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ある日突然に0026

湖畔へと辿り着き、水辺の豊かな自然を堪能…したいガリルです。

皆さんは自然を満喫していますかぁ?

私はお尻が痛くて、それ所ではありません。

グッスン。

おんまさんでの移動は、確かに速いれす。

れすけどねぇ…

馬車の方が良くはないですか?

彼方は座席へとクッションなどを敷く事が出来ます。

ですからぁ~っ、馬車の旅は騎乗旅よりは優しい旅となりますね。

お尻的には。

故に、あると思えるのです。

『主さん…

 分かって言ってなんし』

何がれしょう?

僕、分かんなぁ~いっ。

『湖畔の次は火山へ行きもそ。

 馬なれば、ある程度は行けもうす。

 じゃどん馬車なれば、そうそうに歩きとなるでおわす』

うん、そだね。

つまり幼児の体力で徒歩の登山になる訳ってね。

そんなんさぁ、無理に決まってんじゃんか。

だから登山は中止。

これでしょう。

『ハァァァッ…

 本当に往生際が悪いでありんすなぁ』

そんなに呆れないでよ…

照れますなぁ~

そんな俺の思惑通りに行く筈も無い訳で…

騎馬での旅は続く様です。

グッスン。

そして、お尻タイタイ俺を気遣った親父殿、今日は早々に宿へ逗留と、相成りましたとさ。

この湖畔宿の売りの1つなんだがな。

豊富な水と豊かな森にて提供するスチームサウナってな。

温度はドライサウナよりは低温。

これに入って、じんわりと汗を出す訳よ。

逆上せる位になったら、外の湖へと飛び込む。

ザッバァ~ンってな。

お子ちゃまな俺としては御遠慮したいのれすが…

「ガリル、行くぞ」

って。

「何処へ」って訊く間も無く身包み剥がされサウナへと。

あに、すっだ、すっだぁ!!

いきなりムワッとした蒸気がお出迎え。

そだな出迎え、やんだぁ~

「あぢっ!!

 あぢぢぢぢっ!?」

そんな悲鳴は、お構い無しれすか?

さいですか?

逃げようとしては引っ捕まれてやす。

流石にグデェ~って成り掛けたらよぉ。

抱き上げられて湖へと放り投げられて…

ザッバァ~ンってな。

獅子は子を千尋の谷へと落としやすが、父は湖へ息子を湖へ放り投げます。

まさに試練れすね。

『何を戯けた事を言いなんし!』

ナイス突っ込み、ごっあんです。

ま、現地へ着いて早々に訪れた試練だったんすが…

汗を掻いての湖…意外と有りだと思います。

んでな。

この騒ぎで思わぬ事がな。

なんとだっ!

お尻タイタイが治っちゃいました。

ウゾッ!?

なんつぅー絡繰りっすか?

腫れてたお尻が、あら不思議。

綺麗に腫れが引いとるとですたい。

何のマジックれすかね?

いや…

確かに魔術は存在する世界ですが…

んっ?

そう言う問題では無い?

さいですか。

「どうだ、ガリル」

何がれしょう?

「腫れが引いたであろうが」

お~っとぉっ!

確信犯れしたぁっ!!

して、その絡繰りは?

「この効能が何故起こるのかは知らぬが…

 此処ら辺りでの民間療法よ」

いや…

知らんのかいっ!

民間療法って…さいですか。

まぁ治ったから良いんだけどな。

いや、良いのか?

理屈が不明なのに?

いや、良いのです!

なにせ、お尻タイタイが治ったのですからね。

何事にも変えられない成果なのでした。

ってな。

ほんで、その後は宿へチェックイン。

いや、違うな。

フロントって何処よ。

執事さんとメイドさんがズラリとお出迎え。

宿じゃ無いの、此処?

「お待ちしておりました、旦那様。

 当別荘へは久し振りで御座いますな」

えっ?

別荘?

うぞっ!

村の本宅よりデカいんっすがぁ!!

執事さんやメイドさんの人数も多いれす。

何故に、此方が本宅じゃ無いんれしょう?

「そう言うなゼルバス。

 子達も幼い故、遠出は控えていた故にな。

 此処を訪れるのは、我が協力貴族を接待するのに用いる時のみよ」

そんな事を。

話を聞くと…

村の屋敷は国が代官用に用意した物件なのだとか。

だから勝手に改装や改築は難しい。

ましてや、建て直すなど以ての外だとか。

ケチやねぇ。

って、あの屋敷は国管理の貸し出し物件で、代官の任を解かれたら次の代官が使用すんだとさ。

そして代官屋敷の規格は決まっていてな。

どの任地へ赴いても同じ規格な屋敷なんだとさ。

任地毎に違う屋敷にした事による不平等感を是正するって謳っているらしいぞ。

これだから、お役人がやる事は。

ほんでな。

この別荘は親父の個人所有物件らしい。

っかさぁ…

親父さんって、儲けてんだなぁ~

この別荘館を見て、沁み沁みと思いましたよ、はい。

ほんで館へとGoっす。

突撃、突撃ってな。

ひんろい玄関ホールが、お出迎え。

左右には、湾曲しながら2階へと続く階段がね。

2階のテラス廊下に続いてやす。

空間の無駄でやんすが、デザイン的にはグゥッれす。

「ガリル様。

 先ずは御部屋へ御案内致します」

メイドお姉様が御案なぁ~いってか。

良いと思います。

う~ん…

歩く度に揺れるプリップリのフィップ。

ビャシュツも…

ぼきゅ、幼いから分かんなぁ~い、ってな。

んっ?

精神年齢?

何の事れしょう。

部屋では御着替えなどの身嗜みをな。

まるで貴族の嫡子れすな。

んっ?

あっとぉ、俺って貴族の嫡子だったけか?

つい失念をば。

良くある事ですたい。

ほんで、ほんで、地元食材を豊富に使用した料理を鱈腹な。

したら、腹がクチたのでオネムれす。

肉体は幼子なんだってばよぉ~

旅の疲れには勝てません。

親父さん達はエール飲んで、今はジャーキーと木の実を摘まみに蒸留酒れす。

美味そうやん。

俺にも飲ませろっ!!

ま、5歳児には早過ぎますか、さいですか。

んな事を思いながら…意識が落ちました。

シャッドダウン…To be continuedて…な…っ。

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