表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
44/112

ある日突然に0044

火精霊サラマンディルとの契約を終え、既に代官屋敷へと帰り着いておりますです、はい。

エクスード爺ちゃん達とは湖畔にてお別れってね。

ジル姉ちゃんとマイリル姉ちゃんのメイドお姉さんコンビがね。

「別れたく無いですわね」

「そうね。

 ガリル様は湖畔別荘館で引き取るべきよっ!」

などとね。

別荘館のメイド衆が賛同して、ちょっとした騒ぎに。

いやね。

着せ替え人形が日常なんぞ御免じゃぁぁっ!!

それにぃっ!

「ウィンティアが居ない生活なんて有り得ないからぁっ!」

思わずね。

当然でしょう。

もうね、もうね。

既にウィンティア成分が不足、不足、足りませぬ。

欠乏症に掛かりそうです。

オラ…既にウィンティア無しでは生きられません。

シスコン?

上等です。

最大の誉め言葉と受け取りますよ?

良いですか。

良く聞き理解する様に。

ウィンティアが全ての基準であり正義なのです。

異論は認めませんからね。

そんな事を朗々と告げ(演説)たら…

ちと、引かれた。

なずぇにぃ?

げせぬぅ!

親父殿を見よ!!

ウンウンと頷き賛同しとるだろ~がぁっ!

これが世の摂理であり真理なのです。

そんな俺達2人を諦めた様に見る騎士達。

失敬なっ!

だがな。

メイド衆達は違った。

興味深く俺達を見てな…

目がキランって底光りした様な…

ハハッ…

き、気のせいだよね。

そうだよね。

ウィンティア…

済まん。兄ちゃん、何か拙ったやもしれん…

ま、そんな事はあったが、無事に帰って来た訳でぇ…

辿り着いた時には、お袋様とウィンティアが出迎えてくれてな。

ただ…

拗ねたウィンティアが…

プィッてな。

オロロォ~ン。

兄ちゃんがぁ、兄ちゃんが悪いんじゃ無いんだよぉ~ぅ。

こんな時には、そうだっ!

リバースカードオープンっ!

親父殿を召喚。

ウィンティアの前にて生贄にっ!

「兄ちゃんだって、兄ちゃんだってな、ウィンティアと離れたく無かったんだよぉ~ぅ。

 父さんが、父さんがなぁっ…

 どうしてもってぇ…」

ヒック、ヒックって泣いて告げてみました。

したらな。

優しい優しいウィンティアがね。

「にぃにぃ、にゃいちゃら、らめらぉ~

 わゆい、ぉわ、とうたん、にゃんらきゃらぁ~」

って、俺の頭を拙い手で撫で撫でってな。

「ちょっ!

 ガリルぅ、おまっ!!」

慌てる親父殿。

「あらあら」

ウィンティアを抱いた侭で微笑む、お袋様。

そんな出迎えもあり、俺はウィンティアと愛でたく仲直りってな。

へっ?

親父殿?

スケープゴートにした後は知りませぬ。

執務に追われている御様子。

大変ねぇ~

さて、オラは5歳児なりぃっ!!

のんびりと過ごしますかね。

そんな事を思った事もありました。

帰還して数日後…

ジルお姉ちゃんとマイリル姉ちゃんを筆頭に、メイド衆が挙って代官屋敷へと。

何事ぉっ!!

って思ってたらな。

湖畔集落在住者にてメイドを新たに募り、別荘館を託したメイド衆が代官屋敷へとね。

何故にぃっ!!

着くとな。

「まぁあぁっ!

 これがウィンティア様ですのぉっ!」

マイリル姉ちゃんが、お袋様への挨拶もそこそこに。

「センティアっ!

 何故にぃっ、ウィンティアちゃんやガリルちゃんを私達に紹介してくれないのよっ!」

ジルお姉ちゃんが詰め寄り…

ガシッって、お袋様に額を片手で掴まれとります。

うん。

見事なアイアンクローれすね。

ギリギリって音が聞こえそうなんで…

!?

片手で…ジルお姉ちゃんをぉ…持ち…上げた、だっ・とぉ~ぅ!

「ジル。

 落ち着きなさいな」

お袋様、にっこり。

いや…

その笑顔が眩しいれすね。

うん。

恐怖しか生まれませんが…なにか?

ジタバタしていたジルお姉ちゃんの四肢は、既にダラァ~ンってな。

をぃをぃっ…大丈夫かぁ?

ちと不安になっていると…

「ふぅ。

 この遣り取りを見るのも久し振りですわね」

マイリル姉ちゃんが達観した様に。

つかぁ、デフォかよっ!

そんなジルお姉ちゃんを見て、ウィンティアがキャッキャと喜んでいる。

ウィンティア…

恐ろしい子っ!

そんなウィンティアを見て、お袋様はジルお姉ちゃんを軽く放り投げると…

「あらあら、ご機嫌ねぇ~」

って、優しくウィンティアの頭を撫でる。

ウィンティアが目を細めて気持ち良さそうに微笑んでるな。

うん、天使の微笑みだ。

んっ?

メイド衆がウィンティアの微笑みに釘付けってな。

落ちたな、こりゃ。

まっ、ウィンティアだかんよぉ~

でもな。

お袋様バリアの防御力は高い。

ガードが固くて近寄れません。

ってなると…

シャキィ~ンっう感じで、なっ。

そうです、オラがロックオンされやした。

そう、ドナドナれす。

着せ替え人形、再びれすか、そうですか?

っか…

何故に、お袋様まで参加?

更に悪化しとります。

まぁ…

ウィンティアが喜んでいるから良いか。

そう、世の中はウィンティア中心にて回っているのですから…

この程度は許容するべきでしょう。

そうあるべきなのでしたぁ~

ぐすん。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