤ん坊の成長記録より少し賢い程度にしながら、尚且つ最短で自分だけでトイレ、着脱、これをこなせるようにした。


赤ん坊だったロゼとは話をしていたけど、最初に話しかけていた時はまだロゼの前世の記憶が戻ってなかったから、ロゼの手遊びに付き合っていた。


でも2歳になってロゼが賢い子だと察した。この時からロゼが倒れても泣かなくなったし、お腹がすいたと暴れることも無くなった。


正直言ってロゼは可愛い。赤子だった時は2人してしわくちゃの梅干しみたいだったけど、ちゃんと成長して、俺もロゼも僅か2歳にしてめっちゃ可愛い。


ここは美形しかいないし、俺たち顔面偏差値で評価するとしたらハーバー○大学レベルだわ。ぶっちゃけ周りにいるみんな前世の有名人の誰よりも顔面が整ってる。…あれ、もしかして俺たち人外?


俺は精神年齢は大人だけど、だからと言って、村の大人の女性たちにときめくわけではなかった。なんだろ、みんな夫婦だからか、それとも体に引っ張られて精神年齢も恋愛に関しては今世年齢に付随するのか…まあ、わからないけれど、俺はロゼに惹かれていた。


あどけなく笑うその無邪気な笑顔に目が行く。


食べたい気分じゃないものが出た時、心なしかしょんぼりするその顔が目を惹く。


俺と遊ぶ時、目をキラキラさせて心底楽しそうにしている姿が気になる。


まあ、だから、多分俺はロゼよりも早く先に惚れたんだろうなって思ってる。ロゼが俺のこと好きになったのは、俺たちが転生者だって暴露しあった時以降である。それ以前は完全に友だちを見る目だったから。


そんで4歳の時ロゼがいきなり前世の言葉でこの世界を愚痴りだしお互いに転生者だと判明した。


それから俺はもっと恋に落ちた。転生者でもこんなに馬が合うなんてあっちの世界の男でもいなかった。


ロゼが陰ながら告白まだかな〜とそわそわしているのは知っていたけど俺は3歳の頃から準備していた。


ただ、転生者だと互いに判明したので、二人の精神年齢に合わせて豪華にしようと思い、当初と予定を変更した。


最初は子どもらしくバラを一輪渡す予定だったけど、もっと壮大にすることにした。


ロゼは世界遺産に登録されている宮殿に全部行ってみたかったらしい。正直言って殿閣や寺院などは中に入れないことが多かったからか飛び降りる寺や見ざる聞かざる言わざるはよかったけれど他は大体あんまりテンションが上がらなかったらしい。


宮殿風のバラで埋め尽くされた庭園で、真ん中に噴水にしよう。


バラに関しては魔法でこの世界にあるバラを引き寄せたけれど、結局ロゼの命が生まれた日にこの村に現れた種から育てたパパメイアンが一番だった。


ロゼの髪色、俺の瞳にぴったりだ。


香りが華やかなのも良い感じだ。


この村は、子どもの命が宿ると、その子を表すものが村のどこかに現れる。


だから、バリーじじの時はニジマスが、モリーばばの時は桃が現れたらしい。


バリーじじは髪が虹色だからだろう。モリーばばは空色の髪だから、桃源郷からだと思っている。


もっと言えば俺の父さんは大茄子、母さんは小茄子

が現れて、ロゼの父さんはハイビスカス、母さんはココナッツだったらしい。完全に髪色だけど、セット感すごい。


遡って俺のじいちゃん、グランじいちゃんはじゃがいもで俺のばあちゃん、リビエばあちゃんは大豆だったらしい。それでロゼのじいちゃん、ソラじいちゃんはそら豆で、ロゼのばあちゃんのテナばあちゃんはりんご…


俺は村の人たちの名前やその人の命が誕生した時に出現したもののリストを見たけど、関係性がちょっとした小細工きいててすげーって思った。


そもそも村長夫妻のモリーって名前とバリーって名前、(もり)Barrier(バリア)から来てるなって伝わるし、


じゃあ俺の家系は?―グランはGround(大地)、リビエはLive(生きる)、ユーリは(ゆう)でユエは由縁(ゆえん)


