ある日突然に0075
さてはて、此処、王都へと遣って来て早1ヶ月の時が流れさりやした。
相変わらず魔術学術院へと通う日々でやんす。
っても既に学術院にて学ぶ事はありませんけどね。学ぶっと言うか研究開発を勤しむ為にに降臨界へと足を運ぶ日々となっております。
っても、召喚室経由じゃないと降臨界へと移動できないから学術院へ通う形かな。
まぁ、降臨界にて得た技術を現界にて実現する場。
現在、それが教室や付属する部屋々となっていたりします。
そして今日、降臨界にて造り上げた究極の武具を此方へと持ち帰った訳ですが…
コイツぁ~凄いぜぇっ!
フルプレートアーマーと左右の腰鞘へと収まった片手剣。
背には大剣を。
他にはハルバードと青龍刀を併せた様なポールウェポンをね。
右腕には折り畳み式の小型クロスボウを装備してある。
左腕には展開可能な小型盾がね。
背負う形にてヒーターシールドを付属してある。
そして何が凄いかと言うとだ。
このフルプレートアーマーの重量がハードレザーアーマーの10分の1ときたもんだ。
なのに非常に頑丈なのであ~るぅ。
そうだなぁ、チタン合金製の1m厚の板より高い剛性を誇るったら分かるかね?
硬いのに粘りもある超ウルトラスーパー合金なのです。
えっ?同一形容詞が重複している?
何のことでしょう?
超とスーパーが被る?
細かい事は気にしてはならないのです。
そう言う物だと理解してくださいな。
『理解できるかぁっ!
頭痛が痛い的な阿呆な表現やないかいっ!』
さいですか?
まぁ、良いでしょう。
それで、このプレートアーマーなのですがね。
『流すなやぁっ!』
執拗いですよ、全く。
精霊開放して数日放流しましょうか?
うむ、静かになりましたか。
では、続けましょうかね。
何の話でしたっけ、ああ、フルプレートアーマーの話でしたね。
実は、このフルプレートアーマーは耐ショック、耐圧、耐打、耐斬、耐熱、耐冷、耐雷、耐霊に優れた品なのです。
更に内部は適温に保たれ湿度も適度に調整されます。
数日は飲食や排泄のサポートも魔導具的な機能にて保たれたりも致しやす。
皮膚呼吸も阻害されません。
更に治癒能力を高める機能が常時起動しておりますが、怪我や病を負った場合は自動的に快癒の魔術が発動致します。
そして兜は面を下ろせば完全密閉型となる訳ですが、視界は兜を纏って無いかの如く有視界に制限が御座いません。
無論、魔術的処置にての実現で御座います。
そして当たり前の事ですが、完全密閉ですから呼吸アシストも魔術にてサポート。
例え水中であろうと息が可能となる訳です。
無論、音も臭いも魔術的に再現して感じられる様になっていますよ。
それが危険な物ならば、あくまでも魔術的再現ですのでシャットアウトで御座います、はい。
更に魔術を受けた場合は魔法を拡散させ散らしダメージを軽減します。
勿論、筋力や反応速度、視力や聴力などの五感、思考速度の高速化などなど様々な身体向上機能も存在ですね。
最早プレートアーマーっと言うよりもパワードスーツれす。
次に付属の盾などは魔法攻撃を受け止めるとマナへと変換して鎧へと還元。
鎧へとマナが蓄積される事となりますね。
このマナにて防御力が増すだけでなく、装着者を中心とした結界の展開も可能となる訳です。
そしてヒーターシールドですが、受けた攻撃の威力の半分以上を跳ね返しますね。
それが物理であろうと魔法であろうとです。
魔法の場合は、マナと化して吸収する機能も併設されておりますよ。
当然ですよね。
そして左右の片手剣。
此方は日本刀の製法である[四方詰鍛え]を流用して鍛え上げた業物で御座います。
此方、魔導具機能を備えた魔導武器でもありまして、魔術的処置により非常に頑強となっておりますです、はい。
更にマナを注ぎ術を起動すれば焔を纏ったり風を纏ったり、冷気や雷なども…
敵に対応して様々な力を発揮する事でしょう。
無論、大剣やポールウェポンにも同等の機能が付与されていますよ。
当然の処置ですよね。
そして腕に付けられた畳み式の小型クロスボウ。
此方は自動装填式となっておりましてね。
練成術を組み込んだ陣にてマナより矢玉が生成される訳でございます。
それが意識すれば装填され放たれると言う仕組みでして…
非常に扱い易い品となったと思っている訳です、はい。
そして、そして、セキュリティもバッチリなので御座いますよ。
この武具一式には所有者制限機能が設けられておりましてね。
親父殿以外の者が身に付ける事は出来ません。
どうです、この素晴らしい機能はっ!
神界、魔界、仙界、幻界より様々な素材を取り寄せ精製。
それを練成術にて再現し合成し作り出したる合金の複合装甲にて御座います。
いやぁ、色々と合金を研究開発にて作り出したけど…
1つで全ての機能を網羅する合金は作り出せなかったぜっ。
だから複合装甲で解決をな。
神、魔、仙の3界による最高技術をブチ込んで作り出した、現段階の最高傑作です。
なにせ今日は親父殿の誕生日ですからね。
色々と考えたけど、武人である親父殿には最高のプレゼントとなる筈です。
来月はお袋様の誕生日だから、そちらも色々と研究開発中ですよ。
俺も色々と考えているのです。
さて、プレゼントを持って帰りますかねぇ。




