ある日突然に0033
氷菓子を堪能した後は自由時間れす。
村の中なら危険も無い事から、1人で村をブラブラとお散歩ってな。
ちょっと外れに参りました。
辺りに人は居ませんね。
此処からはぁ~
秘密、秘密、秘密、秘密、秘密のガリル君ってな。
決して、誰も知らない、知られちゃいけない~
っう事をね。
そう。
精霊開放にチャレンジしてみたいと思います。
えっ、何でかって?
いや、さぁ。
今晩、エクスード爺ちゃんが家に来るじゃんか。
その際に契約精霊様と会わせろなんて事になったら困るっしょ。
だから、ウィンディーナお姉様は精霊開放しておこうっう話にね。
したらさぁ。
シルフィーナお姉様とノームルまで精霊開放をね。
いや。
あんたらエクスード爺ちゃんと会う可能性は無いんだから、別にせんでもさぁ。
んな風に言ったら気に入らなかった様でね。
駄々捏ねられました。
子供かっ!
結局、全員を精霊開放れす。
館では人目がね。
メイドさん達の目がギラギラと光っています。
いや…怖いってばよぉっ!
だから館へと帰らずに単独行動れす。
精霊様方のお導きにて移動ナウ。
湖畔の一角に祠がね。
知られて無いけど、祠奥の石碑裏に洞穴が。
その洞穴を辿って行くと、ちょっとした縦穴へと続いてんだぁ。
小さな泉も在り、草花が咲き乱れる箱庭的な場所だね。
人には知られていない自然の庭園さ。
此処に来れるのは子供の大きさの者だけ。
大人では洞穴が小さく入れません。
まぁ石碑などに隠れて、普通は見付かりませんからね。
さて…
どうやって精霊開放すれば良いのかな?
『うむ。
難しい事は無いぞぇ。
単純に両手を前に出してな』
ふむふむ。
『ラピユタス、デミタス、ララララッ☆
ウィンディーナ、召喚!
って唱えればよいのじゃ』
………うをいっ。
「それって…
本当に唱えないとダメなの、かな?」
『当たり前じゃ。
何故、その様な事を訊くのじゃな?』
不思議そうれすね。
いや…
実に魔法少女的な…
マジであれを…
くっ。
「ラピユタス、デ、デミタス…ラ、ララ…」
む、無理ィィィっ!
『くっ、くくくく』
んっ?
『マジで唱えたわぇ』
『あはははははっ!
わっちは腹が苦しゅうざんす』
お、おまえら…まさか…
『悪趣味でごわすぞ。
まぁ少し清々しもうしたが…』
ひどっ!
『何処が酷うありなんしなぁ。
最近のわっちらに対する仕打ちの方がいけずなんし』
うわぁ~
精霊様からの意趣返しってか。
大人気なぁ~
『精神が大人なら子供扱いは無しでありんすや』
ちっ!
『まぁまぁ、それ位にするでごわす。
余り時間を掛けると時間が無くなりもそ』
………
ノームル…マジで言ってる?
『?』
いや…意外と天然さんだったみたい。
ウィンディーナとシルフィーナも呆れてるな。
高速思考中だから、殆ど時間には影響しないんだが…
まっ、確かにサッサとやるかね。
っと…
本当は、どうやんだよっ!
『だから…
ラミタス…』
だぁぁっ!
それは、もうえ~ちゅうねんなっ!
『ノリが悪いであるのぅ。
仕方ないであるな。
本当は…
出でよ、水精霊ウィンディーナ
っであるや』
それなら恥ずくねぇか。
ならば。
「出でよ、水精霊ウィンディーナぁっ!」
うぉっ!
目の前に魔法陣がぁっ!
俺の胸から水の槍が魔法陣へと放たれる。
そして魔法陣より水乙女、ウィンディーナが現れた。
っかカッケェー
でも…あんなに水が体内から出てったら…俺干からびちゃうん。
いやぁん。
『そんな訳無いでありんすやっ!
あれは本当の水では無いでありんす。
マナが写しし幻影でありんすや』
なぁ~る…んっ?
って事はぁ…
俺から大量のマナが抜けたっう事?
『そうでごわすな』
ヤバいこってすぅ!
マナ消費で干からびちゃうじゃんか。
『落ち着きなんし。
身体に異常をきたす程にマナを失ったら、その身は干からびずに消滅しなんしや』
落ち着けるかぁ、ボケェっ!
消滅してしまうやんけっ!
『大丈夫でごわす。
主どんのマナは格別に多ごわす。
普通の人族なれば消えもうすが、主どんならば影響ありもさん』
ほ、本当にぃ?
『大丈夫でありんす』
『保証するでごわんど』
ま、まぁ…なら…
って、んっ?
なんでウィンディーナから応えが無いのかな。
『ふぅ、主さんなぁ。
ウィンディーナは精霊開放したでありんす。
故に体内の様に高速思考へ追従できなんし』
成る程ねぇ。
納得、納得ってな。
その後で、シルフィーナお姉様とノームルどんも精霊開放致しやした。
水の槍が風の槍と土の槍へと変わっただけで、後は変わりござぁ~せん。
精霊3体の精霊開放って…
本来は1体でも人族クラスなら跡形も無く消滅らしい。
まぁ…
本契約自体、消滅する可能性が100%らしいから…
って、をいっ。
それって契約自体、消滅するから無理やんねっ。
俺が特別?
照れますなぁ。
えっ人外?
失敬なっ!
こんな可愛い5歳児捕まえて、何告げるぅ~ってか。
う~ん。
精霊さんが皆さん体外だから突っ込みがぁっ!
寂しいから帰ります。
わぁ~んってな。




