ある日突然に0012
そして先程も告げたが、今日は俺の誕生日である。
この世界では18で成人となる訳だが、5歳から成人に至る迄の毎年、自分の誕生日に行う義務が存在する。
体内保有マナの計測であ~る。
このマナ君。
なんと、魔法を発動する源なんだとさ。
それで、何で5歳からかと言うとだ。
マナを計測する検知石っうのがあるんだが…
コイツが生物から体内マナを吸い出す性質があってな。
それにて吸い出した場所からマナが浸透した場所まで色が変わるんだとさ。
その性質を利用してマナ量を量るって訳なんだが…
マナが吸い出されると、マナを放出する感覚を身体が覚えてしまうらしい。
つまり、魔術を扱える様にな。
だけど幼い身体にてマナの放出は危うい。
最低でも5歳には成ってないとダメってさ。
だから5歳の誕生日から検査を行うって訳。
このマナの放出なんだが…
知識と感覚を一応理解している。
コレはミランダとの霊体接触や他の霊体達を成仏させる時に接触した時に得た物だ。
だが…
霊体として、知識として理解していてもだ、肉体が理解していないと行使不可能なんだよなぁ~
んっ?
試したのかって?
試しましたが…
何か?
ってさぁ、仕方ないじゃん。
当時は赤子に成ったばっかりでな、危険行為って知らんかったんだもんよぉっ。
3歳の時に「ぼきゅもっ、みゃほ、ちゅかいちゃい」ってお袋へ告げた訳よ。
したらお袋さんが5歳からって説明をな。
3歳の俺へ丁寧に教えて下さりましたとさ。
いやな、お袋さん。
普通の3歳児だったら理解でけんから…
しかし…
ミランダや成仏した霊体達は5歳からの計測だとしか認識して無かった様だ。
お袋さんは神聖術を扱う関係、そこら辺迄を理解していた様だな。
一般人との違いって感じか?
そんな訳でだ。
俺は現在、この魔法と言う不思議な現象があるファンタジーな世界であるにも関わらず、未だに魔術も使用でき無い始末。
マナが扱えれば最低限、生活魔術と言われる術は扱える様になるらしい。
更にだ。
地水火風の四大元素や光闇の源祖、それらを組み合わしたりする派生…
それらを用いて、攻撃、防御、補助、回復などの魔術を行使する魔術師の御技を扱える様に…
更にマナの扱いに長ければ、物質を司る妖精や精霊に聖霊を視認したり意思疎通が可能に。
そして彼らに助成願い行使する精霊魔術師の御技もな。
コレだけでも、ワクワクが止まらないってばよぉっ!
マナ、すげぇっ!!
んでな。
親父さんが使っている暗黒術なんだが…
幻界や魔界の者達に助成を願い、かの者達の力を引き出し行使する御技なんだとか。
コレは、幻界、魔界の者達とコンタクト可能な資質が有り、更に、かの世界の者に認められないと使用できないんだとか。
歴史的にも使い手は稀らしい。
親父さん…
結構凄いんやな、アンタ。
知った時には驚きの余り固まったぜ、俺はよぉっ。
何せ、俺とウィンティアの前ではデレンデレンのヤニ下がった顔をする親父さん。
っとでもねぇーが、そんな風にはなぁ~
んでんで、お袋さんの方なんだがな。
親父さんとは逆方向の神聖術。
仙界と神界の者達へ助成を請い、その者達の力を引き出し行使する御技なんだとよ。
此方もコンタクト可能な資質が有り、かの世界の者に認められないと使えないんだとさ。
此方も歴史的に使い手は極小らしいな。
っか…
なんてぇ両親の元に産まれてんだよ、俺。
いやさぁ。
産まれた赤子に憑依させやれる様に宿ったんだが…
困ったもんです。
そうそう。
魔法と呼ばれる技は、魔術、精霊術、暗黒術、神聖術の4つ以外に、もう1つあるんだ。
召喚術と呼ばれる技でな。
現界、幻界、仙界、魔界、神界の5界より生き物を召喚する技なんだとさ。
召喚陣が必要で、召喚には莫大なマナが必要なのだとか。
現界以外の世界より呼び出せるのは、底辺に近い弱い生き物らしい。
それでも下手に呼び出すと、それぞれの世界より罰せられる危険も。
だから召喚する時には、その世界より許可が必要なんだとさ。
現界は、この世界だから許可は不要なんだと。
ただな。
呼び寄せるだけだから、呼び寄せた生き物を制御できるかは術者の力量によるらしい。
この技も資質に左右されるらしいんだわ。
召喚自体が行えない者が大半。
行えても現界の兎程度ってな。
狼や熊、鹿や猪などを召喚できたら優秀だと言えるらしい。
竜種などを召喚して使役できるとでもなれば天才と崇められるそうだ。
過去に仙界や幻界から兎を召喚した者も。
その功績を認められ、宮廷魔術師の召喚魔術師長へと抜擢されたんだとさ。
いや…兎…で?
ま、まぁ…
兎に角だ。
マナが扱えれば、ファンタジーの定番である魔術が扱える様になるのさ。
資質が必要な様だけど…
大丈夫ですよね?




