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ある日突然に0092

俺が提案したら宰相様が、やれやれって感じで首を軽く左右に振って言われるんだよなぁ~

「確かに、その様なゴーレムが存在すれば問題は解決しましょうな。

 ですが、その様なゴーレムは存在しないでしょう」

諭す様に告げられるから、俺、言ってやったね。

「いえ、存在しますけど?」ってね。

したらな、宰相様が「えっ?」っうから、俺も「えっ?」って返したよ、何か?

そんな俺達を見ていた陛下が俺に問われる。

「ガリルよ、その様なゴーレムが開発されたとは聞いた事が無いのじゃが…

 はて、(チン)が知らぬだけかのぅ?

 エルシア魔術学術院長よ、ソナタは何か知っておるかぇ?」

そう学院長先生へと問われるが…

「お尋ねの事ですが…

 我が学術院に於いては、まだまだ研鑽が足りず、そこ迄のゴーレムは開発できておりません」

学院長先生が畏まって言上する。

その横でティナ先生がワタワタと慌てているな。

それを陛下が気付き…

「魔術学術院講師ティナよ。

 そなた…何か、何か知っておるな?」

そう問われ、ティナ先生が慌てて立ち上がり「はぃぃぃっ!」ってね。

そして慌てて言い始める。

「そ、そのぉ、ガリル様が仰られた技術は降臨界にて開発された技術の1つでして…

 現界へ他言は禁じられている技術に御座います」

ティナ先生が困った様に学院長と陛下を見ながら告げる。

陛下は降臨界が特別むな世界で現界よりも上位世界と位置付けられていると知っている。

つまり、所詮は現界の王族に過ぎない陛下の力が及ばない所だとも解っている訳だ。

なので、俺を呆れて見るのだが…

ティナ先生が続けて告げられた内容にて納得する。

「ですが、ガリル様が開発され許可された技術は現界へ持ち出し可能となっています。

 但し、一定の制限などは設けられましょうが」

その説明を聞き納得した様だ。

宰相様も俺が告げたゴーレムが降臨界にて開発した特殊な品だと悟ったみたいだな。

納得した顔になっている。

陛下が感心した様に俺を見て…ファラール姫が尊敬する様に俺をみる。

いやぁ~照れますなぁ。

そんな、テレテレな俺へ宰相様が尋ねられる。

「ほぉぅ、それは素晴らしいですな。

 して、そのゴーレムの性能などを詳しく知りたいのですが…宜しいですかな?」

いや、宜しく無いです、今、ガルラスのTボーン・ステーキをカットして口へ放り込んだばっかりやねんな。

慌ててモキュモキュ…いや、モギュモギュキュッキュ…う~ん…噛めば噛む程に旨みが口へと広がるぅ~

もっと堪能したいのにぃ~、ジレンマだけど…飲み込まなけりゃダメ…です…よ、ねぇ。

名残を惜しみつつ飲み込み、暫し、いや、暫しだけ余韻に…

それ位は許してよね。

そんなにジト目で俺を見ないで頂けますかねぇ。

元々食事の席であり会議をしているんじゃないのにさぁ、理不尽ですぅっ!

そんなん思いながらも仕方ないから俺が開発したゴーレムたんについて語る事にな。

但し、練成術については教えません。

あれは極秘事項ですからね、

知られたら、物資などが無くてもマナから物が創り出せる事が知られてしまい、絶対に利用しようとする者が現れるでしょうから。

そら、どんな稀少な代物でも俺が仕組みを知って作れば、後はマナから練成術にて構築可能なんだからさ。

鉱石を創る事は出来ないけど、鉱石を精製したインゴットならマナから作り出せる。

宝石なども原石から加工したりした後なら練成可能。

つまり俺1人居れば、ありとあらゆる物がマナから調達可能って訳だ。

そして俺の体内保有マナは現界に存在する全マナ量を超えて神族、魔族の方々にも匹敵するのだとか。

だからマナ不足にもならない訳で…うん、我ながら反則的な力を手に入れた様だ。

そんな俺が創り出すゴーレムだが、各界の資源をふんだんに使って神魔仙の各界技術の粋を集めて開発した代物だ。

ま、その事は告げないが…

「まず、能力ですが思考能力は魔術学術学術院の院生を軽く凌ぐ知識を有していますね。

 なので自立思考にて様々な事に対処可能です。

 そしてボディは我が父と母が放つ最強の術に軽く耐え、大渓谷より飛び降りても傷1つ負いません。

 膂力は巨大竜種を片手で楽々持ち上げるパワーを誇り、素早さはザルザンドを軽く凌ぎますね。

 耐久性に於いては数万年を寒暖の差が激しい酷暑極寒の荒野にて数千万年の(トキ)を隔てても稼動可能でしょう。

 基本人に害を負わす事はありませんし、(ワタクシ)の命には忠実です。

 ただ、(ワタクシ)が命じた事しか従いませんので、貸し出す形でしか提供は不可能です。

 故に無茶な命令には従いませんし、その状態は全てゴーレムに記録される事はご容赦願います。

 ああ、そうそう。

 稼動動力源は体内に保有したマナとなっており、飲食や呼吸にて補填可能となっております。

 ですから奴隷よりも維持費は安くなるでしょうね。

 そして生産は降臨界にて行いますから、幾らでも提供可能です」

そう告げてからテーブルのグラスを持ち口へと。

一気に喋った後の水って、なんでこんなに甘露なんだろね?

でも…今は…ガルラスのTボーン・ステーキなのれす。

いい加減に、ゆっくり食わして頂けませんかねぇ。

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