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ある日突然に0054

現れましたるはイケメンのムルフォイ氏。

コヤツが(ノタマ)うには俺様は幼女らしい。

こぉぉぉんなに男らいし俺様を見て、どうやったら幼女と見間違えるかねぇ。

阿呆ちゃうか?

『本気で言っておるのであるや?』

んっ?

どゆこと?

『何でもありんしん。

 主さんは、その侭で良いでありんしや』

そ、そうだよね。

俺って凛々しいイケメン男の子に宿ったんだからさぁ、何処から見ても男の子さ。

『せやな。

 確かに何処から見ても男の娘やな』

んんんっ?

何だか言い方が気になるが…

「あら?

 息子は、そこにおりますが?」

おっ、お袋様がムルたんへ言ってくれたな。

キチンと認識したまえ、チミィ。

するとな…

「お、男の娘ですか…

 しかし…

 何で衣装が女の子用なのでしょう?」

くっ!

確かに、それは否定でできんか。

今の俺様が纏っている衣装は男物と言うには少し難しい物でな。

いや、スカートではないぞぉぉぉっ、スカートでわぁっ!

けどな、フリルや花柄では無いが淡い薄桃いろのシャツと薄緑のオーバーオール風のパンツ。

それに薄手の白いカーディガンを羽織る形だな。

髪型はポニーテールれす。

う~ん…活発な女の子が纏う衣装と言っても過言では無いのかな?

これはな、俺の趣味では無い、趣味ではないのだぁっ!

そう、お袋様とメイド軍団にて行われたファッションショーの賜物なのです。

強制にて行われる毎朝の行事にての強制なのれす。

(ワタクシ)には逆らう事などできましぇ~ん。

既に諦めていますよ、グスン。

そんな事を考えてっと、お袋様がニコヤカにムルたんへな。

「可愛いでしょ。

 今朝もメイド達と張り切って選びましたのよ」

自慢なんですね。

分かりたく無いんですが。

「まぁ、それは楽しそうね。

 私も娘が欲しくなるわぁ~」

娘ちゃうわぁっ!

したらムルたんが哀れむ様に見やがるんだよ。

うん、同情するなら、なんとかしてくれぇぇぇぇっ!

そんなムルフォイ氏が俺へな。

「これは失礼致しました。

 女性と間違えられては不快でしたでしょう。

 平に御容赦の程を」

そう告げて頭をな。

おっ、意外と良いヤツなのかな?

「大丈夫です。

 慣れてますから…」

クッ、悔しいけどぉ…これが現実なのよねぇ。

イケメンも過ぎれば女顔ってな。

認めたく無いものだな、美形ゆえに女性に間違えられると言うものは…ってか。

「そ、そうなのですか…」

うん、どう告げて良いか脳内にて模索している様だな。

そして…

「ところでガリルちゃんを案内との事でしたが…

 どの辺りを案内すれば宜しいのでしょう?」

俺から目を離し学院長へな。

いや、諦めるなよぉぉぉぉっ!

諦めたら、そこで終了なのですよ。

分かりますか?

分かったら、リトライれす。

などと思う俺の思惑は報われずに話しは進んで行く。

「そうねぇ。

 ガリルちゃんは明日にも此処へ入学する事になっているのよ。

 なので学院内の主な施設を案内してあげて欲しいの」

当たり前の様に告げるが…

ムルフォイ氏は驚いた様に俺を見る。

ま、せやろ~なぁ。

こんな幼子が魔術学術院へ入学って普通はな。

だが…

「天才児と言う事ですか…」

なんだか納得した様にな。

なんだろね?

「そう言う事ね。

 此処まで幼い子が入学して来るのは初めてだけど…」

「そうですね。

 私の同期にも飛び級した者が居ましたからねぇ」

そう告げて肩を竦める。

ほぉ~

珍しい事では無いのか…な?

「そうね。

 でも1年か2年の飛び級が普通だわ。

 過去には5年の飛び級を行った天才が居たそうよ。

 もっとも11歳の時にだったかしら…

 ガリルちゃんは今5歳なのだけれど…

 最低で13歳扱いですから、異例中の異例と言えるわ。

 本来は有り得ないのですけれど、陛下からの勅命なのよ。

 だから彼は貴賓扱いでもあるのよ。

 丁寧に案内さしあげて」

そうムルフォイ氏へな。

うん、盛大に顔が引き攣ってますなぁ~

そうか、貴賓扱いれすか。

うむ。

よきに計らえってな。

「畏まりました。

 ではガリル様、案内致しますので」

おーおっ、態度が一変しよるかね。

ま、陛下の勅命なんだからしぁ~ねぇか。

普通は勅命に逆らう方は居ませんからねぇ。

ムルたんは学院長とお袋様へと典雅な一礼を。

そして俺にもな。

うん、ザッ・貴族ってヤツれすな。

そして俺のエスコートに。

俺達が居たのは大きな城に設けられた一室。

城の5階辺りの学院長室だった訳だが…

この城は昔に王城として扱われていた古城らしい。

新しく城を構える際に魔術学術院へと扱いを変えたのだとか。

この堅牢な旧城には多くの蔵書が収められているのだとか。

中には禁術に相当する術が記された蔵書なども。

なので堅牢な旧城を使い厳重に管理をしているのだとか。

それ以外には魔術師達の研究施設なども此処に設けられている。

生徒や学生の学び舎では無いそうな。

だから成績優秀して卒業した研究員か教師に城内の部屋が与えられたり研究施設が開放されているのだとか。

そう言う事だから、俺には教師へ合う以外には関係の無い施設だな。

なので旧城からは、そうそうに退散ってな。

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