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1.幼い転生者2人は死にかけの王子に出会う

はじめまして、小説を書いてみました!読む話ごとにだいぶ雰囲気が違うかな?となんとなく思っています!


ひとまず一話が面白くないと読者が獲得できないとわかっていますが、面白く出来なかったり色々と終わってた初投稿、少しマシにして改稿しましたが、難しいです!


飛ばしてもいいから気になる話を読んでみて貰えると嬉しいです!

「ゼノン!人が倒れてる!」


「え!?」


私、ロゼリアはゼノンと一緒になって森を探検していた時に血塗れの金髪の少年と剣を腰に差した厳ついおじさんを見つけた。


「ど、どうしようゼノン!どうしたら…」


「落ち着け!えーと…取り敢えず回復魔法と睡眠魔法かけようぜ」


私とゼノンは2人で魔法をかけて、「失礼しまーす…」と言って彼らの持ち物を確認した。


そうすると、貨幣らしき金属や、地図、食料と思しき干し肉や水筒が出て来た。


「この人たち…どこかの国のお偉い人なのかなぁ…村で匿ったらやばいことになりそうだよね」


「ぶっちゃけ良い人か悪い人かも分からないしなぁ…でも、多分この所持品見るに、どこかの国の発展具合より、俺たちの魔法の方がすげーから村のみんなは守れるし、嘘判定だってできるし、取り敢えず話だけ聞いてみる?此処で。」


私たちは村に結界魔法と認識阻害魔法をかけて、他の人たちが入ってこれないようにしている。突然村が焼け野原になるなんてことは避けたいため、そもそも村があると認識できないようにさせ、獰猛な獣も入ってこれないようにしたのだ。なので、この人たちからは取り敢えず此処で話を聞くことにした。





「見ず知らずの我々を助けてくれて礼を言う。」


目覚めた武人が武人らしい話し方で話し始める。ちなみにゼノンが翻訳魔法をかけたのでお互いに会話が可能だ。


「いや、いいけど。あんた達何者?」


ゼノンが事前の打ち合わせ通り圧迫面接をする。まあ私たちはまだちびっ子なのでアホを演じるとただのアホにしか見えないし、助けた側なのに舐められたらムカつくので圧を強くした方がいい。うんうん。


「僕は…「通りすがりの旅人だ。盗賊に襲われて辛うじて逃げて来た。逆に君たちは何者なんだ?刺された傷が傷跡もろともないのだが」


「は?命を助けてやったのに、そっちは嘘つくわけ?その服装、絶対に旅人じゃないでしょ。面倒ごとに巻き込むなら、真実を話してくれる?」


「そうよ。私たちはあなた達の命は救ったけど、それは悪人だろうが目の前で死なれたら気分が悪いからってだけ。あなた達を助ける必要性がある善良な人間かどうかなんて知らないから、あなた達が悪人ならどっかに行って報いを受けて欲しいし良い人ならあなたの思惑通り手助けしてあげてもいいよ」


私たちは普通の神経なのでたとえエビの共食いだろうが気分が悪くなるのである。本当に物理的じゃなくて遠隔でできる力の方の才能でよかった。


「…幼い見た目をしていてこんな森の中にいると言うのに驚くほど賢いんだな。わかった。話そう。」


それから私たちは魔法を使って真偽を確かめつつ彼らの話を聞いた。



どうやら厳ついおじさんは亡国の第十二王子のこの金髪美少年のアレンを次期王にしたいらしく、世は動乱の時代らしい。持っていた地図はティリア大陸の地図らしく、今国は300あり、アレンはその中のサンジェ公国という国の第十二王子だったが、サンジェ公国は国が腐っており最近滅び、また、新たにその場に建てられた国も腐敗しており、アレンとともに真っ新な国にやり直したいとのこと。


