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詩歌集

桜貝



  よく晴れた青に浮かぶ白い雲。


 

  穏やかな波揺れる浜辺。



  砂浜に足跡をつけながらさくさくと歩く。



  潮風が海の方から吹いてきて私の頬を撫でる。



  心地よい潮風。



  ふと。



  足下を見ると、ちいさな桜色が視界に入る。



  まっしろいスカートを膝の内に曲げながらしゃがむ。



  砂の上に桜の花びらのようなものが2片。



  いや、2枚かな?



  桜の花びらのようなものは。



  桜貝。



  桜色をした桜貝が2枚並んであった。



  寄り添うようにある、桜貝。



  その桜貝をそっと手に取り、分ける。



  私の手のひらに、一片。



  もうひとつの手のひらに、一片。



  ふふっと微笑みふたつ。



  歩いてきたふたつの足跡が、静かに波に消えてゆく…





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― 新着の感想 ―
[良い点] 〆!? (*´艸`*) [一言] ばくはつしちゃえ!! (*´艸`*) (笑)
[良い点] とても、美しい詩ですね。 タクトさんの息づかいとか、リアルに聴こえて来そうなほどです。☆彡 創作だけど、リアルだなー。(っ´ω`c)♡♪ 海に行けば、タクトさんが、いるみたい♡♪ あー、今…
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