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ある日突然に0095

宰相様が俺をジッと見た後で俺の案に対して不備を告げ始める。

「陛下、お待ちを。

 ガリル様のご提案ですが、(イササ)か問題か御座います故に」

そう告げる宰相に陛下が視線を移し促される。

「ほぉぅ、それは何じゃな?」っとね。

それを受けて宰相様の指摘が…

「まずは1つ目ですが…

 城の何処へ、その転移陣を設置するにしましても、外から直接城内へ到るルートが出来てしまう問題ですな。

 その転移陣を使用して城内へと侵入を許す事にでもなれば一大事でございましょう」

ああ、確かに…俺は街を通らずに直接移動可能とする事しか考えていなかったからなぁ。

そんな事を思っていると、宰相様が続ける。

「それに姫様が降臨界へと通うと言うお話しですが…

 あの世界は我々が管理する場では御座いません。

 故に許しも無く進入した場合、どの様に咎められる事になるか…

 また、許可を申し出て許可頂けるものか、全く不明で御座います」

う~ん、確かに、それだけは確認しないと分からないもんなぁ~

宰相様のご指摘を受けて陛下が俺へと尋ねられる。

「してガリルよ。

 宰相は、この様に申しておるのじゃが…

 実際には、どうなのじゃな?」

いや、確かに宰相様が仰る事は(モット)もな事なので…困っちんぐぅ。

「そうですねぇ。

 確かに転移陣を魔術学術院の校舎へ設置した場合、其方から城内へと侵入される恐れがあります。

 これは魔術学術院側の警備を信用するかどうかなのですが…

 そちらに信用が無い場合、魔術陣を警備する者を配するしか無いでしょう。

 これが、もし降臨界へ魔術陣が設置可能ならば、全く問題は無いのですが…

 あの世界は、神魔仙幻の御方々(オンカタガタ)により運営されている世界です。

 故に彼方から城内へ現界の者が到る事は不可能でしょう。

 それに御方々であるならば、自力で城内であろう転移可能です。

 まぁ現界へと到る事は禁じられております故、なされないでしょうが…」

う~ん…難しい話しになって来たのかなぁ…姫が再びアタフタし始めているぞ。

参ったなぁ。

そんな事を思っていると、宰相様が告げられる。

「陛下、これは一度ガリル様に持ち帰って頂き、降臨界の御方々と話し合って頂いた方が宜しいのでは?」

宰相様が、そう陛下にご提案なさる。

それに陛下が頷き。

「そうであるな、では、その様にするかのぅ」

それで話が纏まったって思っていたんだが…

学院長先生から待ったが掛かる。

「陛下、1つ技術的な事で確認せねばならぬ事が御座います」

そう告げる学院長先生へ陛下が仰る。

「なんじゃな、それは?」っとね。

「ティナ講師より聞いた降臨界なる世界にて技術を研鑽したならば転移陣をも身に付ける事は可能でしょう。

 ですが、その転移陣は毎度々書き直していては使い物にはなりませぬ。

 確かにある程度の期間ならば耐えうる塗料も存在は致します。

 とは言え、恒久的に陣を維持できる塗料など聞いた事が御座いません。

 その様な陣にて使用している間に一部が欠けたり致しますと誤動作を起こし惨事となりまねませんわ。

 ガリル様、その点は如何なさっておられるのでしょうか?」

そう学院長先生が尋ねて来られる。

まぁ、当然の懸念事項か…

「そうですね、その様に思われるのは当然でしょう。

 これは専門知識が無いと気付かない点なのですが…

 まず、魔術陣について軽く触れておきます」

そう前置きして俺は続ける。

「魔術陣には大きく分けて3つの設置方法が御座います。

 一つ目は簡易魔術陣であり、地に棒などで書き込んだり、塗料にて床へ書いたり致します。

 この遣り方は簡単に陣の構築設置が可能な事なのですが、一時的な物に過ぎず容易く崩壊致します。

 ですので、この度の案件には使用しない遣り方となります」

そう告げてから水を1口ってね。

「次に魔導具などに職人に依頼して刻む遣り方ですね。

 此方だと恒久的に扱えますが、なにせ物へと刻む遣り方なので失敗は許されません。

 非常に技術が必要とされますので、こちらも使用致しません」

そう告げてから、全員を見渡す。

って、さぁ…

もう、話しに完全に付いて来れないファラール姫がオロオロ、ワタワタ、動揺しまくっていて痛々しくなって来た。

「最後ですが…

 これが、この度に行う遣り方で…特殊なインクを使用して魔法陣を構築する方法です。

 このインクの精製にも色々な方法が在ります。

 1つは薬学を応用した物です。

 色々な素材から精製して調合し造り出します。

 一般的に使用されているのが此のタイプのインクです。

 まぁ、精製する材料、調合する方法、作成者の力量で色々ですね。

 此方は現界にて現在でも使用されている物となります」

学院長先生とティナ先生が頷いているな。

流石に分かるよね。

他の人達は感心した様に聞いている。

姫は…

見なかった事にしよう。

「それとは別に練成で創り出す方法も在ります。

 コレは無からマナを液体に精製し定着させる方法です。

 ですから結構な技術が必要とされます」

うん。

先生達は頷いてるな。

「最後に先に上げた薬学で作成した物と練成で創った物を調合する方法です。

 余り知られていませんが、この方法で造ると品質の良い物を造る事が出来ます」

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