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ある日突然に0077

一夜明け、何時もの様に登校です。

変わらぬ日常と言うヤツですね。

俺は降臨界にてお袋様へプレゼントする品を必死で作成しておりやす。

いやね。

実は完成してはいるのですよ、はい。

大きな代物なので、前日には屋敷へ設置に向かわねばなりません。

ただ、どの様に運び込むかが問題となっており、色々と方々に相談に乗って頂いておりやす。

んっ?何をプレゼントするのかって?

ふぅむ、問われて答えるのは世の情けってな。

『ワイは情け無いわっ』

上手い、座布団2つ持って行ってぇっ。

『持って行くのかよっ!』

で、何をプレゼントするのかと言うとな。

『流すなぁぁぁっ!』

それは…ジァァァン、システム・キッチィィィンってな。

『………』

お袋様は料理が趣味だろ?

『知らんわっ!』

いや、趣味なんだよ、っか今日はヤケに突っ掛かるなぁ~

『それは、ほれ。

 昨日のパーティ前にサラマンディルだけ精霊開放したからであろ』

いや、あれはサラマンディルが悪いなでしょうに…

『そうでありんすなぁ。

 自業自得でありんすや』

『その辺りにして遣るでごわすよ』

まぁノームルが、そう言うなら…ねぇ。

さて、話を戻してっと。

さっき話した様に来月はお袋様の誕生日でな。

お袋様の趣味である料理に役立つシステムキッチンを開発した訳だ。

ただ、物がデカイ訳でな、容易く運ぶ事ができません。

なので屋敷まで運ぶ方法を考える必要がね。

そう思っていると…

『アホちゃうか?』

いや、サラマンディル?何かな?

うん、自分の額がピクピクと動くのが分かるね。

したら…

『アンさん、なんで練成術を使わへんねんな?

 彼方で造り出せば持ち運ぶ必要あらへんがな』

そんな事をね。

っか…ああああああっ!

何故、それを早く言わんっ!

もう、相談しちゃったじゃねぇかぁっ!

『知らんがなぁぁぁぁっ!』

高速思考にて発覚した事実。

自分の迂闊さに頭を抱えたい気分だが…

「ガリル、どうした?」

ヘパイトス様が訝しそうに尋ねて来られる。

それに困った様に今の話をすると…

「ガハハハハハハハッ、ガリルは気付いておらなんだのかぁっ!」

面白そうに笑い飛ばされてしまいましたとさ。

何ですとぉっ!

「いやのぅ、我らは場を直接繋げ移動すると言う、そなたの案が気に入り議論しておるのじゃ」

仙界のドンである芭蕉仙様が可笑しそうに言われてしまったよ。

さいですか。

まぁ、問題は解決した事だし…俺も議論に混ざろう…

「何をサラリと作業を中断しようとしておるのや?」

あ、いや…ダメ…でしたか…

実はですねぇ、システムキッチンは神界、魔界にて大ブレイク中でやんす。

鍛冶や技巧の神族ね魔族の方々も造っておられやすが、俺の作製した品が特に人気れす。

仙女様方々は高位の方々への配布が終わるのを待っていやす。

無論、対価は色々と頂いておりますが…非常に忙しいのです、はい。

なんで、こうなったし。

そらスチームオーブンレンジ、食洗機、冷蔵庫、コンロ、シンク…

様々な最新技術を盛り込んだ機能的なシステムキッチンをオーダーメイドにて。

女性ならば惹かれるのでしょうね。

っか、食や料理の神々にも大好評です。

いやね、プロ仕様の品々まで開発させられちゃいました。

俺は調理器具メーカーの者では御座いません。

各界の金銭もですが、降臨界の金銭も莫大貯まっております。

いや、現界では使用できないんですけどね。

一応、俺の家も降臨界には建てられておりましてね。

伯爵屋敷の様に馬鹿みたいな広さは御座いません。

っか、アレが個人が住まう場って阿呆ですわね。

『何、言っとんのや』

またサラマンディルかいな、今日は良く絡むなぁ~

『食い物の恨みは仕方ないと思うでごわす』

そんなもんかねぇ。

で、何よ、何?

『降臨界やがな、実質はアンさん所有ってなとる筈やでぇ。

 確認してみ』

は、はぁぁぁぁっ?

んな、アホなぁ~

「ほれ、また手が止まっておるぞぇ」

ヘラ様からね。

んだから言った訳よ、俺。

「いや、契約精霊がバカな事を言うので…」

「ほぅ、なにをかぇ?」

「降臨界の実質的な所有者が私だと…

 そんなバカな事をですねぇ」

ったら、ヘラ様がコロコロと笑う。

そうですよねぇ。

「今頃気付いたのかぇ?」

そう可笑しそうに…ってぇっ!

今、何言われたぁっ!

「へっ?」

「だから、ガリルの契約精霊が告げた通りであるぞ」

い、や…なんで?

信じられないっう顔でヘラ様を見てしまう。

したら「ふぅ」っと溜息を吐いて教えてくれた。

とげうやら此処は俺を気に入った方々が召喚陣を基点に創り上げた世界なのだとか。

故に俺と言う存在が無かったら創られなかったと…そう言う事らしい。

だから俺の為の世界となっているのだとか。

いや、無茶振り過ぎっでしょ。

「そんな些細な事は良いわぇ。

 それよりも、早く造るのじゃ。

 まだまだ依頼は多い故にのぅ」

まだまだ先は長そうです。

ぐっすん。

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