ロゼの家系は―ソラは(そら)、テナは(てん)、メイナードは(めい)でミラは未来(みらい)


…俺の家系は始まりだったり、終わりだったりで、

ロゼの家系は先のこと…と関連したことが多いのかな。


村人名簿を貰ってきてロゼと一緒に由来を考えながらとりあえずこんな感じになった。


そんな流れで毎回子どもの誕生と共にこの山に何か新しいものが生まれるけれど、幾ら限界集落といえ昔からあるのだから伴って作物はやたら多い。が、量は少ない。


なぜ?ってそれは普通に土地足りないから一択。生まれた作物が何故か全て無事に育つが、土地が少ないし、定期的に栽培しようという感じじゃなかったため採集生活だったのだ。


山を切り拓くのはリスクがあるからロゼとあーだこーだ考えて天空島(てんくうじま)という名の動く農地を空中に作った。あと、何十階建のエレベーターとエスカレーター付き農地用塔も作った。階ごとに色々な農作物を植えたり、養殖している。


農耕生活に移す計画の中で、まあ、俺はロゼのこと運命だと思っているけど、どうやら村のみんなも伴侶が運命のようなもので導かれているんだなーと思った。


俺的には運命を信じていますかって、占いと同じで気分によって信じたり信じなかったりしてるけど、でも、ロゼのことは、運命じゃなくても好きになっていただろうし、作られた運命でもない。そう思っている。


ちなみに俺の命が誕生した時に現れたのはそれはそれは綺麗なルビーだったらしい。大人になったらロゼに渡そうと思ってたけど、普通に大人の精神だからもうルビーの指輪も5歳のロゼの誕生日、プロポーズする日に渡すことにする。


――そしてロゼへのプロポーズは成功した。いや、OKしてくれるのはわかってたけど、そういうんじゃない。俺たちの一生の記憶に残るものになった。


それからロゼは「5歳になって料理解禁になったから、本命チョコだよ!」


とか言ってバレンタインの日、俺にだけ毎回力作を送ってくれた。


嬉しかった。隣にいるアレンの心情はわかっていたけど。


5歳の誕生日、プロポーズをしていて本当に良かったと思った。その年にアレンとアクセルさんをこの村に引き入れることになったから。アレンがロゼに出会う前に、プロポーズ出来て。


アレンと出会ってもロゼが心を移すことはないと確信していた。村人のみんなの夫婦間の運命どころじゃなくて、俺たちは前世の(えにし)があるのだから。


それでも、お互いに両想いだと分かりきっていても、公表していないのにアレンに牽制かけるなんて卑怯だ。そして、俺自身、アレンが来たから焦って告白したなんてそんな感じにはなりたくない。


アレンが来た後にプロポーズをしたなら、全て、アレンがいたからしたのかもしれないという()()()の可能性としてとられてしまうのだ。最悪だ。俺は告白だってプロポーズだってしっかりする倫理観の男なのに。


アレンもちゃんとロゼのことを好きなんだろう。見た目だけじゃなく、能力だけじゃなく、その性格も。


見た目や能力から好きになってもいい。最終的に寄り添いたいと思うためには、少なからず自分に合う性格かどうかというのが、どんなに「見た目が良ければそれで良い」とか、「稼ぎが良ければ誰でも良い」とかいう奴でも、条件に無意識に入れているのだから。


でもそんな奴はロゼには近づけたくない。そして、アレンは違った。ロゼに誠実に恋をした。アレンがロゼのどこに惚れたかなんて、俺がはっきり言えることじゃないけど…アレンだけの思いだから。


でも、アレンがどれだけロゼに惚れようと、俺の方がロゼを知っているから、より全てを受け入れていることは誰も否定できないと思う。


愛の大きさを比べることはできないかもしれない。


愛は人によって違う形を持つから。


その人のためなら全てを投げ出す愛もあれば、その人のために生きる愛もあるだろう。その人を手に入れれば他はなんでも良いなんて破滅的な愛もあれば、その人の一番の幸せを願う献身的な愛もあるだろう。