「僕はお母様が1番身分の低い側室だから、お母様とともに虐げられて来たんだ。だから、側室という制度が嫌いだし、何の罪もない人を虐げるのは間違いだと思っている。この国も他の国も上の者達が身分の低い人々を虐げるのは当たり前だ。僕は、自分の国だけでも王のことを尊敬してもらえるような良い国に変えたくて、こっそり剣術とか戦術書とか歴史書を学んでいたんだけど…その間に国が滅んで王族の血筋だからと命が脅かされる中辛うじて逃げて来たんだ…」


そう言うアレンは紛れもなく本心で、正しい人だった。


「わかった。嘘じゃないみたいだね。協力するよ。でも、その代わり新しく国を作り直す時私の多大なる干渉を許すこと。私たちもずっと平和で幸せな世界にしたいと思っていたの。」


「へー…この世界のお偉いさんはみんなクソみたいな奴らなんだな。そりゃそうか。権力を持つと人は愚かになるからな。いいぜ。俺も協力してやる。もちろん俺も国を作る時に口出しする。俺とロゼがいればこの国だけじゃなくて世界を変えれるぜ?やってみるか?」


「…!ありがとう!…うん、世界を変えたい」


「ただ、私たちはあなた達よりもずっと凄いよ。だからあなた達が(なま)けるんだったら私たちは他にもっと世界を統べるに相応しい人を選ぶから、常に努力し続けてほしい。」





私は物心ついた頃には、自分がいわゆる転生をしたのだとわかった。前世の私は地球に生まれて、高度な文明の中で生きていて、いたって幸せに暮らしていた。


この世界はいわゆる魔法というのがあったけれども少なくともうちの村では水魔法は手からシャワーくらいしか出せない認識だし、火魔法だって手から10cmくらいの炎を出すという認識だった。属性もこの水と火の魔法しかなかったので、それを知った時、私はあまりの旧時代さに打ちひしがれたのだった。


同じく打ちひしがれたのは幼馴染のゼノンだ。ゼノンも私と同じでどうやら同じ時代の地球での記憶を持っている前世持ちだった。私たちは魔法がショボいことと、そもそも生活がその日暮らしの採集生活であるこの娯楽の無さに齢4歳にて飽きた。


それから私たちは前世チートで独学で新しい魔法をこっそり作り続けていた。この世界の魔法は想像力が基本と気づいて、ど田舎で本が全然なくても前世の知識で想像力豊かな私たちは無数の魔法を作れたのだ。呪文とか事前準備なんて要らないけど、カッコいいからと無駄に長い詠唱を考えたりしたし、前世の文字を使って魔法陣を作ったりしてみた。紙とペンは魔法で生み出して他にも戦いを起こさないものだけは村のみんなに配って私たちの村は採集生活から農耕生活になった。


でも私たちはこの世界を変えたいと思っていた。前世の時のような、いや、前世のあの時代以上に平和で、自然も富も豊かで、優しい人たちが幸せに生きていける世界。


この世界には魔法がある。まだ私たちは幼いけれど、多分前世の知識を使って生み出しているこの魔法たちはこの世界の常識を覆し圧倒することができる。だから私たちは魔法を沢山発明して、悪人をやっつけて善人は守り、この世界を恒久に平和な世界にしようと話し合っていた。


でも私とゼノンは王様とかになりたいわけではなかった。世界を平和に変える前も後も、基本的には自分達の魔法を極めたいのだ。多分、この世界の私たちの1番楽しめる娯楽は魔法だから。前世あの高度文明にいたのだ。娯楽がないと生きていけないのは然もありなん。だから、私たちの考えを理解してくれて世界を変える表に立つ統治者が必要だった。


そんな時に世界を変えたいと思っていて、王になりたいと思っている美少年王子が現れた。これは好機だ。表舞台には基本的にこの王子に立ってもらおう。




ちなみに毎話で私がうるさいです。前書きと後書きもほーーん、ふむふむ、と思って読んでくれたら嬉しいです。

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