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ある日突然に0052

しかし受付嬢は美人ばかりって…

実は学院長ってドスケベか?

いや、女性でしたね。

って事は、まさか…○合とか?

えっ?

お袋様のパーティに昔所属していたんだよね。

まさか、お袋…

何も考えて無い、俺は何も考えて無いっす。

ガクブル、ガクガク、ブルブル…

『変な事を考えるで無いであるやっ!』

『そうでありんすぅっ!』

『まったくやで。

 わいらは、アンさんに宿っとんやさかいになっ。

 わいらも巻き込まれるやないかっ!』

『じゃっどぉん、おいどんら精霊をも怯ませるとは…

 まっこと恐ろしかぁ』

うん、自重するべきですね。

反省致しやすです、はい。

しかし女性って妙な所で鋭いというか…

まさか読心術とかじゃ無い…よね?

いや、それならば俺へ愛情を注ぐ筈が無いか。

事故とは言え息子へ憑依して体を乗っ取った俺。

所謂息子の敵の様な存在だものな。

『はぁっ?

 何を言っとんのや?』

えっ?

『そうであるぞ。

 主さんは考え違いをしているであるや』

何をかな?

『主さんは体を乗っ取ったのではありんしん。

 体に取り込まれなんして魂が融合なりんしよ』

えっ、えぇえええええっ!

『主どんの魂ば核んなっちょりますば、完全に魂が融合ばしちょりますんぞ。

 故に主どんは2人分の魂が合わさって1人ちゅう事でごわすな』

ま、マジかぁぁぁぁっ。

ッう事は殺して無い?

『そうでごわすな』

『そう言うこっちゃな』

『そうでありんすや』

『決まっているであろ』

そうだったんだぁぁぁっ。

「あらガリル…

 どうしたの?」

んっ?

お袋が心配そうに俺を見る。

どうしたんだ?

「にーにぃ、じょきょか、たいたいおっ?」

へっ?

ウィンティアが心配そうに告げると、お袋がハンカチで俺の顔を。

んっ?

今、気が付いたよ。

俺、泣いてたんだな。

ポロリ、ポロリってか。

この歳でなぁ…

あー恥かし。

『何を言いなんし』

『そうであるや。

 主さんは5歳児であろ?』

はは、確かにな。

俺は5歳児だったけか。

しかし…

知らぬ間に豪いプレッシャーを感じていたのだろうな。

意図せずにだが殺人を犯したと…

その重圧から解き放たれて安心したと?

それでも無事に産まれる筈の赤子の魂に融合した事には変わりないが…

そうか、はは。

殺したのでは無く融合かぁ。

『せやで。

 恐らくやがな。

 赤子の魂と融合したさかいに、この世界へ転生できたんとちゃうか?』

へっ?

『そうでごわすな。

 違う世界の魂は、この世界の理に准ぜるとは思えぬでごわす』

『そう言うこっちゃな。

 この世界の魂と融合して初めて世界に受け入れられたんとちゃうか?

 せやなかったら、何れは世界から弾き出されとったんやないかなぁ』

いや…恐ろしい事を…

『恐らくであるが…

 赤子の魂も主さんの魂と融合して高みへと到ったと思われるであるぞ』

『そうでありんしなぁ。

 その為に主さんを取り込んだと思われるでありんしや』

えっ?

もしかして…

あれって事故じゃ無くて、赤子に宿った魂の仕業…って事?

『せやな。

 恐らくは、そう言う事やろな』

マジかぁぁぁぁっ!

赤子へと宿る魂が魂の位を上げる為に俺を取り込み融合したと。

そして俺が主格となり交じり合ったと言う訳か。

んっ?

つう事は…俺の魂も変革したと…そゆ事?

『そう言う事でごわすな』

マジぃぃぃっ!

異世界、恐るべしっ!

そんな事を高速思考にて遣り取りした後でお袋様へと告げる。

「大丈夫だよ。

 ちょっと思い出した事があってね」

少し恥かしそうに告げるのがコツれす。

いや…

確かに潤目の上目にて告げたさ。

恥かしかったから頬も染まりはしたよ。

けどな、受付嬢達よ。

幾ら何でも食い入る様に見るなよな。

っか、そこっ!

女性なのに鼻血出すなしぃっ!

ハァハァと息が荒い娘子も。

いや、変態さん?

非常に怖いのれすが。

そんな受付嬢さん達ではあるが、お袋様が学院長への面会を求めると仕事モードへと切り替わる。

流石と言えよう。

変態だが…

何かの魔道具を用いているのか、1人の受付嬢が何処かと連絡を。

そして…

「お会い出来るそうですので、私がご案内致します」

その様にな。

っか、早く案内してよね。

誰が案内するか揉めるのは止めて。

困った人達だよね、本当に。

っかさぁ…

顔だけで集めた人員じゃ…無いよねっ?

そんな事はあったけど、漸く学院長室へとね。

「失礼致します。

 ゼルダム伯爵夫人と御子息を案内致しました」

ノックして告げる。

無論、まだドアを開けはしない。

応えも無いのにドアを開けるなど不敬だかんな。

ノックと同時にドアを開ける阿呆は、下手したら不敬罪にて打ち首も有り得る世界だ。

そんな阿呆な真似を行うヤツなど皆無だろうけどさ。

まぁ居ても相手によっては打ち首されて、この世から抹消だろうけどさ。

「漸く来ましたか…

 案内ご苦労様。

 入って貰って」

そう室内からな。

涼やかな優しい声色やね。

恐らくは美人さんなんだろね。

分厚い一枚板にて造られた観音開きのドアを案内してくれた受付嬢さんが開ける。

しかし豪勢なドアやねぇ。

緻密で美しく華やかたる細工彫りが美しい。

このドアだけでも銭んなるな。

っか美術館へ展示しても目玉商品となるだろうさ。

それが無造作にドアとして扱われている…

魔術学術院って、マジでパねぇっすわっ!

そして、いよいよ室内へと。

うぃやぁ、こりゃ絶世の美女っすね。

お袋さんとタメを張る美人さんに出会うのは初めてだ。

ジルさんとマイリルさんも確かに美人ではあるが、エルシアさんは更に上を行くな。

っかさぁ。

この世界って美男美女が多過ぎないっすか?

いや、フツメンやブサメンなども居られますよ。

男性にも女性にもね。

けどな、俺の身近の方々に限っては行き成りレベルがね。

っか、俺の周りがおかしいのか?

訳わかめ。

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