ある日突然に0002
さて…
今の俺には会社へ出勤する事など出来ない。
食事やトイレも不要。
っか…
現時点で幽霊な俺に何が出来るのかだが…
現在の俺は、物に触る事が出来ない。
だから、物を持ったり出来ない訳で…
服など着替える事は出来ない。
そうである筈なのだがな。
そうなるとだ。
俺は裸と言う事にもなる筈なのだが…
何故か寝間着を身に纏っている。
つまりはだ。
衣服を纏えると言う事だな。
それにだ。
考えたら、此処はコーポの4階。
つまり、物に触れられないならば地上へと真っ逆様の筈。
だが実際には、そうなっていない。
理由は分からないが…
取り敢えずは歩いて移動できるんだから、良しとするかね。
そう思いながら室内を移動する。
良く使用するリュックサックを持ってみる。
リュック自体は持て無かったが…
リュックサックが分離した?
いや…
これって…
リュックの霊体?
物にも霊は宿るのでしょうか?
んっ?
っうことは…
このリュックサックは、今、死んだと言う事でしょうか?
まぁ良い。
いや…
良いのかなぁ~
いや、良いのです。
持ち主の私が断じたのですからね。
そして俺は下着と衣服を纏める。
そして寝間着を着替え、寝間着もリュックへ。
何故かリュックへはコンパクトに収納できたな。
思ったより多くの衣類が収納できたぜっ。
腹は減らないが…
食えるか試すかね。
取り敢えず、冷蔵庫の食材を調べる。
いや…
調べたいんですがね。
冷蔵庫のドアが開かない。
いやね。
冷蔵庫の霊体のドアならば開けたのだが…
実際に視認できるのは実体の方な訳で…
はい。
冷蔵庫の中身を確認出来ませんでした。
困ったものです。
さて…
どうしたものやら。
んっ?
触れない…
触れないんだよな。
だとしたら…
俺は気付いちゃいましたよ。
俺、偉い。
俺、天才。
流石は俺様ってな。
早速、冷蔵庫に頭を突っ込む。
おおっ!
矢張りなっ!
俺の頭は冷蔵庫のドアを通り抜け冷蔵室へと。
食材少々っう所か。
最近は忙しく、買い物にも行けて無かったからなぁ。
こりゃ調理は無理か。
次はお湯でも…
シンクへと移動。
鍋の霊魂らしき物は持てた。
実体は残っているのに手には同じ鍋。
………今更か。
それへ水を…
……… ……… ………
蛇口は捻れ無いってか。
コレは無理なのね。
マジかっ!
う~む。
水を汲む事は出来ないか。
んっ?
つう事は…
はい。
ガスコンロと電子レンジを使用する事も出来ませんでした。
orz
まぁ…
腹は減ってはいない。
幽霊だからかな?
死んでるんだから当然か…
でもなぁ~
食事は生きる為だけに有らずってな。
人生の楽しみでもある訳よ。
そうなるとだ。
食べれない事は苦痛かもな。
いや…
人生って…
死んでますけど…なにか?
衣食住の内、衣だけは確保可能と判明した訳だが…
住は現在確保できているとはいえ、死んだんだから長居は無理だろうな。
借家だしな。
食は無理っぽいが…
考えてみるかね。
先程から、何度も携帯電話が鳴り響いているな。
会社からだろう。
出勤しない俺への電話だろうて。
いやな。
幾ら電話しても出れないから、それ。
んっ?
待てよ。
本当に出れないのか?
思わず携帯電話を持ってみる。
おおっ!
携帯電話の霊魂が持てたっ!
実体は持てないが霊魂は持てるってか。
以外と便利か、霊体っ!
折り畳み携帯を、ソッと開いて、みた。
ガラケーですが、なにか?
着信音は途絶えている。
登録アドレスより実家を選択。
ダイヤルするが…
残念。
流石に掛からない。
ネットは?
んっ?
ネットは繋がるのか…
マジで?
携帯小説サイトへ。
おふ。
読めますがな。
でぇっ。
読み掛けで読めなかった携帯小説をば…
長い間読めなかったから、大量更新の嵐れす。
読み甲斐があるわぁ~
……… ……… ………
ハッ!!
思わず読みふけってしまった。
俺が悪いんじゃない!
面白い携帯小説が悪いんだっ!
はい、言い訳ですね。
分かってだよっ!
くそっ。
って…
誰に言い訳してんだ、俺?
しかし…
こりゃ、ノートパソコンも持てるか確認だな。
よっしぁ~だわさ。
ノートパソコンの霊体にて作業。
ダウンロード出来る物はダウンロードだな。
小型外付けハードディスクへもストック。
むぅ。
もう一つ程、外付けハードディスクを購入しておくべきだったか…
何気に無しに、外付けハードディスクから再び霊体をば。
へっ?
もう1台取れました。
あんるぅえ?
霊体って個体に1つじゃ無いの。
いやいやいや。
そもそも、これって霊体なのか?
まぁ良い。
兎に角、情報は力だ。
落とせるだけ情報を落としますかね。




