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ある日突然に0049

帰って来た親父殿が告げる爆弾発言に俺は唖然となる。

そら当然さね。

なにせ魔術学術院ってぇのは貴族の御曹司様方が通う名門学院でな。

庶民なんぞが通う場所では無いんでな。

んっ?

ああ、そうか…

俺って伯爵様の御曹司様だったけか?

けどな、魔術学術院は13歳から通う学院の筈。

それも魔術の才能があると認められた者だけが通う事を許されるな。

故に普通は貴族院へ通う事になる。

此方は5歳から通えるのだが、高爵の者は7歳以上に成る迄は自宅に講師を招き学ばせるとか。

それは下手に貴族院にて問題など起こし家門の恥とならぬ様にとの配慮と言う事なんだが…

俺も通うなら此方だよね。

貴族院は成人に成る迄の間に貴族が通う学院なんだがな、才能がある者は専門の学院へと進む事になるんだ。

それが魔術学術院であり貴族仕官学院であるんだ。

これら貴族が通う学院とは別に民間の学園がある。

7歳以上12歳以下の子供が通う○○学園は寺子屋の様な物かな。

此方は個人が経営する学園から営利団体が経営する学園まで様々だ。

無論、金銭的に通えぬ子供などもいるが、大概は国からの補助もあり通っている。

そして13歳から通う学園として職種別の専門学園が存在する。

中には総合的に門戸を開いた学園も在るんださ。

また貴族で言う魔術学術院や貴族仕官学院に相当する、魔術学園や仕官学園なる物も存在。

此方は正に狭き門を潜らねばならない。

庶民で優秀と認められるだけでは無く、金銭的にも恵まれた者で無ければ通えぬ狭き門。

だが無事に卒業できれば下級とは言え平民より貴族へと至れる最短コースともなる。

天才的な才能を示す者であるならば、国の補助金より奨学金が無償にて与えられるらしいぞ。

此方は返済の義務なども存在はしないが…

卒業後は強制的に国軍に配属され軍務に就く義務を負わされる事にはなるがな。

だが逆に言うとだ。

必ず就職できると言う事でもある。

これを狙って毎年多くの者が魔術学園や仕官学園へ通うために試験を受けに来るのだとか。

この試験は3回迄は無料にて受験が可能となる。

だが3回目以降は有料となり、回数を重ねる毎に受験料が割り増しとなるのだとか。

今では両学園共に良い財源となっているそうだ。

皮肉が中々に利いているとも言えるよなぁ~

まぁ庶民は良いんだ、庶民は。

いや…

俺も、そちらに通えるのなら学園の方が好みなんだが…

親父殿では無いが学院は色々とマナーに煩いそうな。

いや、堅苦しい学院より学園の方が好みなんですが…

ダメかなぁ。

っと言うよりだ。

何で13歳から通う魔術学術院へ5歳の俺が通わなならんのやねんなっ!

おかしくねっ?

思わず親父さんへ訊いちゃいますよ。

そら訊くわさ。

「父さん…

 訳わかめ?」

ちゃった。

「いや…

 意味が分かんないだけど…

 どう言う事なのかなぁ?」

説明プリィーズゥ。

すると親父様は困ったようにな。

「陛下からの下知なのだ。

 仕方あるまい」

そんな事をな。

まぁ王様からの命令なら断れんかもしれんが…

「僕…

 5歳なんだけど…」

戸惑い告げるのは仕方ないよね。

13歳以上の子が通う学院へ5歳児が混ざって通う…

無茶じゃねっ?

一緒に話を聞いているお袋様も呆れている。

そら、どう考えても5歳児を通わせるには無理があるっしょっ!

思わずジト目で見てあげましたよ、ええ。

優しいでしょ、ボキュ。

まぁ、お袋様はワンランク上の冷たい視線をお放ちになられとります。

お流石です。

親父様の顔色が蒼くなったのは気のせいではあるまいて。

「ちょっ!

 ちょっと、待て。

 落ち着いて冷静に話そう。

 なっ!」

そがぁに必死にならんでもさぁ。

気持ちは分かるけどな。

しかしウィンティア…

先程迄は少しグズっていたのだがな。

今では大人しくお袋様に抱かれてるな。

んっ?

眠っとるのか?

いや、あれは…

うん、寝たふりやね。

幼子なりの…いや、幼子故の危機管理かな?

見事なる危険察知であり対応れす。

流石と言えような。

しかし…

親父様の狼狽ぶりは酷いとも。

親父の威厳は崩壊れすね。

分かりたくありませんでした。

「いや、陛下には具申したのだっ!

 ガリルは幼い。

 故に、せめて貴族学院にして頂けないかとな。

 だが…

 ガリルが魔術を操れる事が、何故か既に陛下の御耳へとな」

へっ?

あれだけ念入りに情報統制してあったのに?

何でだろね?

「何処から情報が漏れたのかは知らぬ。

 だが既に陛下は御存知でな。

 それだけの才能を燻ぶらせるのは勿体ないと申されてなぁ。

 ただ、年上に混ざって学ぶのは厳しかろうと、ガリルのみの特別クラスを設けるとの仰せだ。

 王都にて魔術を学ぶには特別な施設が必要とされる故にな。

 それ故に魔術学術へガリル専用の施設を設けてあるそうな」

疲れた様に告げている。

まぁ…

パッねぇプレッシャーを随時浴びつつだかんなぁ~

仕方あんまいよ。

って、あれぇっ?

俺専用って…どゆことぉ?

おかしくねっ?

そんなん思った、今日この頃でしたぁ~まる

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