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ある日突然に0051

さて、一夜が明けましたとさ。

オラは現在、お袋様にドナドナされつつ魔法学術院へと連行されとりやす。

いやぁ~

朝から、ちと散歩がてら脱走などを試みましてな。

そらアータさぁ、学術院に通ったら朝から夕まで学術院にて学ばなならんって知ったらな。

いや、オラまだ5歳児だべなや。

何故に、そがあに自由を束縛されなならんのやねんな。

そんなん思いましてな。

入学手続きをスッポカせば暫くは何とかならんもんかと…

ええ、そんなん思った訳ですわ。

いやな。

本人が、そんなに嫌がっていると知れば状況も変わろうかとな。

だが…

俺は、まだ、お袋様を舐めていた様で…

俺の逃走ルートにはメイド達が既に立ち塞がっている。

クッ!

慌ててルート変更をばっ!

そう考えルートを変えて逃走を続行。

だがな。

行く先々に現れるメイド達。

アンタ方、何者ぉぉぉぉっ!

詰め将棋が如く逃げ場を失って行く感がハンパ無い。

そして…

「漸く来ましたか。

 遅かったですわね」

そんな事を告げるお袋様の元へと。

いや…絶対に此処へと誘導していましたよね?

俺、悟りましたよ。

逆らったらダメだ、逆らったらダメだ、逆らったら…

コワァッ!

んっでぇ、とっ捕まってドナドナって訳ですばい。

そして魔術学術院なんっすがぁ。

家の屋敷の裏門を出ると道を挟んで反対側が魔術学術院の裏門となってやした。

いや…

なんなの、これ?

一応は裏門からも入れる様だね。

守衛さんが門番として立っとりやすね。

近くの詰め所にも数名が待機中れすか、そすうですか。

いやさ、あのねのね。

衛兵に混じってゴーレムさんもね。

エライスタイリッシュなゴーレムさんだこと。

大きさは人と変わりません。

フルプレートの騎士の様なゴーレムさんは人の如くスムーズに活動されとりますなぁ。

えらいポテンシャルを秘めておられるご様子で。

そのメタリックボディは鋼ではありませんな。

恐らくは魔法金属なのでしょう。

一種の兵器と告げても過言では無いと思われるのですが…

それが門番れすか?

明らかに過剰戦力と言って良いのでは?

いやいや、何処かの国の軍隊が攻めて来るのでしょうか?

阿呆なの?

阿呆なんですね、分かります。

そんな絶対無敵門番が守る裏口へと。

っか…

感情が無い筈のゴーレムたんがピリピリと緊張し始めた様な…

う~むぅ…

明らかに、お袋様を警戒しとりやすなぁ。

流石はお袋様ですなぁ、お流石です。

そんな絶対無敵ゴーレムたんにも警戒されるお袋様が門番へと告げる。

「ゼネティス・ソム・ゼルダムが妻、センティア・ソム・ゼルダムです。

 息子の入学に対し学院長のエレシア様に面会しに参りました。

 入って宜しいかしら?」

ニッコリと。

うん、優しい笑顔なんだけどね。

告げられた衛兵さんは一瞬…「ヒッ」てね。

いや、何を感じたんだろね。

まぁ…実はお袋様の機嫌は頗る悪い。

理由?

お袋様も5歳児の俺が学院へ通う事に不満なのさ。

まだ幼い俺を無理学院へ通わせる。

親からしたら納得できんわな。

けど相手は国だし国王様からの勅命でもあるんだよね。

だから流石に逆らえない。

だから表には出さないんだけど…

うん。

その漏れる覇気は隠せないってね。

世紀末覇者が真っ蒼になって逃げ出すレベルなんれすが…

いやね。

これでも親父様にて発散しているから、このレベルなのさ。

何があったのか…

親父様はゲッソリとなってたが、元気?に王宮へと出立して行きましたとさ。

ほーんと、何があったんだろね?

知りたくは無いけどさ。

クワバラ、クワバラ。

まぁ、発散したとは言えお袋様ののね。

そら、蒼くもなるわさ。

けど健気に任務を遂行する、アンタは、エ・ラ・イっ!

「はっ!

 ゼルダム伯爵夫人で御座いますね。

 話しは伺っております。

 受付まで案内させる者を付けますので、どうぞ、お通り下さいませ」

その様に告げて一礼を。

うむ。

蒼い顔で脂汗をタラタラではあるが無事に任務を遣り遂げるとは…

あっ晴れなりぃっ!

余が褒めて遣わそう。

う~ん、良い子でちゅねぇ~

『うっわぁっ!

 テラ、ムカつきよんな、それ。

 絶対に言ったらあかんかんな』

言う訳…無い…やん…ねぇ~

『なんだか信用出来んでごわんど』

そんな事ないもん。

んな事を内心で遣り取りしつつ門を潜る。

門を潜ると塀近くに新しい建物がね。

うぉっ!

ブルーオーシャンっう感じの色合いに染まる建物。

涼しげではあるが…

何の建物だ、これ?

厨二病患者たんならば泣いて喜ぶ建造物って感じの建物ですねぇ。

つまり…

好物れす。

いやぁ~

本当に、何の施設なんだろね。

非常に気になる所ではあるのですが、それを横目に移動れす。

いやぁ~ん、いけずぅ。

っても言えませんけどね。

そらアータ、現在のお袋様に告げれたら大したもんたい。

うん、賞賛してあげるよ。

安否は保障しないけどね。

そしてグランド横の道や並木道に校舎脇や林道と城内の様な場所などを…

って、って、ちょっと待てやぁぁぁっ!

明らかにぃっ、おかしいでしょうがあっ!

グランド横とか校舎脇は分かる。

分かるよ、うん。

だけどな、林道と城内の様な場所は明らかにおかしいだろがよぉっ!

いやいや、遠目には、まだまだ、おかしな施設がな。

なんぞ、此処。

さり気無く人外魔境?

不思議の国へと誘われ迷い込んだ気分れす。

そんな、あんな不思議ルートを辿り、やっと着いた受付。

そこには普通の受付嬢がね。

ホッとしやすね。

って…

えらいベッピンさん揃いやねぇ。

いやいや、レベルが高過ぎっしょ。

綺麗所を集めたんですね、分かります。

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