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ある日突然に0098

会食が何とか終わり精霊達を吸帰する。

精霊達が俺へと吸い込まれる様子を見て会食に参加した者達が驚きの声などを上げたのはお愛嬌って事で。

会食も終わったので魔術学術院へと向かおうと考えていたんだが…

「ガリル様、ファラールと少しだけ、お話ししませんか?」

そうファラール姫が俺を誘って来る。

逆ナンか?って、相手は5歳の女の子だから違うか。

いやね、陛下が険しい顔で俺を睨んでいるんですけど…ね。

アータ、ちょっとおかしくねっ?

だってさぁ、アータが無理やりファラール姫と俺を婚約させようとしとんでしょーがねっ!

ファラール姫の婚約者である俺がファラール姫と話して何が悪いんだろーねぇ。

しかも俺が誘っている訳では無いんだけど…

俺は困ってファラール姫へと告げる。

「姫様、御誘いは有り難き幸せなれど、(ワタクシ)(コレ)より降臨界へと赴き勅命に準じねばなりませぬ。

 故に、お話しは…」

言い掛けていると、ファラール姫が悲しそうな顔に。

そしたら陛下の顔も険しくな。

ってぇ、えええええっ!俺にどがぁせえってぇ~のっ!

姫の誘いに乗ったらダメで、断ったらダメなの?

何なの、その無理ゲーはぁっ!

そんな陛下の横で宰相様が溜息を吐いた後で告げる。

「陛下、悋気をお納め下さらねば困りますな。

 ガリル様も困っておられますぞ」

宰相が告げるとファラール姫がハッとして陛下を見る。

「パパぁ?」

小首を傾げ不思議そうに陛下を上目で見上げるファラール姫。

いや、狙った訳では無いのだろうが…あざとい、実に、実にぃあざといとしか言えない仕種である。

こんな仕種をする美幼女に誰が逆らえようか、いや、逆らえる筈も無いではないか。

しかも、それが超絶大なるファザコンである陛下であるならば効果は押して然るべし。

見事に轟沈しておられる御様子で…はい、ファラール姫とお話しする事となりました。

無論、2人きりで話す訳では無い。

護衛の女騎士2人と姫付きメイド達が一緒です。

食堂から談話室へと移動したんだが…此処って王族専用エリアだよね。

俺が入って良いんだろうか?

そんなん思ってメイドさんに尋ねたら…

「ガリル様は既にファラール姫の婚約者となっておられますので王族で御座いますが?」

不思議そうに言われてしまった。

そう…もう、決定事項なのね、くそっ!

正式には婚約の儀が執り行われてから正式に婚約者となり皇太子と律せられるらしい。

さいですか、最早拒否権すら無いようですorz

談話室での話しは、終始ファラール姫が俺へ尋ねる形で進んだ。

家族の事や学術院での生活についてだな。

降臨界での出来事も多少は語った。

特にパーン様や天邪鬼様の様な方々が行う悪戯とかね。

毎回、ヘラ様方の様な女神様達や女魔様達に折檻されるのに懲りない方々である。

まぁ、端から見たら面白いから良いんだけどさぁ。

この話は大いに受けて、ファラール姫だけでなく女騎士にメイド、女官などの方々にも大受けだったよ。

そんな話しを終えて退室する事に。

「ガリル様、今日は大変楽しいお話しを聞かせて頂きましたわ。

 また聞かせて下さいね」

ファラール姫が名残惜しそうに告げて来る。

「畏まりました、姫様。

 では、又の機会に…」

言い掛けると…「ガリル様、ガリル様はファラールの婚約者だから、もっと親しく話して下さい」って寂しげにな。

い、いや…流石に…

困っていると姫様付きメイドの1人が告げる。

「大丈夫で御座います。

 最早、陛下とも身内として御話しになられても咎められない身となられておりますから」

さいですか、仕方ないか…俺は頭をガシガシと掻いて告げる。

「分かったよ、ファラール。

 また来るからさ」

砕けて告げると、パァァァッと華やぐ様な笑顔になったファラールが俺へ告げる。

「はい、お待ちしています」ってな。

全く敵わないなぁ。

そんな感じでファラールと別れ城から出ると馬車が用意されていた。

俺は、その馬車へと乗り込み魔術学術院へとね。

昼下がりの夕方にに近い時間帯だ。

夕日となる少し前った感じだろうか?

そんな夕方へ差し掛かった様な時間帯にて王家の馬車が王都を走る。

普通は、この様な時間帯に王家の馬車が街を走る事は無いため、街の人々が驚いて見ているのが印象的だった。

そんな感じで魔術学術院へと送られ、裏門から中へと。

城から文官が1人付いて来ている。

彼は俺が降臨界にて話した内容を城へ持ち帰るのが仕事らしい。

いや、念話の魔導具を使えよなって思ったが…正式な使者として立ち回る場合は念話機ではダメらしい。

面倒な仕来りだなっ、をいっ!

そんな彼を校舎内の応接室へと待機させた後で、俺は召喚室へと向かう。

今日は疲れたから、聞く事を聞いたら早々に戻ろう、そうしよう。

そんな事を思いながら召喚室の扉を開けると…

降臨界では、お祭り騒ぎとなっていた。

なんぞ、これ?

彼方此方で宴会が開かれ、各界の方々が呑めや歌えやの大宴会。

様々な料理が振舞われ、普段は現れない下位の方々まで無礼講って感じで宴会に加わっているんだが…何の騒ぎだ、これ?

不思議に思って辺りを見渡すと、[ガリル婚約記念祭]って横断幕や幟が…って、ハァッ!?

固まる俺の元へグデングデンに酔っ払った神魔仙幻の女性達が群がって来る。

くっ、何をっ!

「ガリガリ、おめぇ~とぉ」

「ガリガリも呑むのぉ~」

そんな声が…って、えっ?

気付いたら一升瓶の注ぎ口が俺の口の中へと…ガフォがふっ(止めぇ…)っ…俺の意識は、そこで途切れましたとさ。

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