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ある日突然に0040

旅は続くよ順調に。

けどな。

親父さんの管理地を出てからが大変ってな。

宿営地として簡単な宿泊施設が設置されていた親父さん管理地。

その管理地を抜けると、その様な施設など無い。

だから野営も大変ってな。

いやね。

雨風が防げる小屋や簡易的であっても調理施設が存在するのとしないのでは、雲泥の差があるんだよ。

体験して実感しましたです、はい。

ただね。

便利な騎士さんが1人ほど。

マナにて地を制する技を得意とするんだよね。

そんな騎士さんがね、小さな小さな小屋をね。

小屋って言うか、土で出来た[かまくら]っう感じかな。

余りに小さくて、俺しか入れない程度なんだがな。

それでも雨風が防げるから助かるんだよな、俺は。

親父さん達は防水加工した布をロープを使って張り、テント擬きへとな。

これだと強風など吹けば風が入るし、雨も吹き込む。

晴天時などは良いが、風が強い日の雨なんてぇのは最悪でな。

俺も途中まで一緒に居たんだが、強制的に土かまくらへとな。

いや…

確かに5歳児には辛い環境だと言えるのかもな。

この環境下に身を曝して体調を崩すのは拙いだろうさ。

故に、この処置らしい。

んでな。

土魔術が堪能である騎士さんなんだが、俺の為に土かまくらを造る目的での同行ってな。

マジでぇ?

まぁ…

5歳児を過酷なる道程へと連れ出すのだから、それなりの備えは必要か。

その様に思えば有りなのかもしれないな。

そんな感じで守られながらの移動なのだが…

ぶっちゃけ、精霊様方の事がバレて良いならば、契約精霊様方の力にて快適な旅が出来るんだけどね。

地精霊ノームル様のお力ならば、小屋どころか館クラスの建築物でさえ地より構築できたりする。

風雨は風精霊シルフィーナ様の風に退けられるだろうさ。

湿気や水気は水精霊ウィンディーナ様が除かれるし、必要な水やお湯でさえ供給可能だ。

ただ…

これだけの力を精霊様方が遺憾なく発揮できるにはだ。

膨大なマナが必須であり、容易く行える事では無いらしい。

しかも、精霊様方の実力も高くないとな。

そうなるとだ。

俺が膨大なマナを保持し実力者である精霊様方と契約している事がバレてしまうっう訳で…

要らぬ騒ぎになりますなぁ~

同行者は、俺が精霊様と契約できる事は知っている。

だが、どの程度の精霊様と契約したかなどは知らないんだよねぇ~

勿論、保有マナ量なんては知る筈もありやせん。

爺ちゃんがマナ量については…

いや。

精霊様の実力についても見抜いているかな?

なにせ爺ちゃんも精霊魔術師だかんね。

しかも宮廷魔術師筆頭だった実力の持ち主。

悟っていても不思議ではないさ。

まぁ、黙ってくれてるけどさ。

そんな爺ちゃんは道中にて魔術講義を続けてくれてんよ。

マナっと言うヤツぁよおぃ、全ての源っうヤツなんだぜぇ。

これが実に優れ物なんですわ。

ほこほこ。

濃密に圧縮すれば擬似的に物質化させることもな。

通常は発生維持するマナ量の都合で、一瞬のみ物質化させる程度らしいんだが…

所謂1つの…俺には関係ねぇっ!

っうヤツでな。

長時間に渡り強固な物質化を実現れす。

本来はマナによる盾を瞬時に出現させ攻撃を防ぐのに使用するのだとか。

俺が言われて創ったマナ盾がな、何時までも消えずに止まったから爺ちゃんが…

目を真ん丸に見開き、お口アングリこってな。

いや、爺ちゃんが遣れっうたじゃんか。

しかも長時間維持できぬっう事を、おせぇーてくれて無かったじゃんよぉ。

異例事態を演出してっなんて思いもせんってさぁ。

そんな自体もあったんだが、今の所は無事に魔術講義を受けてやすよ。

最近ではマナを物質化して放ったりね。

まっ、あんまり派手な事をしない様に気を付けながらだから、ゆるりゆるりとね。

そんなこんなを行いながら進んで来たんだが…

森が切れ灌木や草原へと、やがて草原になってから草木が減って岩石砂漠へと。

多少は緑はあるが、不毛地帯へと踏み入れた。

そして疎らに小さな森や林が点在するが、明らかに過ごし難い地へと。

その進む先には…

いやね。

火山へって聞いてたよ、確かにね。

けどさぁ…

噴火しとるやんねっ!!!

まさか、あの山を登る気か?

いやいや、冗談だよね。

そんなん思っているとだ。

「この先に集落がある。

 そこに皆は待機して貰う」

成る程ね。

その村が目的地なんだな。

驚かすなよな、親父。

なぁ~んて素敵な事を思っていた時もありました。

「此処からは、俺とガリルだけで進むからな」

なんですとぉ~っ!?

ビックリですたい。

っか…自殺願望は無いとです。

「え~っとぉ…

 何処へ?」

まさかな。

「火口に決まっておろう」

ですよねぇ。

じゃ、なくてぇ。

死んでまうわっ!

俺が、そんなん思ってたら親父が言うんだよ。

「大丈夫だ」

ってな。

不安そうな表情になっていたんだろうな。

安心させる様にな。

って…

安心できるかぁっ!

したらな。

「此処から火口までは、俺の暗黒術にて移動する。

 身を守りつつの移動ゆえに、マナ消費が激しいのだ。

 故に2人での移動なのだよ」

マジでぇ~

親父、スゲェーっ!

ヒューヒューぅ。

盛り上がってぇ、参りぃ、ましたぁぁっ!

って思ってっと。

「ただし宿にて休み、明日の朝からだがな」

だとさ。

俺のハイテンション返せぇっ!

こんなん思いました。

仕方ないよねぇ。

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