でも俺が一番良いと思っている愛は村の人たちが育むような愛だ。


その人と釣り合うために、お互いに支え合えるように、ずっと幸せであるために努力し続ける愛。


見ているだけでみんなから羨ましいと思われるような素敵な愛。


信頼して、本音を吐けて、痛みに寄り添える愛。


情熱的だけど、穏やかな愛。


少なくとも俺は、ロゼとのそんな愛をもう既に知っている。


俺は、何度でも、貴女に恋をしているよ。ロゼ。


俺も同じだ。前世でも貴女に会えていたら、恋をしていた。


その破天荒な考え方が好きだ。


奇想天外すぎて笑えるような妄想も好きだ。


魔法があるからと調子に乗ってそれを実行してしまうお茶目さも好きだ。


品のある笑いが好きなその趣味も好きだ。


服のセンスも好きだ。


食いしん坊で、ハムスターみたいに頬張る残念なところも可愛くて好きだ。


しっかりとした食事の時、テーブルマナーを気をつけているけど結局上手くできないドジなとこも好きだ。


村のみんなを、家族を誰よりも大事に思ってもっと幸せになってほしいと頑張っているのも好きだ。


この世界を憂いて、優しい人たちが心から幸せになれる世界を目指している正義感が強いところも好きだ。


努力を怠らなくて好きだ。


自分に自信がありすぎるのも好きだ。俺もそうだし。


俺を世界一好きだよと言ってくれて、キラキラ見つめてくる瞳が好きだ。


生まれ変わってもまた私だけを好きになりたいと思う?たらしになって生まれ変わったりしない?とやきもちをやくトコも好きだ。


前世は恋をしたのか、恋愛の価値観については覚えているのに恋愛関係は思い出せなかった。でも、きっとこの価値観なら、沢山の人と関係を持ったりはしてないと、信じてる。


覚えてないけど、来世でロゼと会えると知っていたら、俺は来世にかけて誰とも付き合わなかったよ。


愛する人がいるのに他をってロゼも嫌いだろ?


俺は貴女を知れば知るほど、何度も、何度でも、貴女に恋をする。


恋に落ちたんだ。誰よりも早く、ロゼに。







―――だから、アレン、諦めてくれ。









〜本編読んでて前書きの問い、忘れた人は、いきなりのテンションにびっくりします〜

私は、

「まじありえな〜い!信じられな〜い!だぁれ?この言葉生み出したの⭐︎(怒髪天)」

です。いや本当に。


私、英語の否定語を入れた疑問文すごい嫌いで…

Isn’t it him? って問題出てきて、『日本語訳がはい、あの人は彼ではありません。の英文を作れ。』

って出るじゃないですか…

でもここで日本語の作り方と英語の作り方が違うことから No. It is not. …ここまでで私は英語だから文系なのに数学的な考えをしないといけないわけで、いつもの感覚で解く〜なんて通用しないんですよ!


救いは否定には続けて否定文を、肯定には続けて肯定文を!と英語の方はわかりやすいですね!


日本語訳まじで許さんぞ我ェ…


あとぶっちゃけnotを入れた疑問文と入れてない疑問文は答え方が同じだと伝えたいことも同じになるってことを覚えてるとありがとう世界になります。


ネイティブが色々と略すから最悪聞こえなくても通じるように辻褄合わせたんかな←適当


え?話の本題変わってるって?

いえ、変わってません(反語)


つまりこれと同じなんですよ、なくなくなく…ていう奴は。


頭の中でこれはありえないをないと否定しているのを更に否定して更に…

計算ですね。(断定)


マンガとかの表現で出てきた時一生懸命つまりこれは『ありえない』なのか、それとも『ありえなくない』なのか読み解くんですが『ない』の数を数えるのも面倒だししんど…って思いますね。


許さんぞ我ェ…


正直言って日本語の美である婉曲表現でも貴族の上手いかわし方でもなんでもないぞこの野郎…


日本語も英語も作文の時同じ言葉は繰り返し使うとダメって言われるだろ!似たような単語を使って表現しろ言われるだろ!


読解力もなんもあったもんじゃねえんじゃ…


そもそもこれ本当に使う人どっちのこと言ってるのか自分でわかってんのかな…私絶対使ったらわからなくなるぜ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